飛騨季節料理 肴 – 高山/鍋料理・郷土料理

岐阜県

自称変態料理人が作り出す四季折々の飛騨の旨味

飛騨高山で四季折々に飛騨の旨味を楽しむならこちらのお店になるだろう。場所はJR高山駅から車で10分程。ホテルアソシア高山リゾートの目と鼻の先にある。春は山菜、夏は川魚、秋はキノコ、そして冬はジビエと季節毎に飛騨の旨味を楽しめる。

店内はカウンター8席、テーブル席、はなれの囲炉裏貸切席と様々。季節の食材を使用したコース料理は訪問予定日の2日前までに要予約となる。

筆者は9月下旬に訪問しているが、例年もっと多くのキノコが手に入るそうなのだが今年は温暖化なのか異常気象なのか山に入ってもまるでキノコが見つからないとの事。そのためコース料理も例年この時期はキノコずくしのコースを提供しているとの事だが今年は若干、天然鮎を含めたコースに変更しているとの事。

人によっては季節により使用する食材やコースにより好みが分かれてしまうところもあるかもしれない。この点、同じ岐阜の瑞浪にあるジビエの名店「柳家」等と同様に意見が割れてしまうのかもしれない。

料理内容(参考)

ある日のキノコ・川魚おまかせコース

きのこ9種盛り合わせ

↑店主自ら山に入って集めた天然キノコ。
見つからないと言いつつも9種集めて提供
しているのだから驚き。この日はまいたけ、
せんぼんしめじ、からすたけ、おおむらさき
あんずたけ、はなびらたけ、さくらしめじ、
後は厳密な名前がないキノコとの事。
キノコが多くて正直覚えきれない。
店主のこだわりは天然キノコの特徴を活か
した下ごしらえ、味付けが特徴。
記憶に残る味わいはこの日はカラスタケ。
特徴ある炭の香りに相性の良い店オリジナル
山田錦ブレンド酒が日本酒の味わいを
フラットにさせる美味しさ。

キノコサンプル

↑提供したキノコ盛り合わせ。
これぞ映えキノコ。

ほうき茸

↑一皿忘れていたとの事であとから追加で
頂いたほうき茸。

焼きキノコ盛り合わせ

↑前菜提供キノコの焼きバージョン。
どこまでもキノコで攻める変態系。
勿論、美味い。

子持ち鮎の塩焼き

↑ここで川魚登場。身のふっくらした鮎は
まさに酒の肴。

天然キノコの天ぷら

↑地味に美味い。
海塩と山の幸の調和だろうか。

キノコサラダ

↑玉葱とキノコをマリネしたサラダ。
最後までキノコ攻めか。

アカヤマドリのシチュー

↑味の強いアカヤマドリ。
濃厚シチューには相性良い。

鮎のコンフィ

↑鮎以上に鮎の旨味を引き出した想定外な
一品。オリーブオイル、ニンニク、唐辛子、
香草…といったフレンチ、イタリアンで使う
味付け方法ではなく氷締めにした鮎に塩、
昆布、純米酒で作り上げた旨味コンフィ。
鮎の味を最大限に引き出した一品は感激。

鱒茸

↑なかなか市場に出回らない…らしい鱒茸。
癖のある茸をニンニクで炒めた一品。

鮎の珍味3点セット

↑鮎の生カラスミと1ヶ月物、2年物の鮎の
内臓ソース。酒飲みには最高の肴でしかない。
人により好みが完全に分かれそうな一品だが
この生カラスミの味わいは他では経験した事
がない味わい。まさに珍味の中の珍味。

キノコ鍋 キノコ御飯

↑この日のコース料理だけで数年分のキノコ
を食べた気にさせられるキノコたっぷりの
キノコ鍋とキノコ御飯にキノコの吸物。

ヨーグルト ジュンベリージャム

↑デザートはプレーンヨーグルトに程よい
酸味の効いたジュンベリージャムで口内を
サッパリとリセット。

お店の場所・予約方法

JR高山線 高山駅西口からタクシーで10分程度

予約方法:電話予約又はネット予約

電話:0577-36-1288

駐車場:有

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度

注文した料理 キノコ・川魚おまかせコース、酒類:3杯程度

会計:¥31,900(2023.09現在)

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