郷土料理 嗣味(ツグミ) – 渡辺通・薬院/郷土料理

福岡県

四季折々の旬の食材を活かした
郷土料理

薬院、渡辺通駅から共に徒歩10分弱程の場所にあるたつ庄の目と鼻の先にある郷土料理店。店内カウンター8席のみ。

料理は2024年11月現在はコース料理のみ。四半期毎にテーマ食材が設定されておりコース料理に組み込まれる。

今回クエの時期に訪問させてもらったが、扱っているクエ脂の旨味が想定以上。このズシっと胃にくる感覚は山形米沢の鳥勝牛肉店で頂く米沢牛の肉脂を思い出させる。

訪問時期に食べたいと思えるテーマ食材でコース料理が頂けるのであれば再訪したいと思えた一軒になる。

料理内容(参考)

 ある日のおまかせコース

クエ

↑訪問月のテーマ食材であるクエ。これは
写真で見る以上に現物は非常に大きくて立派な
クエ。食材を余すことなく使い切るコース料理
というスタイルと非常に多く脂ののったクエ
との事から後半胃腸がついていくのか若干心配
になるハラハラドキドキのコース料理。

栗蒸し

↑下に蒸した甘鯛、熊本利平栗を蒸して
解した物と銀杏、松の実、山椒と餡掛け。
栗の自然な甘さと餡の融合。美味い。

お造り クエ ヤリイカ

↑お腹の身 エンガワ皮目炙り。塩と山椒。
玄界灘ヤリイカは青唐辛子醤油で。
咀嚼でしっかりとクエの脂の旨味を感じる。
ねっとり感が少なくしっかりと甘さが伝わる
ヤリイカも印象に残る美味しさ。

クエの片身焼き

↑上からキリ胡麻、三つ葉をかけた骨付き、
味付きクエ。旨味脂、脂、脂のループ。

福岡秋王柿の胡麻和え 胡瓜 キクラゲ

↑糖度高めな秋王柿で口内一旦リセット。

鯖寿司

↑これまた脂多めな鯖だが美味。

クエ おかき揚げ

↑玄界灘魚醤を作って味付け胡麻油で炒め
ネギをのせた一皿。出汁が美味。

福岡トヨミツ姫黒無花果伝楽

↑クエの鱗煎餅、胃袋、身、皮、エラを混ぜた
煮凝り。黒無花果の甘味酸味が胃にくる脂に
救いの手を差し伸べるような役割。

クエ盛り

↑ここからさらにクエの部位を余すことなく
しゃぶしゃぶで頂く胃腸がついてくるのか若干
不安になる後半戦。

クエの身

クエの頭

↑非常にゼラチン質な頭。これは鼈のエンペラ
を頂いているような感覚。

BAMBOO GIN

↑青烏龍茶を飲んでも飲んでもクエ脂のパワー
が強くこの時点で胃が全く追いついていない
ような感覚になりバシッとクエ脂を中和する
ような飲み物がないか探していたところこちら
の一杯を紹介されオーダ。これは大正解。
竹林の香りを凝縮させたこちらのジンは正に
森林浴という一言が合うお酒。今回のような
脂ののったクエ、コテコテ鰻、熊肉等に
合わせたら相性良い一杯。これは比良山荘
熊鍋等と共に味わってみたい一杯。

クエの口

クエの出汁で炊いた大根

↑ホクホク出汁大根、美味!

春菊

↑クエ脂の中和剤。お口さっぱりさせる春菊。

御食事

↑新米ご飯のお供は牛肉しぐれ煮、山葵、
明太子、とろろの山葵漬け。
最後はクエの雑炊で〆。このコース料理、
インパクト強すぎてしばらくクエを食べなく
ても記憶だけで美味しく味わえそう。

八女星野村 玉露

↑玉露でお口さっぱり。

栗大福 喜界島天豆

↑粉の味わいが結構印象に残るお菓子。

お店の場所・予約方法

福岡市地下鉄七隈線 渡辺通駅1出入口から徒歩6分程度
西鉄天神大牟田線・福岡市地下鉄七隈線 薬院駅中央出入口から徒歩7分程度
博多駅からタクシーで10分程度

予約方法:電話予約又はネット予約

TEL:092-401-1819

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、青烏龍茶:2杯、BAMBOO GIN:1杯
会計:24,750円(2024.11現在)

error: Content is protected !!