定期的に訪問したい福岡暖簾分けの名すし店
お店は出張時にちゃちゃっと寄りたくなる焼鳥店「やきとり弥七」と同じ通りにあり京味出身の店主が営む「嗣味」の向いにある。
店内はカウンター9席のみ。(テーブル席は使用している形跡なし。)
2023年6月現在ランチタイム、ディナータイム共におまかせコースのみとなる。おまかせコースはつまみと握りが交互に提供されるスタイル。
ドリンクメニューはソフトドリンクであれば300円から、日本酒グラスは1500円台、シャンパン、ワインボトルは1万5千円〜2万円台の銘柄が揃えられている。
基本、どのネタも酢締めにしない、シャリに砂糖を添加しない(この拘りは銀座きよ田で修行された薬院にある「安春計」の大将と同じ)のが大将の拘りだっただろうか。
福岡訪問時に時々昼夜共に顔出ししていたのだが、しばらくご無沙汰となり訪問していなかったのだが、たまたま空席があったため久々に再訪させてもらった。変わらず美味しいくまた定期的に顔出ししたくなるお店である。
料理内容(参考)
ある日のおまかせランチコース
胡瓜の酢漬け
↑初夏の季節に欲したくなる程よい塩味
味わいのまさに食のお供。
虎魚
↑はじめから旨味を感じる一貫。
春子鯛
↑ゼラチン質豊かな口溶けの素晴らしい一貫。
これだけゼラチン質が豊富だと刺身には
不向きとの事だが、握りで頂くと感激。
大将お気に入りにのネタのようなので仕入れ
あればこれは年中提供との事。
対馬 鯵
↑鴨頭ネギと生姜を擦った薬味が脂たっぷり
の鯵の旨味を引き立てる美味しさ。
和歌山串本 大トロ
↑口中に広がる大トロの旨味。
王道ネタはやっぱり外さない。
梅干しの茶碗蒸し
↑梅干しの塩味旨味はお口直しポジション。
鯛、烏賊、鮑、百合根入りの贅沢茶碗蒸し。
小肌
↑身が厚く脂ののった一貫。
赤身漬け
↑シャリを覆うように握る一貫。
噛んだ時に口全体に美味しさが広がる。
ヤリイカ
↑大葉と梅肉が旨味増幅させるのだろうか。
塩味加減も程よく美味しい一貫。
大分雲丹海苔巻き
↑とろ〜りクリーミーな大分雲丹。
千葉九十九里浜 蛤
↑大粒蛤とシャリ、蛤の旨味圧勝の一貫。
車海老
↑茹でた海老を出汁につけて寝かせてある
ので味が染み込んでいて美味しい。
帆立・カラスミ海苔巻き
↑このペアは誰が食べても普通に美味しい
ハズ。
味噌汁
↑ワカメと大分佐賀関クロメ海藻の味噌汁。
オクラのような粘り気のある独特なクロメ
海藻は初めて食す味わい。
穴子
↑たつ庄名物の旨味の一貫。
ディナータイムは焼きと煮の食べ比べが
あったような…。
巻物
↑こちらもたつ庄名物、たつまき。
巻物の具に雲丹が入っているのは珍しい。
他にも穴子やらその日のネタやら様々。
ヨーグルトのシャーベット
↑ほぼフローズンヨーグルト。
さっぱりとしていて美味しい。
お店の場所・予約方法
福岡市地下鉄七隈線 渡辺通駅1出入口から徒歩6分程度
西鉄天神大牟田線・福岡市地下鉄七隈線 薬院駅中央出入口から徒歩7分程度
博多駅からタクシーで10分程度
予約方法:電話予約
TEL:092-522-3390
予算(参考)
滞在時間:およそ1時間半程度(ランチタイム訪問)
注文した料理 おまかせランチコース、烏龍茶:1杯
会計:11,300円 (2023.06現在)