新潟を愛する大将の食材への
拘りが印象に残る一軒
新潟駅からタクシーで10分程の古町にある鮨店。
店内はカウンター8席のみ。2025年3月現在は17:30と20:30からの2部制になる。
雲丹以外は新潟産食材のみ(だったはず)と徹底した拘りぶり。つまみと握りが交互に提供されるスタイルのおまかせコースのみとなる。
ノドグロや烏賊のペーストを含ませたトロの漬等、口に入れて食材の美味しさを感じながらも噛んでいるうちに味の変化を楽しめる何とも不思議な美味しいと感じさせられる一貫は印象に残る。
〆に頂く海老のすり身を入れた玉も繊細に口の中で溶けていく最後まで幸福感をキープする味わい。新潟訪問時には積極的に利用したい一軒である。
料理内容(参考)
ある日のおまかせコース
新潟五泉市 里芋の唐揚げ
↑帛乙女の里芋。セールスポイント通り
ねっとりと甘い表面薄く覆うようなサクッと
した食感が印象に残る始まりの一品。
メジマグロ
↑ドカンと本日のお魚紹介。写真で見る以上に
実物は美しい輝きのメジマグロ。
佐渡 クエ
↑1本釣りの10日以上寝かせの一貫。
メジマグロ
↑9Kg、1週間寝かせ。
佐渡真ふぐの白子白焼き
↑上からかけたふぐの卵巣粉末が旨味をグッと
引き出す秒で口に掻き込みたくなる味わい。
南蛮海老
↑海老の甘味が口内グルグル、美味。
佐渡 ノドグロ
↑あるある脂たっぷりのノドグロというだけで
はなく南蛮海老を食べて育ったノドグロという
だけあって咀嚼した時のノドグロ特有の脂の
旨味の後に甲殻類の旨味が遠くから追っかけて
くる摩訶不思議な記憶に残る美味い一貫。
青さと梅の茶碗蒸し
↑茶碗蒸しの具材を抜いて引き算料理として
出来上がったような一皿。玉子がなければ
青さと出汁と梅でお茶漬けの味わい。
梅の量の調整が難しそうだなと感じる一皿。
佐渡 鯖
↑マイナス60℃で酢締めにしていない鯖。
酢締めにしていないからこその鯖の美味しさ
が引き出されていて印象に残る一貫。
佐渡 加茂湖 牡蠣
↑気水湖故に牡蠣が育つとされる珍しい牡蠣。
小ぶりではあるが美味い。
佐渡 あん肝
↑あん肝も勿論美味いが、上にのせた胡瓜の
奈良漬が地味に印象に残るご飯の上にのせて
食べたくなるご飯がすすむくんな旨味。
新潟 真イカ
↑程よい食感で甘い真イカ。
北方四島 馬糞雲丹
↑前回同様、雲丹は新潟ではム〜リ〜との事で
北方の雲丹。香り高い三河一色海苔が相性良。
ハタハタ
山北 桜鱒
↑ふんわりと舌で溶ける食感の桜鱒。
佐渡 鮪 漬け
↑醤油に真イカをペースト状にしたものを
混ぜて漬けた160Kgの鮪。口にした時の
胃にキリッとこないマイルドな醤油の甘さは
真イカでないと出せない手間手間な味わい。
南魚沼産 八色しいたけの塩焼き
↑お口一旦リセット的な椎茸。
大根の漬物
↑こっちは箸休め大根。
山北 蟹の手巻き
↑海苔の味が濃い目な有明海苔で蟹を受け
止める旨味手巻き。
あら汁
↑思わず旨っ!と声出したくなる味。
太巻き
↑訪問日は胡瓜、沢庵、玉子、穴子と新潟
らしく⁉︎胡桃を入れた太巻き。
村上茶
玉子
↑南蛮海老のすり身を入れた食感スフレ状の
口溶け玉子で〆。
お店の場所・予約方法
JR新潟駅からタクシーで10分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:025-224-9581
駐車場:無
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、日本酒半合×2種
会計:23,600円 (2025.03現在)