くるますし – 松山・勝山町/すし

愛媛県

四国・瀬戸内の魚を中心とした
愛媛ならではの美味い鮨

松山市内で有名な鮨店といえば「鮨の間」と今回掲載するこちらのお店になるだろう。

店内はカウンター8席のみ、リニューアルオープン以来の再訪となる。

リニューアル前に訪問した際に頂いたコースでは提供されるつまみや魚の産地を聞いていると神戸三宮にあるすしうえだと比較的被っているという印象を受けたが、久々の再訪にグッと変化している事に驚かされた。コースはほぼ四国・瀬戸内の魚を中心とした物を使用しておりそこに店主高平氏の技を注ぎ込んで完成した一皿がどれも印象に残る。

名物お父様も以前訪問した時以上にお元気そうで何より。

愛媛の美味しい魚に出会いたいと思った際には是非とも訪問したいと思えるお店になるだろう。

料理内容(参考)

ある日のおまかせコース

伊勢海老

↑解禁になったばかりの伊勢海老。ゆっくりと
温度上げて炭火でしっかりと仕上げた伊勢海老
と上には伊勢海老の味噌。
伊勢海老からは時間をかけてストイックに
味を引き出した事が分かるフワッと旨味が
口の中で香る伊勢海老。濃厚な伊勢海老の味噌
がまた旨味を引き立てていて素晴らしい。

伊勢海老の出汁

↑調味料加えずに伊勢海老からとった出汁。
柚子皮が少量入って後味さっぱりとした
繊細で優しい味わいがたまらない。

愛南町 ヤイトハタ

↑数日泳がせてストレスを抜いて神経締めした
脂を軽く炭火で溶かすようにして焼いたハタ。
皮目の旨味と香りとハタの脂が交差する旨味。
高知天日塩で箸の進む一皿。

岡山児島 天然青鰻

↑軽く蒸気にあてゼラチン化させて一気に
焼き上げた一品。前日に訪問したイタリアンの
「Scino」で頂いた鰻の皮目ともまた異なる
フワサクな皮目が表面焦がしたカラメル感を
繊細なカリカリ感に仕上げたような食感が
印象に残る一皿。

二神島 鮑と肝ソース

↑鮑の体液だけで6時間程煮詰めた鮑。
肝ソースはよくある濃厚な肝ソースという
よりもまろやかさが引き立っていると感じた
非常に品の良い美味なソース。

シャリ肝ソース和え

↑和食界のリゾット。
イタリア人シェフに是非とも味わって
もらいたい和リゾットの世界感。

高知室戸岬沖合 金目鯛

↑身を藁で燻して皮目を炭火で仕上げた一品。
皮目と脂の美味さに身のスモーキーな香りに
玉葱をポン酢に漬けた薬味と辛子でさっぱり
と頂ける「香り」が印象に残る一皿。

高知四万十 もくず蟹の茶碗蒸し

↑調味料加えずに蟹の旨味で引き出した餡。
濃厚だが優しい塩味感。

八幡浜 白甘鯛

↑噛まずに口の中で溶けそうな柔らかい
口溶けに驚き。

瀬戸内 鰆

↑炭火で炙って軽く漬けにした鰆。これまた
皮目のカリカリとスモーキな香りで美味。

宇和海 剣先烏賊

↑非常に濃厚で甘い烏賊。

宮城塩釜 中トロ

↑魚マニアではない筆者には分からない
秋刀魚の身の甘さがある(らしい)中トロ。

大トロ

蟹と蟹味噌巻き

↑やっぱり味噌が美味い。

有明海 シンコ

↑高松の鮨舳で味わった時と同様、9月と
10月の訪問で旨味のレベルが飛躍的に上がる
事を感じられるのだろうなと思えた一貫。
10月に訪問してみたいのだが機会なく残念。

四国徳島 赤ムツ(ノドグロ)

↑わざとらしい脂ののり方ではないすっきり
とした脂ののり方。軽く火入れされていて
皮目がやっぱり美味しい。切れ目にはアサツキ
と生姜をすり潰した薬味を少量。

愛南町 オニアジ(釣りアジ)

内子小田川鮎の蒸し鮨

↑器が火傷する程に熱い。身以外の内蔵を
混ぜてソースにした鮎。鮨店でなかなかお目に
かからないフワフワの蒸した鮎は美味。

二神島 赤雲丹

↑余計な水分を抜いて味を濃縮させた雲丹。
磯臭さが抜け芳醇な香りの雲丹。めちゃ濃厚
かつ甘く余韻が長く残る美味な雲丹。

穴子

↑笹の葉蒸し焼き穴子。
甘フワ祝福の一時。

お椀

↑高ウマ鮨店お決まりではあるが魚介の繊細
で美味なお椀。

玉子

↑芝海老と大和芋を練り込んで玉子と5:5
の比率で作り出したカステラ状の玉。こちらも
あるあるだが、遠くで海老の香るめちゃ繊細
で美味な玉。

お店の場所・予約方法

伊予鉄市内線 勝山町電停から徒歩数分

予約方法:ネット予約

ネット予約:OMAKASE

駐車場:無(近隣にコインパーキング有)

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、お茶
会計:28,500円 (2024.09現在)

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