数寄屋造りの落ち着いた空間で
頂く居心地の良い寿司店
小倉駅から徒歩8分、テナントビル2Fにあるカウンター席のみの寿司店。
扉を開けると店内は数寄屋造りの落ち着いた空間が広がり数人であればオープン前に待機する事ができる。(昨今では珍しく別室に喫煙ルームもある。)
料理はランチ、ディナータイム共におまかせコースのみ。
昨今あるあるな陽気にペラペラと喋る大将とは対照的に口数少なく黙々と仕事をこなす方のように見受けられるが、共通の話題があると知れば逆にトークが弾むのでこの辺りは食べて側の好き嫌いが分かれるかもしれない。(大将も非常に食べ歩きが好きな方なので美味しいお店を知りたければ色々と聞いてみると新たな発見があるかもしれない。)
小倉を代表する天寿しのように秒で予約が埋まるような予約困難店でない事もあり小倉訪問時に覚えておきたい一軒となる事だろう。
料理内容(参考)
ある日のおまかせコース
湯葉豆腐 若松岩屋紫雲丹
↑臭みない紫雲丹と湯葉豆腐、餡の優しい
味わいが印象に残るはじまりの一皿。
クエ 塩昆布
↑クエの持つ甘味と塩昆布のバランスが
とれていて昆布締めとも異なるクエの旨味が
印象に残る一皿。
渡蟹 真子
↑真子をグチャグチャに混ぜて頂く酒の肴。
春オクラと釜揚げシラスの茶碗蒸し
↑色合いはまさに春!ベースの茶碗蒸しを
粘り気が全く気にならないさっぱりとした
口当たりのオクラと旨味が詰まった釜揚げ
シラスのバランスがとれていて美味。
平貝のひも
↑赤貝といい平貝といい「ひも」は濃厚な
旨味の詰まった酒の肴。
ゲソ焼き
↑香り素晴らしきツマミ。
胡瓜 塩
↑箸休めの胡瓜。
白甘鯛
↑気がついたら超高級魚になっていた白甘鯛。
軽く表面炙ってあって美味。
ノドグロ
↑ノドグロの脂を中和するような存在感の
大根と柑橘のダイダイが胃の中でサッと受け
とめる一貫。
サヨリ
↑こちらも生姜とダイダイで口当たりさっぱり
と頂ける一貫。ノドグロ同様、もはやこの日
のダイダイの存在感が半端ないと感じた一貫。
真鯛
ヤリイカ
↑寿司つばさ看板の一貫…だったはず。
微量の雲丹と葉山椒で美味しさ増す一貫。
千葉勝浦 トロ
↑筆者含めてカウンター席の大半が勘違いした
シンガポールのチャンギならぬチャンキ漁の
トロ。味わいは大トロのような口溶け味わい
に非常に驚かされた一貫。
キス
↑口内に残ったトロの脂を落とすような
さっぱりふんわりとした甘味の一貫。
海老
海老の頭
↑高級海老煎餅の味わいともまた異なる
甲殻類特有の旨味。
太刀魚
↑身厚でこちらもネギとダイダイによる口内
で旨味が増幅する一貫。
桜鱒
↑季節物の桜鱒はふんわりと口溶けする
祝福の一時。
お椀
↑青さのりの入った出汁美味なお椀。
平貝
↑大ぶりな独特のフワコリ歯応えな平貝。
煮穴子
↑筆者決して甘煮の穴子が嫌いなわけでは
ないのだが、こちらの甘煮は過去に経験した
事がないくらい甘く口にして少々ビックリ。
玉子
↑山芋とその日の魚(この日は甘鯛)の
すり身で仕上げた玉子。優しい味わい
に思わずホッとする一時。
西瓜ジュース
↑西瓜ストレートな一杯で口内さっぱりと〆。
お店の場所・予約方法
北九州モノレール 平和通駅最寄り出入口から徒歩2分程度
JR各線 小倉駅南口から徒歩8分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:093-953-8282
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、お茶
会計:24,200円 (2024.04現在) ※食材により価格変動あり