ふじいち – 黒崎/日本料理

福岡県

お茶事をアレンジした懐石料理

北九州、鹿児島線の黒崎駅から徒歩数分の場所に位置する筆者の好きなウォータークラブの近くにある茶懐石料理店。店主は辻留ご出身。

店内はカウンター5席のみ。筆者訪問時、たまたまランチタイムは筆者のみだったのだが、お店の造りから昼夜1日1組のみ!?予約にて受け付けているような雰囲気もある。昼間からバーでゆっくりと飲んでいるような感覚になるのは筆者だけだろうか。

料理の説明は明らかに右も左も分からないようなお客様でない限り、基本しない。(勿論、こちらから質問すれば答えてくれる。)

昼夜共に2,3種コース料理を用意しているようだが、定期的に訪問されている方であればあれ食べたいこれ食べたいといった希望に応じた物を用意する事も可能との事。(この日コース料理で頂いた八朔砂糖漬けも常連のお客様の要望で作った一品だったとの事。)

店主のお話では、ジャンル問わずプリンやバスクチーズケーキでもお客様から要望あれば普通に作るとの事なので茶懐石とまるで関係ないその一品を目当てに筆者は逆に再訪してみたいと思えた一軒になる。

料理内容(参考)

ある日の旬のおまかせコース

藍島 雲丹

↑ミョウバン臭くない濃厚な旨味の藍島雲丹。
海の恵みとしか表現しようがない美味しさ。

↑訪問日は連休中の事もあり当日締めたため
淡白な味わいとの事で店主のおっしゃる通り
この日の鯛は淡白。

山口角島甘鯛、椎茸、湯葉のお椀

↑しっかりと昆布出汁のお椀。
甘鯛のホクホクとした身が美味。

イサキ

↑活きが良すぎて捻れたとされるイサキ。
脂ののり方が対馬ノドグロのようで驚き。

合馬 筍

こごみと本ミル貝

↑白ミル貝のようにのびない本ミル貝。
非常に濃厚な旨味が印象的。

八朔砂糖漬け

↑柑橘の皮の苦味と砂糖の甘味、半ドライ状
のオレンジピールのような一品。これは手の
止まらないヤバい珍味系のつまみ。これだけ
でもはや酒の肴になる一品。美味しすぎて
ちゃっかりテイクアウトで頂いた一品。

御食事

↑香の物の行者にんにくとおそらく人生で
初めて味わった甘くない酸味のある本来の
沢庵が非常に印象に残る。

お菓子と薄茶

(撮り忘れ)

↑端午の節句に因んでシンプルな笹の葉で
巻いたちまき。素朴な味わいの餅菓子で〆。

お店の場所・予約方法

JR鹿児島線 黒崎駅南口から徒歩5分程度
筑豊電鉄 黒崎駅前駅から徒歩7分程度

予約方法:電話予約又はネット予約

TEL:090-6637-7615

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間程度(ランチタイム訪問)
注文した料理 旬のおまかせコース、麦焼酎:1杯
会計:12,000円 (2024.04現在)

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