創作料理と串物が交互に提供される美味しい北新地焼鳥店

店内はL字カウンター8席とテーブル席1席。焼鳥店との事だが、創作料理と串物が交互に提供されるイメージだろうか。

最初の一品はリコッタチーズのおでん。これは定番の一品なのだろう。一見豆腐に見えるのだが口に入れると間違いなくリコッタチーズ。これが出汁とよく合う。

せせりやかたにくは備長炭の程よいスモーキな香りが口に広がる旨味。

うずら卵の紹興酒漬け以降に提供してもらったペアリングワイン2杯目、シャルドネの『mogura』。これが本当に良く合う。最初の一口はシャルドネの味わいなのだが、その後はラベルに記されたモグラのように一直線につき進んでいく軽快感。久しぶりに面白いペアリングを楽しませてもらった感覚である。

後半、肝以降に提供してもらったペアリングワイン4杯目、ジゴンダス2019も〆に向かってこってり系の串物が多くスパイシーなワインとの相性が素晴らしい。

口直しのだいこんは何回お代わりしたのか忘れてしまう程ついつい箸が進んでしまうシンプルだけど美味しいつまみ。

直前で予約が取れるのであれば、また訪問してみたいお店である。

ある日のコースメニュー

リコッタチーズのおでん
せせり
口直しだいこん
かたにく
うずら卵の紹興酒漬け
鶏モモ肉の生ハム
手羽先
春菊のお浸し
パテ・ド・カンパーニュのサンドイッチ
原木椎茸の酒蒸し
砂ずり
名古屋コーチンのとりポン酢
肝
比内地鶏の出汁巻き
河内鴨の山椒あんかけ
つくね
焼きおにぎりと鶏スープ
京都炒り番茶と梅シャーベット