北海道で頂く江戸前鮨店
札幌エリアの中でも比較的住宅街に位置する円山公園駅近くにある江戸前鮨店。
店内はカウンター8席のみ。2023年5月現在は12:00からのランチタイムとディナータイム18:00と20:30からの2部制になる。おまかせコースは前半つまみ後半握りで提供され全部で20品前後。シャリの量は一般的な鮨店での握り程度になる。
ブレンドした赤酢米酢が筆者には良いバランスを奏でていたように思う。
以前は写真撮影不可だったのだが、現在は音の出ないカメラであれば可能。(という事なのだが、海外からの訪問客等はお構いなしにバシバシ音鳴らして撮影しているので今後はどうなるのやら。)
市場がお休みの日曜日は美味しい鮨店は営業していない事が多いが、こちらは日曜日でも営業しているので非常にありがたい。
比較的予約受付開始日から早々に埋まってしまうので、なかなか訪問しにくいお店ではあるのだが、東京の予約困難店のような全く予約が取れないお店ではないので鮨好きであれば一度は訪問しておきたいお店になる。
料理内容(参考)
ある日のおまかせコース
蟹と帆立の茶碗蒸し
↑もはや非の打ち所がない一品。
スプーンでどこを掬っても帆立たっぷり
蟹身たっぷり。何とも贅沢な茶碗蒸し。
函館 水蛸
↑これほどほのかな甘味と塩味のある水蛸
はなかなか出会えない。そして程よい歯応え。
マコガレイとこのこ
↑写真以上に実物の美しいこと。
味わいはカワハギとそのキモを頂いている
時のような感覚。カワハギと味わいは全く
別物だが、それでも美味しい。
キンキ
↑表面軽く炙ってあるのでピンポイントな
スモーキーさがたまらない。
絶妙な美味しさ。
ホワイトアスパラと太刀魚
↑太刀魚とホクホクした身と適度な歯応えの
ホワイトアスパラ。不思議とフレンチで提供
されるホワイトアスパラガスの味わい思い
起こさせる一品。
鮑 小樽馬糞雲丹
↑馬糞雲丹をグチャグチャにかき混ぜれば
それはそれは極上の旨味。
蓴菜と子持ちシャコ
↑福島いわきの鮨いとうで今年食べられな
かった子持ちシャコに運よくご対面。
なるほど、確かに子持ちシャコの方がカラスミ
とシャコを同時に食しているような味わいに
なるので美味しさが増す。
トキシラズ
↑桜鱒ほどの脂がないものの、これでも
十分に旨味を感じる一貫。
サヨリ
↑普通に美味しい。
赤身
↑黒七味のアクセントが素晴らしい。
この一手間で赤身がまるで別物のような
感動を引き出す。
中トロ
↑口溶け最高。
ホッキ貝
↑口の中で貝の旨味が広がる一貫。
貝が大きいので口内グルグル。
鰻
↑良い穴子がないとの事で穴子代わりの鰻。
適度な香ばしさと口溶け。このお店は美味い
鰻屋さんとして営業しても流行りそう。
鯵
↑旨味刻み長ネギは必須。
牡丹海老
↑程よい甘味と歯応えのある牡丹海老。
金目鯛
↑金目鯛としては比較的あっさり目の印象。
こちらも軽く炙っているが、微妙な違和感は
何なんだろう?
稚内 紫雲丹
↑紫雲丹特有の甘味がたまらん。
ネギトロ巻き
↑少量の白ネギで美味しさアップ。
玉子
↑プルンプルンなのだが他の鮨店でなかなか
お目にかからない食感とプルプル感。
ストレートに玉子が伝わる〆の一貫。
お店の場所・予約方法
札幌市営地下鉄東西線 円山公園4出入口から徒歩2分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:011-640-3768
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間程度
注文した料理 おまかせコース、お茶
会計:31,200円 (2023.05現在)