鮨 いとう – いわき/すし

福島県

メヒカリ握りの輝きに
惚れ惚れ!

筆者、仕事の都合で毎年いわき方面へ出張に来るのだが、その際出張先からさらに足を伸ばして定期的に訪問しているのがこちらの鮨店。

いつもおまかせでつまみが5〜6品、握りが20貫前後だっただろうか。なかなか頻繁に訪問する事は出来ないのだが、大将はSNS等も積極的に活用し上げたての魚貝を定期的にアップしていたりするので魚好き、鮨好きは訪問して見たくなるお店ではないだろうか。

毎回、こちらのメヒカリ握りの輝きに惚れ惚れしてしまうのは筆者だけだろうか。温かいシャリと冷えたメヒカリの相性良く記憶に残る一品である。

ゴールデンウィーク時期等は仕入れ市場の営業次第でお店を開けるか判断しているので長期連休時等は事前に要確認、予約してから訪問するのがベストである。

(2024年5月追記)
2024年4月よりコースは3種類(少なめおまかせコース、スタンダードおまかせコース、大将スペシャルコース)に変更。

料理内容(参考)

ある日のおまかせコース

厚岸 生牡蠣

↑牡蠣から出る自然な塩気の出汁が旨味い。
あっという間にペロリ、ゴクリ。

ヒラマサとつぶ貝

↑どちらも醤油不要、山葵と塩のみで
美味しく頂く一品。

生シャコ

↑おっ、甲殻類特有の甘みがジワジワ。
初めて食す味わい。

メヒカリの焼き物

↑この日は茨城との県境であがったメヒカリ。
いつも使っている相馬のメヒカリの方が
美味しいらしいのだが、筆者はこれもで十分
に美味しい。

相馬 ずわい蟹ごはん

↑酢の効いたシャリとずわい蟹。
それはそれは美味しい珍味。

ガリ

↑米酢の効いたガリ。
これだけでも酒の肴になりそうな一品。

中トロ

↑中トロ特有の美味しい口溶け。

柳カレイ

↑程よいコリコリとした歯応え。

オオモンハタ

↑これまた何とも言えない独特な口溶け。

スミイカ

↑肉厚でねっとりとした旨味スミイカ。

赤貝

↑ここ最近頂いた中では非常に香り豊か。

赤貝 ひも

↑赤貝の旨味はひもに詰まっているようだ。

マルアジ

↑刻んだ長ネギが入っているのでもはや普通
の鯵と比較が難しい。歯応えくらいだろうか。

千葉勝浦 赤身

↑本当に赤身なのかと疑いたくなるくらいに
ふんわりとした口溶け。これは美味い。

小肌

↑普通に美味しい一貫。

メヒカリ

↑冷たいメヒカリと温かいシャリの
アンバランス感を楽しむ一貫。
骨に適度なコリコリ感があるが、大将の話では
相馬のメヒカリだと骨までトロトロとの事。
長期連休時等は入手ができないようだ。

ヒラマサ

↑握りで頂いても美味い物は美味い。

シャコ

↑この日は子持ちシャコは入荷できなかった
ようで残念。長期連休時はやはり要注意。

クロムツ

↑何とも淡白な味わい。

青森陸奥湾 桜鱒

↑遠くで感じる桜の香り。
鱒も口溶け命。

アカザエビ

↑実物は写真で見るより美しい。

根室雲丹 手巻き

↑海苔が邪魔しない雲丹の旨味を引き立てる。

鮟鱇のあら汁

↑ゼラチン質な鮟鱇が何とも贅沢な味わい
で美味しい。

干瓢巻

↑糖分多めの干瓢がこれまた美味い。

焼穴子

↑美味しい鮨店あるあるフワトロ穴子。

玉子

↑カスタードプリンのようなプルンプルン
玉子。

ある日の大将スペシャルコース

厚岸 生牡蠣

↑干椎茸と鰹出汁に漬けて低温調理した一品。
相変わらずこの出汁が美味い。

石浜 生シャコ

↑生きたままのシャコを一旦冷凍して醤油と
出汁で漬けた生シャコ。以前は紹興酒漬け
で提供していたらしいのだが、お酒が苦手
な方向けに改良した一品…との事。

アカザエビ

↑身が甘いの一言。

平貝

↑何年かぶりの大判平貝。磯辺焼き中身を
旨味な平貝に置き換えたような一品。
シンプルな醤油焼きで平貝のフワフワとした
軽い弾力がたまらない。

相模湾 ヒラマサ クロムツ

↑共に甘味があるので添えらていた塩との
相性がいいと感じた一皿。

相馬 メヒカリ

↑昨年大将が熱く語っていた通り大きさから
違う骨まで口の中で溶ける身厚のフワッフワ
な相馬メヒカリ。これは素晴らしい一品!
紀州備長炭で香ばしく焼き上げた究極の
酒の肴。たぶん…この日のメインディッシュ。

ガリ

↑相変わらず酒の肴になる米酢ガリ。

雲丹 手巻き

↑この日は握りの始まりに登場。雲丹がスープ
のようにトロッと口の中で溶けて美味い。

アオリイカ

↑アオリイカ特有のねっとりとした甘さ。

愛媛今治 鯛

↑網でとって直ぐに神経締めした場合と
ストレスを抜いた状態で締めるのでは口に
入れた時の感じ方、味わいが全く異なる
との事。この日の一貫は舌触りがザラザラ
しないクリアな味わい。

鳥貝

相馬メヒカリ

↑この日は再度相馬のメヒカリを握りで。
やはり見た目綺麗で脂がのってる一貫。
綺麗で脂が美味い。

いわき メヒカリ

↑どちらか一方のメヒカリが入手できる事は
あっても大抵どちらかが提供できない…
というより筆者もここ数年毎年訪問していて
メヒカリを食べ比べできたのは今回が初めて。
こちらは当日あがったメヒカリとの事で相馬
と比較して小ぶりではあるものの相馬同様、
脂ののり具合は同レベルで美味い。

マルアジ

赤貝

赤貝 ひも

↑身よりコリコリ食感。濃いめの旨味。

赤身

大トロ

イサキ

↑想定外にクリアな味わい。

青森陸奥湾 桜鱒

↑口の中で溶ける溶ける旨味。

こはだ

アカザエビ

ウマヅラ

↑肝が大き目なのも影響しているのかも
しれないが、カワハギの肝よりもクリーミー
な印象が強い。

シャコ

お椀

↑甲殻類の出汁の旨味が効いた味噌汁。

いわき地物の穴子

玉子

↑昨年秋から会津地鶏の卵に変更したとの事
で焼き上げた時の色合いがオレンジ色で綺麗
な仕上がり。玉子らしさを残していて美味。

お店の場所・予約方法

JR常磐線・磐越東線 いわき駅から徒歩10分程度

予約方法:電話予約

TEL:0246-35-7066

駐車場:無

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、ほうじ茶
会計:24,500円 (2023.05現在)

滞在時間:およそ3時間程度
注文した料理 大将スペシャルコース、麦焼酎:1杯、日本酒:半合
会計:31,800円 (2024.05現在)

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