SÉZANNE(セザン) – 東京/フレンチ

東京都

アジアベストレストラン50 2023年第2位

東京駅八重洲南口から徒歩数分程の場所にあるフォーシーズンズホテル丸の内東京7Fにあるフレンチレストランになる。

店内入り口を入り目の前のバーを通り抜けた先にウェイティングスペース、さらに奥へ進んだ先にメインダイニングがある。

ウェイティングスペース

↑ホテル朝食会場等と同様、窓からは東京駅
周辺の景色を一望できる。タイ、バンコクの
Chef’s Tableのように高っか〜いカクテル
を勧められる事もないので色々な意味で安心。

店内はテーブル席と奥に1組最大6名用のシェフズテーブルがある。ワインペアリングはラグジュアリーホテルのレストランらしい5万円台〜とかなり強気な値付け。(それでもグローバルレベルで見ればまだまだ割安か。)

訪問時の案内では各テーブル毎に提供する料理が異なる(実際、各テーブル毎に全く違う料理が提供されている)ため、着席時は白紙メニューと食材生産者リストの配布のみ。(その日コース料理で提供されたメニューと生産者リストは食後に頂けるので実際はメニューがないわけでもないのだろうが。)

この日筆者のテーブルで出された料理はフランス料理をベースとした日本食材、日本料理を連想させるようなある種イノベーティブ・フュージョン料理の一面も感じられた。

シェフの日本食材への造詣が深いようなので、一度訪問しただけでは見えてない部分もまだまだありそうなので機会あれば再訪してみたい。

料理内容(参考)

ある日のMENU SÉZANNE

 ブラータチーズのシュークリーム

↑シュー生地にブラータチーズをのせた
シンプルなアミューズ。

LUSTAU ALMACENISTA

↑メニューに掲載されていないカクテルは
若干!?危険な空気を感じたので普段あまり
飲まないシェリー酒をチョイス。

富山県産白エビ セロリ
北海道産ボタンエビ

↑レモンジュースと茹でセロリでマリネした
白エビとほのかな甘味のボタンエビのムース。
酸味と甘味のハーモニーだろうか。

群馬県産とうもろこし 唐辛子

↑スイートコーンの甘味効いたとうもろこし
と中に隠れたスパイシーな唐辛子。あまり
経験した事のない組み合わせだが、これも
ありかもしれない。

クリスタルキャビア アボカドと酢橘

↑この組み合わせで冷製パスタの上にのせて
食べたい一皿。

 麦芽大麦サワードゥ ブルターニュバター

↑これまた酸味の効いたサワードゥ。

O GRAND R

↑ソムリエとのご相談で数品食して「酸」が
テーマと思われたのでリースリングで適当
に選んでもらったワインを一杯。
うん、これは筆者のような素人でも分かり
やすい、トマトの旨味を引き立てる絶妙な
酸味としかいいようがない。

エアルームトマトタルト
ガーデンバジルとブラータチーズ

↑カットする前が非常に美しい一品。
ブラータチーズとオリーブオイルのソース、
これにトマトとワインの酸味でトリプル三昧。
酸っぱい料理が苦手な方には地獄の一皿。
口内サッパリとする筆者はお気に入りの一皿。

網走産キンキ ブイヤベース

↑松笠焼きキンキのクリスピーな鱗と香り
はやはり美味い。ブイヤベースソースも
ペロペロ舐めたくなる旨味味わい。

大阪産水茄子 イベリコハム
エクストラバージンオリーブオイル

↑関西日本料理店で大半この時期提供される
泉州茄子だろうか???ハムの塩気とさっぱり
としたミントとオリーブオイルのソースで
頂く一皿。

北海道帆立 ガレット 雲丹

↑帆立、蕎麦粉ガレット、雲丹ソース、
グリーンピースとカットレタスのソースが
文句なしの味わいなだけに強烈な臭みの雲丹
で想像以上にガッカリ。雲丹ソースで止めて
おいてほしかったと思えた一品。

白糠鹿肉 ジロール茸

↑美しい鹿肉の焼き加減。
北海道白糠の鹿肉は口溶けが違うので
筆者も昔からのお気に入り。

CH.BEAU SEJOUR BECOT

↑鹿肉を一口食した後に再度ソムリエと
ご相談。カベルネかメルローでと注文して
適当に持ってきてもらったワインを一杯。

福岡産マイヤーレモン レモンタイム

↑酸味が大好きなレストランなんだな〜と
いう印象が残るプレデザート。レモンで口内
さっぱりとさせるリフレッシュメントな皿。

愛知県産イチジク ココナッツ
イチジクの葉

↑この日一番驚かされた一皿かもしれない。
桜餅の葉の香りと味わいとしか感じられない
イチジクの葉のパウダーの使い方や、まさに
餡子の味としか言いようのないイチジクの
ジャム。日本人なら分かるだろうと言わん
ばかりの表現は強烈に記憶にのこる一皿。
最後にお抹茶でも頂きたくなる気分だが流石
にそれは…ない。

ミニャルディーズ
(クレームブリュレとキャラメル蓋、
アーモンドとチェリーのタルト、
ほうじ茶と白味噌のブラウニー)

↑無理に「和」で表現しなくてもいいような
気もするが、2層になったブラウニーは共に
主張が極端すぎず最後を飾るミニャルディーズ
に相応しい一品。

お店の場所・予約方法

JR各線 東京駅八重洲南口から徒歩4分程度
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅1出入口から徒歩5分程度
東京メトロ銀座線 京橋駅5出入口から徒歩5分程度
JR各線 有楽町駅京橋口から徒歩7分程度

予約方法:電話予約又はネット予約 ※1名利用は平日昼夜のみ受付

TEL:03-5222-5810

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度

注文した料理:MENU SÉZANNE、食前酒:1杯、グラスワイン(白):1杯、グラスワイン(赤):1杯、サンペレグリノ:1本

会計:50,786円 サービス料15%、消費税込(2023.08現在)

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