松山の地産地消イタリアン
松山訪問時に再訪したいなと思っていた勝山町のくるますしの予約がとれたこともあって他のジャンルで他に美味しいお店がないか探していたところ同じ地産地消をテーマにしたイタリアンを発見したので試しに訪問。
大街道の商店街を抜けた先にあるカウンター6席、奥にテーブル席1組4人席の店内。
↑これでカウンター席がコの字形だったら、
東京恵比寿のマンサルヴァや麻布台ヒルズに
移転する前のフロリレージュと重なりそう。
シェフは現在閉店した八幡浜のアマルフィや東京代官山のWAJO、長谷川稔等をえて現在の場所に23年9月にお店をオープン。そして、どこかで見た顔と思えば東京広尾にある薫HIROOを訪問した際にワインをサーブされていたソムリエ。
2024年9月現在、コースはスタンダードとスペシャルコースの2種。なかなか訪問する機会もないのでこの日はスペシャルコースをチョイス。ペアリングはスタンダード、少量、スペシャルの3種類。グラスワイン、ノンアルコールメニューは東京高ウマ店とほぼ同じような値付けとなる。
地元愛媛の食材をメインに使った料理は東京長谷川稔系列のお店ともまた異なる体験が出来るのではないだろうか。
料理内容(参考)
ある日の〖SPECILE〗Scinoおまかせフルコース
パルミジャーノ・レッジャーノ
↑パルミジャーノを薄く延ばしてオーブンで
焼いて中にアイス状のパルミジャーノに柑橘
ジャムを混ぜた一品。濃厚なパルミジャーノに
遠くから柑橘の味わいを感じる始めの一品。
剣先烏賊 アスパラガス
↑ソースはギルを使ったサルサベース。
烏賊の甘味と油分を楽しめる一皿。
スジ状にカットした剣先烏賊に
バジル効いたソースが美味い。
パンとオリーブオイル
↑際立った特徴は感じないがシチリア
オリーブオイルは美味。
白甘鯛 コンソメ
↑八幡浜白甘鯛のアクアパッツァ。蒸した
甘鯛からとった出汁にトマト、ケッパー、
イタリアンパセリ等で調整したコンソメが
繊細で美味。実に品の良いアクアパッツァ。
そもそもアクアパッツァってこんなに品の
良い味わいの料理だったっけ?と思えなく
もない色々な意味で印象に残る一皿。
鰻 ルバーブ
↑表面優しくカリフワに仕上げた白焼の鰻に
バジルパウダーと博多藻塩の影響だろうか。
良い意味で白焼の美味しさを引き立てていて
とても印象に残る一皿。
筋 ズッキーニ
↑スジアラの揚げ物。表面サクサクの衣に
身はふっくらなスジアラ。
雲丹 パスタ
↑旨味の余韻がしばらく残る濃厚な佐田岬
赤雲丹の甘味に塩気効かせた冷製パスタの
バランス感。これは美味い。
赤海老 リゾット
↑上に赤海老のカルパッチョをのせた海老の
旨味を二重三重に引き立たせたリゾット。
これはガッツリ大皿で食べたい味わい。
柑橘
↑お口直しの石垣島のレモン、ライムを使った
グラニテ。噛むとジワッと酸味が出る八幡浜の
フィンガーライムが良いアクセント。
はなが牛 すき焼き
↑卵黄ソースの味わいから厚切り肉のままで
はなく徹底的に薄切りにカットして無性に
すき焼き肉状にして食べたくなるメイン一皿。
巨峰
↑ベースに巨峰、カルダモンのアイス、
真ん中にチョコレートパウダー。
白桃
↑桃のパンナコッタとパッションフルーツ
ソース、コンポートした桃、炙ったパイに
白ワインシャーベット。お口さっぱりで〆。
食後のお飲み物
↑コーヒー or 紅茶の2択。
紅茶は芦屋Uf-fu。
蜂蜜
↑子菓子は焼きたてマドレーヌ。
お店の場所・予約方法
JR予讃線 松山駅からタクシーで10分程度
伊予鉄市内線 大街道電停から徒歩7分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:089-909-3244
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間程度
注文した料理 おまかせフルコース、白州ソーダ割り:1杯、ガス入りミナラルウォーター:1本
会計:25,850円(2024.09現在)