車力門 おの澤 – 四谷三丁目/日本料理

東京都

荒木町車力門通りの日本料理店

新宿通りから車力門通りを進み曲がり角に位置する場所になるだろうか。

店内はL字カウンター10席のみ。2部制となる。

ドリンクメニューは日本酒、ワイン等幅広く扱っており値付けはビール、焼酎等は800円〜900円代から上は0の数いっぱいのボトルまで様々。

一通り食べ終えて感じたのは先付からデザートまで何を食べても美味しいの一言だろうか。食べる事が好きな方であれば一度は足を運んでもらいたい一軒になる。

リピータが多いのも納得な筆者自身も定期的に訪問したくなるお店である。

料理内容(参考)

ある日の初夏おまかせコース

毛蟹と雲丹の土佐酢のゼリー掛け

↑毛蟹、雲丹、土佐酢の三拍子は勿論、
下に敷いてあるアスパラ、スナップえんどう
、新玉葱すり流しが初夏を感じさせる。
さっぱりとした味わいの初めの一品。

煮蛤天ぷら 餅米 ツメ(たれ)

↑大きめの煮た蛤を天ぷらにした一品。
餅米だからこそ美味しいと感じるのかも
しれない。大きな蛤が印象的。

長井漁港 胡椒鯛

↑神経締めの蒸した胡椒鯛の口溶けとパンチ
の効いたクリーミーな胡麻豆腐が印象的。
ヤングコーンとアスパラ添えでやはり初夏。

長井漁港 天然ヒレナガカンパチ

↑脂の甘味を楽しむ一品だろうか。

和歌山 鰹

↑軽く漬けにした鰹の素晴らしき厚切り。
醤油辛くなく非常に食べやすい味わい。
胡瓜、茗荷、山芋、ネギを細かく刻んだ
薬味類が鰹の美味しさを引き立てる。

トロたく巻き

↑トロの口溶けが素晴らしい。
おの澤名物というだけあってこれは至高の
一品。この一品は高ウマ鮨店でもなかなか
出会えない旨味味わいかもしれない。

八寸
(秋田蓴菜酢、夏野菜の煮物、鱧のスープ、
トウモロコシのかき揚げ、天然鮎塩焼き)

↑蓴菜で口内サッパリ、夏野菜の賀茂茄子、
ミニオクラは良かったが、フルーツトマト
が若干糖度弱めか、あえて弱い物を選んだ
のかは不明。鮎の塩焼き等は苦味を旨味に
と思わせる味わい。

黒ムツ、筍

↑黒ムツと対照的な食感で楽しめる土佐煮
の筍が地味に美味しい。

蓮根 百合根 天然木耳はす蒸し

↑百合根と餡のバランスだろうか。
良い味わい。

カラスミそば

↑辛すぎないカラスミの旨味香りと蕎麦の
融合が素晴らしいと感じさせられた一品。
同じカラスミそばでも作り手が違うだけで
こうも味わいが変わる物なのかと感じた
一品。

うな丼

↑食事提供数品前から時間をかけてじっくり
と焼き上げた三河一色うなぎ。完璧なまでの
皮パリ、身のふっくらとした焼き方はなか
なかない。むしろ完璧すぎて下手な鰻専門店
で食べるよりも美味しい。これは鰻屋として
営業しても異論ないレベルの焼きと味。
ちゃっかりお代わりしてしまった一品。

海苔蕎麦

↑海苔たっぷりで蕎麦が見えない温蕎麦。
これは蕎麦というよりの海苔汁の美味しさを
楽しむ一品かもしれない。

もりそば

↑蕎麦だけ一口。おっ、これは汁不要。
蕎麦の甘味を感じられる塩で美味しく頂ける
蕎麦。もしかしたら今回提供された蕎麦4種
の中で、これが一番シンプルに美味しいと
感じられた一品だったのかもしれない。

カレー

↑シレッとグルテンフリーカレー。
グルテンフリーとは思えない旨味味わい。
お代わりしたくなるが食べ過ぎ注意な一品。

蕎麦湯

↑ドロドロまでいかない程よいトロトロな
蕎麦湯。ここまで食べてきた食事が食事な
だけに汁を入れない方が美味しく頂ける
蕎麦湯だと感じる一杯。

マンゴープリン

↑マンゴーは宮崎太陽のタマゴ。この味を
一度体験してしまうと他のマンゴーを抵抗
なく受け入れられるのか逆に不安になる。
ベースのプリンも玉子の旨味が出ていて
美味しい。最後まで幸せをキープ。

ある日の冬おまかせコース

兵庫香住 香箱蟹

↑冬の割烹、日本料理店は食いしん坊には
たまらない季節。身、卵、味噌のバランスと
少量の銀餡で旨味増幅。至高の痛風コース
はじまり、はじまり〜。

海老芋と鱈の白子

↑とろ〜り白子に程よい煮炊き加減の海老芋。
そこに京都で頂く椀物のような白味噌仕立て
の痛風には要注意な一品。

本日の蟹

↑鳥取浜坂の松葉ガニ。
なんとなく赤坂きた福のパフォーマンスを
連想してしまうのは筆者だけだろうか。

キンキと源助大根、加賀野菜の椀物

↑キンキ以上に煮崩れしにくく甘味たっぷり
の源助大根が印象的。出汁にまで大根の旨味
が溶け込んでいる事がはっきりと分かる。

虎ふぐポン酢

↑白子とふぐ皮がのった一皿。
これは普通に美味しく頂けた一品。

長井漁港 神経締めアオリイカと寒平目

↑炊いたあん肝の程よい甘味加減と寒平目が
美味いカワハギとカワハギの肝を一緒に
食べている時のような感覚になる一皿。
この組み合わせは非常に美味しい。

トロたく巻き

↑コースに必ず入るおの澤名物の一皿。
この日は山葵を辛いと感じないくらいに
脂がのったトロが美味。

キンキのかぶら蒸し

↑すりおろし蕪がフワッフワな仕上がりで
非常に印象に残る味わい。

鳥取浜坂松葉ガニ

↑写真で見る以上に大ぶりな松葉ガニ。
身が引き締まっていて甘味のあるめちゃ良物
の蟹であることは明らか。内心筆者だけ!?
お会計が心配になる至高の美味い一品。

鰻ご飯

↑皮パリ、身フワッ、タレ濃いめの焼き鰻。
程よく山椒が効いていて美味い。

蟹コロッケ

↑中華料理店で提供される蟹の爪をより繊細
に和食として表現したような一品。
近くの甲殻類専門店「うぶか」を訪問したと
錯覚する程に最後まで蟹尽くしのディナー
だったような気がした筆者。

岩手 牡蠣そば

↑大ぶりのぷりっぷりな牡蠣。
冬場は美味しい物がいっぱいで悩ましい。

からすみそば

↑この日の削りからすみはよく漬け込んで
あるのか旨味がいつもより一層強い。

もりそば

↑いつも通り美味しく頂いた一品。

カレー

↑スパイスは目分量との事で味が常にブレる
とのお話だったグルテンフリーカレー。
この日は特に山椒が効いていて美味い。

そば湯

↑いつものドロトロそば湯。

デザート

↑和歌山紅みかんのゼリーと新潟ルレクチェ。
ゼリーは香港スタイル杏仁豆腐のようで美味。

ある日の春おまかせコース

春の盛り合わせ
(蛍烏賊/平貝/ホッキ貝/車海老/アスパラ/うるい
菜の花/コゴミ/そら豆/木の芽のゼリー/黄身酢)

京都塚原筍/ワカメ/蕗/金目鯛/炊き合わせ

うすい豆のすり流し 甘鯛 玉子豆腐

↑春を連想させる鮮やかさが印象的。
豆の味がしっかりと出ていて美味。

神奈川長井漁港 アオリイカ神経締め
太刀魚炙り メジマグロの藁焼き

愛媛 のれそれポン酢

トロたく巻き

↑いつも安定のはずさない美味しさ。

島根隠岐の島 隠岐牛しゃぶしゃぶ
天然山菜 花山椒

愛知三河一色鰻 うるい ウド うざく酢

↑こちらも毎度のように頂いている一品なの
だが、身フワで皮目パリッと最高の一皿。

京都塚原筍/山形新庄蕗のとう

↑最初に頂いた筍とカットの仕方や大きさが
異なるからなのか同じ筍なのにまた違った
味わいを楽しめる一皿。

牡蠣と芹の温かいそば

↑大きな牡蠣がクリーミーで美味。
すごく贅沢な気分に浸れる一品。

桜エビと大根おろしの冷かけそば

↑桜エビの風味が効いていて機会あればもう
一度頂きたい口当たりさっぱりとしたおそば。

カレー

蕎麦湯

古都姫 せとか

↑古都華とたまひめをかけあわせた苺も
美味しいが、それ以上の糖度誇るせとかが
印象に残るデザート。

ある日の秋おまかせコース

新いくら ブダイの揚げ物 キノコのお浸し

鰹の藁焼き

↑藁焼きの燻製香と黄身醤油の旨味。

クエと松茸のお椀

↑脂ののったクエの酒蒸しと松茸で秋を感じる
お椀。

瀬戸内赤雲丹 神奈川神経締めアオリイカ

↑濃厚な旨味甘味が印象に残る赤雲丹と
アオリイカの優しい甘さが記憶に残る一皿。

トロたく巻き

↑おの澤名物、安定の美味しい一皿。

新秋刀魚

↑昨年同様、目の前に出された時の輝きは
もはや現代アート。

新秋刀魚

↑脂のってて美味しい。骨煎餅も美味。

八寸
(海老芋の道明寺粉揚げ/芹の胡麻和え/
バチコ/蓮根餅と愛知鴨/松茸の茶碗蒸し)

クエの酒蒸し 松茸

↑クエのスープが美味。鼈出汁と互角か。

もりそば 舞茸天ぷら添え

キノコのそば

↑この日使用したキノコ出汁がたっぷり
含まれた汁がインパクトある美味しさ。

唐墨そば

カレーライス

フルーツ2種 ワインジュレかけ

お店の場所・予約方法

東京メトロ丸の内線 四谷三丁目駅4出入口から徒歩3分程度

予約方法:電話予約又はネット予約

TEL:03-6457-8550

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、麦焼酎:2杯、蕎麦焼酎:1杯
会計:31,420円 (2024.04現在)

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