すしと日本料理を並行して
楽しめる有りそうで無い一軒
最寄りの電停から徒歩数分の場所にあるすし!?店。市役所を背にしてみなと大通りに面しているものの目立った看板はなく三宝ビル1Fの入口に小さく店名が表記されているのでビル2Fへあがると辿り着ける。
店内はカウンター9席?。カウンター背後にテーブル席はあるのだが、使用している様子はみられない。料理はランチ、ディナータイムともにおまかせコースのみ。月毎にメニューは変わる。25年5月現在はランチタイム12:30、ディタータイム19:00からの一斉スタートとなる。
コースはつまみと握りというよりも日本料理と握りが交互に提供されるスタイルといった方がいいのだろうか。なかなかお目にかからないスタイルになる。
料理の美味しさは勿論の事、たまたま同席した常連のお客様にシレッと耳打ちされた通り八割、九割嘘っぱちの大将の爆笑名物トークを聞きにまた訪問したいと思えた一軒になる。
故に、大将の料理説明もどこまでが真実でどこまで嘘なのか若干⁉︎筆者も判断に迷う点がある為、真実は現地を訪問して確認してもらいたい。
料理内容(参考)
ある日のおまかせコース
氷出し緑茶
↑塩味、昆布の旨味が広がる氷出し緑茶。
お茶の淹れ方で食事前から期待バロメータが
上下してしまう筆者は若干病気かもしれない。
金目鯛 / 万願寺唐辛子
↑炭火のスモーク香を程よく感じる串物。
志布志 紫雲丹
天然稚鮎
↑稚鮎としては非常に大物。生きたまま油鍋に
ザブンと放り込まれた稚鮎は身の旨味と苦味
のバランスが良くここ最近頂いた稚鮎の中でも
群を抜いて美味いと感じた一皿。
本当か嘘か3年振りの天然稚鮎らしい…。
蛸と春野菜の盛り合わせ
↑丸茄子と塩トマト、石川芋、ミニオクラ、
そら豆に鮨店あるある柔らか煮蛸ではなく
シャキッと歯応え残した蛸の一皿。
イサキ
↑5日寝かせのイサキ。これでもかという
くらいに細かく刻んだ新玉葱とブレンド
醤油で旨味増幅の一皿。
鳥貝
↑あえて貝を叩かないからなのかと鳥貝特有の
シャキッとした食感ではなくスッと口の中で
溶けていく一貫。
あん肝
↑ペースト状のあん肝ではあるが口溶けは
クリーミーさをキープするあん肝。
箸休めの厚焼き玉子
↑一般的な鮨のおまかせコースだと最後に
出す玉子もきみやは途中で提供するスタイル。
白身魚のすり身と和三盆で優しい味わい。
胡麻豆腐 / 鼈餡
↑じっくりと大将が火入れした出来立ての
半液体状の胡麻豆腐と鼈餡。豆腐として
頂いているというよりも濃厚な胡麻豆腐の
旨味スープに繊細な味わいの鼈餡を組み
合わせたようなまさに和の一品で美味しい。
少量の生姜がまたパンチ効いて美味。
小肌
鰯
↑締めて鰯の美味さ引き立つ一貫。
桜鱒 / ヤングコーン
↑炭火でじっくり焼き上げた桜鱒と
ヤングコーン。ヤングコーンのヒゲにも
旨味が詰まっていて美味。
平貝
真鯛の白子
↑口の中で弾けるとまさに白子リゾット。
土鍋御飯
↑この日はコーン、黒毛和牛そぼろ、バター、
ブラックペッパーとメタボ腹注意な旨味の塊
のような土鍋御飯。お代わりどうですか〜の
掛け声が悪魔の誘惑に聞こえてこる一品。
これはマジ旨!
宮崎ペリカンマンゴーの最中アイス
↑甘々かと思いきやペリカンマンゴーの
酸味強めで餡やアイスとの相性が良い味わい
と感じた最中アイス。ご馳走様でした。🙏
お店の場所・予約方法
JR鹿児島線・日豊線・指宿枕崎線・九州新幹線 鹿児島中央駅からタクシーで15分程度
市電1、2系統 市役所前から徒歩2分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:099-295-0922
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、お茶
会計:26,000円 (2025.05現在)