f(エッフェ) – 秋田/イタリアン

秋田県

東京にあったら予約困難店に
なる事間違いなしのイタリアン

秋田駅からタクシーで10分程の場所にある看板のないビル3Fに入居するお店となる。(目印はビル2Fに入居しているキリン食堂だろうか。)

店内はカウンター席のみ。1組貸切営業以外は全ての席を基本的に使用する事はない。料理はおまかせコース1本のみ。

数回訪問しているが、ドリンクメニューは無くこちらが飲みたい物を指定すると料理に合わせた店主選定の飲み物が提供されるスタイル。故に値付け等は不明。

どの料理も極力調味料を使わずに仕上げるレベルの高い料理に対する感動が大きく秋田出張時についつい再訪したくなるお店である。

元々は紹介制、住所・電話番号非公開と訪問するのが難しいレストランであったが、現在は新規訪問予約を受け付けているので近くに住んでいて食べる事が好きな方であれば知っておいて損はないイタリアンであろう。

店主お一人で営業されているため当日の訪問組数によってはそれなりの時間がかかることは覚悟しておきたい。今後は今よりも営業日数を減らしていくそうなので別の意味で訪問が難しくなるかもしれない。

料理内容(参考)

ある日のおまかせコース

苺をまいた本カサゴ

↑一皿目から意外な組み合わせ。身厚な白身
の本カサゴは魚というより生ハムをイメージ
して作ったという表現がピタッと当てはまる
味わいで面白い。

マハタのフリット

↑マハタ以上に表面のシチリア古代小麦
ペルチャサッキの非常に繊細で優しい味わい
に驚かされたフリット。美味い。

黒ムツ 弓削瓢柑

↑片面炭火で焼いた黒ムツ。遠くで感じる
甘味や酸味苦味を感じる酢橘等とは全く
異なる弓削瓢柑の味わいは想定外な旨味。

ヤリイカ 山菜

↑素材以上に素材から融合したソースの部分
(あざみ、アンチョビ、ガーリック、ケッパー
、松の実)が印象に残った一皿。

桜鱒

↑一口で背中と腹の身を一緒に食べられる
ように潰してほうれん草で包んで焼いた一皿。
もはや魚というより歯応えの良い肉の食感。
レモンの香りがするオリーブオイルと共に
楽しむ一皿。

大館さくら豚

↑豚の火入れは勿論、驚いたのは豚の上に
のせたやまうど、パイナップル、ペンネル
シード、パクチーのソース。
鴨と赤ワインのチェリーソースを豚料理で
表現した理想の形と思えたこの味わいは
感動しかない一皿。

パン2種

↑毎度不思議に感じていた味わいのパン。
香りがハーブ、セサミかと思いきやどちら
のパンもはちみつ(オレンジ、栗)と酵母
の香りによるものだそうで少々驚き。

帆立のパンチェッタ締め 高原比内地鶏
レバーペースト プチヴェール

↑白身魚を昆布締めするようにして作った
パンチェッタ締めの帆立と比内地鶏レバー
ペーストの組み合わせは意外な組み合わせ。
オレンジの皮とオリーブオイルでまた旨味
が変わる美味しい一皿。

大館山の芋 山内にんじん シャク
八郎潟いさじゃのバター

↑山の芋を薄く生地にしたピザのような一品。
3時間半オイル焼きにしたとされる山内人参
が雲丹を脇役にする程のパワーがある濃厚な
旨味。上からかけたいさじゃバターの旨味で
もう参りましたの一皿。

カーチョエペぺ

↑定番チーズと黒胡椒のパスタ。さらに秋田
マフグの白子を使用した一皿。これがまたまた
想定外に胃の中にサッと入っていってしまう
単なるカーチョエペぺではない摩訶不思議と
感じた美味い一皿。

鮑とふくたち

↑調味料はオリーブオイルのみの一皿。
鮑の持つ塩気とオリーブオイルの融合か。
ふくたちとのバランスも良い非常に優しい
味わいで美味しい。

秋田錦牛股肉 ホッキ貝 カンゾウ

↑股肉は勿論、燻し具合がハッキリと分かる
ほっき貝が印象に残った一皿。

蕗のとうのアイス ガサエビ
エスプレッソとチョコレートのソース
泡立てた牛乳 アニス

↑エスプレッソ、チョコレートのソースと
甲殻類特有のあの味わいを感じるガサエビの
ソースは想定を完全に超える味わい。これは
キャラメル感の表現になるのだろうか。
蕗のとう、エスプレッソ、コーヒーの苦味を
ぶつけたまさに毒を以て毒を制すの考え方
から生み出した一皿なのだそう。前回訪問
した際に頂いたとうもろこしのジェラートを
はるかに超えるレベルの一皿。
ここは秋田のペレグリーノか。

お店の場所・予約方法

JR秋田駅からタクシーで5分程度

予約方法:電話予約

TEL:080-6332-8209

駐車場:無

予算(参考)

滞在時間:およそ3時間半程度
注文した料理 おまかせコース、泡、白ワイン:1杯
会計:21,500円 (2024.03現在)

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