coloriche(クロリッシュ) – 秋田/フレンチ

秋田県

イノベーティブ・フュージョン
料理に近いフレンチ

お店は秋田駅からタクシーで10分程の場所。老舗の「そば処 紀文」やかき氷で有名な「ハチコオリ」の近くになる。

店内はテーブル1席4名とカウンター席のみ。2024年3月現在はおまかせコース1種のみ。だいたい8〜9皿程で構成される。

地元秋田食材を中心になかなか聞かない食べた事がないような食材で構成される料理はどれも美味しくコースの値付けも比較的お値打ちとあってかついつい訪問したくなる一軒になる。

ドリンクはノンアルコール系が千円弱から、グラスシャンパン、ワインが千円台前半からとごくごく一般的な値付け。

店主のお話ではあくまでフレンチとの事だが、食べ歩いている感覚では全体的にイノベーティブ・フュージョンに近い料理と思える内容であった。

料理内容(参考)

ある日のおまかせコース

リンゴ/メープル/グジェール

↑チーズ風味のシュー生地の中にメイプル
シロップとシェリービネガーのカスタード
クリームを詰めて上からチーズを削った一品。
単なる甘いカスタードクリームのような胃に
ドンとくるような感覚はなくサッと胃の中に
吸収される感覚がアミューズに相応しい一品。

トマト/苺/アボカド

↑苺とトマトを一緒に乳酸発酵させたムース
とジュレ、間にアボカド、蟹、苺、紫蘇の葉、
ピスタチオオイルを掛けた一皿。
ベースの苺とトマトのムースが非常に繊細な
味わいで美味しい。対してガツンとくる塩味
酸味を感じるジュレで各素材の一体感を楽む。

自家製胡桃のパン

↑満遍なく胡桃が入っていて美味。
お代わりも可。

桜鱒/ふくたち/海苔/ホタルイカ

↑秋田桜鱒を藁の香りで燻しベースには
ふきたちソテー、富山蛍烏賊、柚子の香り。
ふくたちソース、魚出汁、ふくたち発酵液、
海苔で仕立てたスープ。素揚げ状の野菜は
プチベール。燻した桜鱒の旨味に軽く海苔の
旨味が効いたスープが互いに補完し合って
いて美味い。素揚げのプチベールも印象的。

大根/山菜/あきたこまち/桜えのき

↑秋田大根をふろふき状にしたもの。ベース
に筍リゾット。フリットにして刻んだお茶を
加えた山人参とタラの芽の山菜ふりかけ。
ソースは大根ポタージュ。旨味には秋田角館
の櫻榎オイル。お皿が容赦無しに熱い。
トリュフオイルはあるあるだが、榎オイルは
なかなかお目にかからない。トリュフオイル
同様、榎の旨味がグッと引きでたオイルは
リゾットによく合う旨味。

太刀魚/かぼちゃ/原木椎茸/バニラ

↑神奈川小柴太刀魚を帆立のムースバター
焼き。付け合わせは角館さくさ農園原木椎茸、
黄色ビーツのバター蒸し煮、南瓜ピューレ、
バニラのソース。バターとバニラの悪魔的な
旨味な香りが店内漂うソースがヤバい一皿。

マイクロリーフ/クレメダンジュ/バナナ

↑マイクロリーフ、クレソン、焼きバナナ
アイス、ヨーグルトムース、玄米、ぶどう豆、
きな粉サブレのサラダ。感覚としてはサラダ
というよりもバナナアイスとヨーグルトムース
の主張が強くデザート皿に近いサラダ。

幻の豚/ホワイトアスパラ/ブルーチーズ

↑自家製調味料を塗って熟成させた秋田かわい
農場幻の豚ロース。付け合わせはホワイト
アスパラ、豚肉と黄韮のラビオリ、野ゼリ、
パースニックピューレ、ブルーチーズソース。
豚ロースも脂も普通に美味いが、それ以上に
ラビオリを口にした時のビュッと弾ける脂の
旨味が強く印象に残った一皿。

蕗の薹/胡麻/柑橘/抹茶

↑蕗の薹のソルベ、メレンゲ、デコポン、
土佐文旦、愛媛小春をシャルトリューズで
マリネ、白インゲン豆のコンポート、ブラン
マンジェベースの胡麻豆腐、クルトン状の
スポンジに抹茶ソースを掛けた一品。まさに
台湾の豆腐花をイメージした一品。
モチっとしたブランマンジェが印象に残る。

しょっつる/キャラメル

↑子菓子はしょっつるキャラメルのマカロン。
歯にくっつきやすい少々やっかいなキャラメル
だが、遠くで魚醤を感じる何とも品の良い
味わいのマカロン。食後の飲み物はコーヒー、
紅茶、エスプレッソから選択可。

お店の場所・予約方法

JR秋田駅からタクシーで10分程度

予約方法:電話予約

TEL:050-8884-8396

駐車場:無

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間程度
注文した料理 おまかせコース、グラス泡:1杯、グラスワイン:1杯
会計:12,210円 (2022.08現在)

滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、グラス泡:1杯、ノンアルコールグラスワイン:1杯
会計:11,880円 (2024.03現在)

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