茶懐石 中伴 – 中洲川端/日本料理

福岡県

THE・茶懐石!

中洲エリア、鮨さかいの裏手に位置するテナントビル2Fに入居する茶懐石店。福岡で茶懐石料理を出す数少ないお店の一軒になるのではないだろうか。

店内はカウンター7席のみ。2024年6現在は昼夜おまかせコースのみとなる。

コース初め、白湯の後からおそらくの一汁三菜でアルデンテ状のお米が出され時間が経過する毎に徐々に固まっていく。ご飯は自分が食べたいタイミングでおかわり出来るのでありがたい。

この日いただいたコース中盤の鮎の焼き物や棒寿司が一番味強めで前半、後半は比較的繊細で優しい味わいの料理だったと記憶している。

福岡中洲エリアで茶懐石料理を食べたくなった時の一軒に挙がるお店であろう。

料理内容(参考)

ある日の大将おまかせコース

白湯

↑京都の未在等で頂く香煎茶等ではなく
こちらで頂くのは本当に白湯。

一汁三菜
(米 ささがき牛蒡、白玉、粉山椒の味噌汁
鯛の一塩造り 青紫蘇新芽 山葵)

↑茶懐石で筆者が理解出来るのは湯で胃腸を
温める所まで。一汁三菜でいきなりの炭水化物
は健康学的に見てどうなのか毎度非常に疑問。
そのうち研究が進んでこのタイミングで提供
されるアルデンテ状のお米が実は健康の秘訣
だった⁉︎等と解明されれば先人の知恵に頭が
上がらなくなるが今後どうなる事やら…。

鯛の一塩造りで使われている出汁醤油2種
(濃口、薄口)と酢橘、へべ酢、柚子が複雑
ながらも鯛を美味しく引き立てる出汁で美味。

煮物椀
(焼いた粟麩 結びキス 叩きオクラ 新蓮根)

↑フワフワ食感の結びキスが印象に残る。

志賀島金印アジの棒寿司

↑おぉ、目隠しされたら鯵だと気付かない
くらいに「鱒」の味わいに近い棒寿司。
昼間から酒を飲みたくなるような一皿。

佐賀玉島川鮎 蓼酢

↑「頭は唐揚げ、中は焼き物、尻尾は干物」
と鮎を美味しく頂く表現にピンポイントに
当てはまるような焼き物の一皿。美味い。

賀茂茄子 万願寺唐辛子

↑味がジワジワと滲み出てくる賀茂茄子が
美味。万願寺唐辛子は優しい辛さ。

湯桶 香の物

↑京都の未在以上に湯から味を感じさせない
大真面目な湯桶。香の物はこの日は茄子、
セロリ、オクラ、胡瓜の床漬け。
ほぼ水分な泉州茄子がやはり印象に残る。

水無月

↑京都で修行された大将らしいお菓子。
1年の折り返しにあたる日の「夏越祓」
で頂くお菓子。なんだかんだ筆者も初食。
優しい甘さが口に広がる美味しさ。

薄茶

お店の場所・予約方法

福岡市営地下鉄空港線 中洲川端駅1出入口から徒歩6分程度
福岡市営地下鉄七隈線 天神南駅5出入口から徒歩6分程度

予約方法:電話予約又はネット予約

TEL:092-725-1115

予算(参考)

滞在時間:およそ1時間半程度(ランチタイム訪問)
注文した料理 おまかせコース、お茶
会計:13,100円 (2024.06現在)

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