那珂川に輝くネオンを
眺めながら頂くフレンチ
中洲川端駅徒歩6分程の那珂川沿いにあるフレンチレストラン。食通であれば一度は訪問しているであろう「三原豆腐店」の近くになる。
前回訪問したのはオープンして1年程経った頃だろうか。当時はゴ・エ・ミヨはおろかミシュランガイドも発行されていなかった頃の訪問になる。
店内はカウンター席とテーブル席が半々程。コースは2023年11月現在はお任せコースAとBの2種。その他予算に応じてコース料理を用意している。
久々に予約電話を入れた際に驚いたのは前回の訪問履歴が残っていたからなのか「6年振りの訪問ありがとうございます。」という応対。一体何年分顧客データを保管しているのだろう…。
福岡で記念日利用等に覚えておきたいフレンチの一軒になることだろう。
料理内容(参考)
ある日のお任せコース B
グラス(泡)
↑とりあえずの泡。
安納芋
ビスキュイ
↑鹿児島安納芋をペースト状にしてフォアグラ
等を加えてもう一度芋の形に戻した一品。
芋の香り、甘さ、フォアグラのコクだろうか。
芋以上に芋の旨味が引き出された味わい。
ビスキュイはサクサクな玉葱サブレ、サワー
クリームにフランスキャビア。ライムの香り
が良いアクセントな一品。
シャンピニオン
トリュフ
↑マッシュルームとポルチーニ茸をベースに
した濃厚なキノコのスープ。牛乳のムース、
そこにトリュフをかけた一皿。この滑らかな
味わいはシンガポールのZénで頂いたオニオン
とローストアーモンドの旨味スープにかなり
近い旨味と味わい。
ブータンヴィオレ
林檎
ビーツ
↑前回訪問した時に提供したブータンノワール
の形を変えてブータンヴィオレで提供。赤色、
紫色は紫芋とカシスのパウダー、りんごと
ビーツを使ったアイスとピューレ。温かく
した物と冷たくした物を混合させた一品。
見た目華やかだが記憶に定着しにくい一皿。
パンとバター
↑無塩バターが美味。
グラス(泡)
↑白ワインをオーダする予定でいたのだが、
ソムリエに持って来てもらった3種類の中で
焦がしたトーストの香り…と聞いていたら
白子と相性良さそうなのでこちらをチョイス。
白子
パクチョイ
↑北海道3特白子、パクチョイ、緑大根、
セロリ、ペンネル、ハーブのサラダ、銀杏、
エストロゲア品種のジャガイモ、焦がし
バターのノワゼットソース。白子を泡が包み
込む瞬間が料理との美味しさを楽しめる瞬間。
甘鯛
花びら茸
黄柚子
↑皮目をしっかり焼き上げた甘鯛に百合根、
花びら茸とアサリ出汁ソース、菊の花と柚子
を少量。浅利出汁、オリーブオイル、大根
ピューレの融合によるソースが美味しい。
鴨
↑フランスシャラン鴨胸肉に佐賀白石地区
諸石蓮根、つるむらさき、むかご、柿ピクルス
、かぼちゃのピューレ、じゃがいもとカカオ
で作った土をイメージしたソース。カカオと
芋故にビター系で土のイメージなのだろうか。
鴨とソースの相性良く想定外に美味い。
グラス(赤)
↑ソースの酸味は赤ワインで調整だろうか。
肉ソースの旨味引き立て役的な赤ワイン。
そば茶
またいちの塩
オリーブオイル
↑デザートは前回と同様。塩アイスと蕎麦の
風味が効いたブランマンジェを包み込む
オリーブオイル。さっぱりと頂ける毎度印象
に残る美味しいデザート。
子菓子とハーブティー
↑70%カカオのファンダンショコラに
ピスタチオアイスと無花果のロースト。
苦味とほんのりとした酸味が印象的な無花果
が美味しい。
お土産
↑一口サイズのふんわりフィナンシェ。
お店の場所・予約方法
福岡市地下鉄空港線 中洲川端駅1出入口から徒歩6分程度
福岡市地下鉄七隈線 櫛田神社前2出入口から徒歩8分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:092-752-2122
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 お任せコースB、上記グラスワイン
会計:25,410円(2023.11現在)