お店の空気感、鮨の美味しさは
銀座の名店と瓜二つ
初訪問時はお恥ずかしながら店名が読めなかった筆者。鮨の美味しさは高松の中でもトップに位置する鮨店であろう。つまみと握りのおまかせ、握りのみのおまかせ、食べたいネタだけを自分で選ぶ3択方式となっているのでその日の気分次第で選ぶのがいいだろう。
赤酢のシャリと漬けとの相性が何とも言えない味わい。この日頂いた脂の多いノドグロと松茸の相性抜群な巻物も素晴らしい。他の鮨店ではなかなかお目にかからない「ひよこ」も鮨舳名物の一貫だろうか。
カウンターオンリーの店内、大将と美人女将、店内写真撮影禁止とお店の雰囲気は銀座の名店と瓜二つ。鮨好きなら一度は訪問してもらいたいお店だ。
料理内容(参考)
※2017年より店内写真撮影禁止。
ある日の握りのみのおまかせコース
(ヒラメ)
↑訪問している時期が同じだからなのか握り
のみのコースの始まりは自然とヒラメから。
(ヒラメ 5日寝かせ)
↑寝かせて軽く漬けにしたヒラメ。
最初のヒラメと比較して旨味の違いが鮮明に
出ていて美味い。
(エンガワ)
↑出始めで脂の量は少なめ。
(ハリイカ)
↑ねっとりと甘い一貫。
(鯛)
↑昆布締めの鯛。しっかりと昆布の旨味が
沁み出てくる一貫。
(ちゃりこ)
↑大将曰く刺身で食べても全然美味しくない
ちゃりこ。握りで頂いている限りそんな事を
微塵も感じさせない一貫と思える。塩と酢で
締める事で皮目から旨味が出てきて美味いと
感じるらしい一貫。
(ホッキ貝)
↑噛めば噛むほどに旨味が出てくる一貫。
(小柱)
↑全く小さくない小柱。普通に美味。
(甘海老)
↑遠くで昆布の旨味を感じる一貫。
(あじ)
↑青魚の旨味を吸収したクリアで美味な一貫。
(島根 あま鯛)
↑1週間寝かせてねっとりとした食感の一貫。
(小豆島 黒鮑)
↑鮑と肝ソースで頂くお馴染みの一貫。
(小豆島 赤雲丹)
↑磯の香りと濃厚な旨味と甘さが伝わる雲丹。
(いくら)
↑同じ時期に訪問しているからこそ出会える
印象に残る一貫。濃いめの鰹出汁メインで
少量の醤油を加えて漬けた薄味で品の良い
味わい。鮨舳に来たら絶対に味わいたい一貫。
(赤身漬け)
↑この日は宮城塩釜。
(大トロ)
(コハダ)
↑酢締めコハダ。
(ナカズミ)
↑酢橘で締めて1週間。脂が多く美味い
が胃にインパクトを与える一貫。
(尻内 紫雲丹)
(愛媛佐田岬 赤雲丹)
↑小豆島雲丹のような香りよりも濃厚で甘さが
引き立つ雲丹。尻内雲丹の方が若干クリアか。
(島根 ノドグロ)
↑トロッとした口溶けや脂の旨味が印象に残る
ノドグロだが、この日頂いたノドグロは表面に
若干のプルプルとした弾力のある歯応えが
印象に残ったノドグロ。皮に脂が多くのって
いる時だけ起きる現象のようでこの食感は初。
(天然車海老)
↑プリプリ天然車海老。
(煮穴子)
↑フワッフワな口溶け、美味。
(焼穴子)
↑海苔で巻いた軽い歯応えのある焼穴子。
(玉子)
↑この日は山芋、島海老、甘海老のすり身を
和三盆でじっくり火入れした玉子。
しっとりとしたブリュレ状の美味な玉子。
ある日のつまみと握りのおまかせコース
つまみ
(メイチダイ)
↑塩で引き立つタイの旨味
(塩茹で蛸)
↑軽く歯応え残る食感、噛む毎に軽く塩気を
感じる山葵だけで頂ける塩で表現した珍味。
(ほっき貝)
↑表面軽く炙った貝の旨味が口中に広がる。
(甘鯛 昆布締め)
↑昆布の旨味が口内全体に広がる締め方抜群
な美味しさ。
(小柱)
↑醤油を少量つけて小柱の旨味を引き立てる
一品。
(塩雲丹)
↑塩漬け雲丹、キャラメル質な食感で塩気
強めだが美味い。からすみの美味さ辛さとも
また異なる珍味。
握り
(ガリ)
↑酸味の効いたガリ。不思議とパクパク
食べ進めてしまう味わい。
(あこう)
↑プリプリの歯応えが印象的な一貫。
(烏賊)
↑味も良いが、烏賊の表面刃入れが非常に
美しいと感じた一貫。
(シマアジ)
↑脂の旨味で幸せの一時。
(ノドグロ)
↑細かく刻んだ青葱が美味さ引き立てる一貫。
(イクラ)
↑かつお出汁に醤油を入れて漬けた薄めの
味付けイクラ。毎度このイクラに感動して
いるような気がしなくもない。
(大トロ/中トロ)
↑ここ最近良く耳にするボストンマグロ。
(こはだ)
↑酢締めのこはだ。過去、仕事の都合で9月、
10月と2回訪問できる機会があったのだが、
この一ヶ月間でこはだの大きさ旨味が飛躍的
に変わるので地元の方で定期的に訪問される
機会のある方は要チェックポイント。
(さわら)
↑表面軽く炙ったスモーキーな一貫。
(雲丹)
↑臭みなく美味いボリューム多めな雲丹。
(煮穴子)
↑脂ののったとろ〜り口溶け穴子、美味。
(焼き穴子)
↑海苔で巻いたプルプルな穴子。同じ穴子で
こうも印象が変わるのが驚き。
(玉子)
↑芝海老、甘海老のすり身と山芋をブレンド
して和三盆で仕上げた玉子。筆者が驚いたの
は気のせいかもしれないが、玉子の表面部分
にブレンドした海老の旨味が均等に集中して
いて甘味の旨味部分は全てスポンジ側に集中
していたこのバランス感。コースの最後で大
きな感動ある脳裏に焼きつくような一貫。
(おぼろ巻き)
↑訪問時期が毎年同じだからなのか、壁に
掛かっている札に常時あるように思える玉子
、ひよこ、おぼろ巻き、鉄火巻き、干瓢巻き
から何となく毎度追加を選択しているような
気がする筆者。この日はおぼろ巻きをオーダ。
きちんと車海老を擦り潰して和三盆で仕上げ
た非常に品の良い味わいの巻物。
お店の場所・予約方法
琴電琴平線・長尾線・志度線 瓦町駅から徒歩2分程度
予約方法:電話予約
TEL:087-833-9377
駐車場:無
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間程度
注文した料理 つまみと握りのおまかせコース、
おぼろ巻:半量1、台湾ウーロン茶:1、お茶
会計:21,000円 (2023.09現在)※支払いは現金のみ。
滞在時間:およそ1時間半程度
注文した料理 握りのみのおまかせコース、おぼろ巻:半量1、お茶
会計:33,500円 (2024.09現在)