日本料理とフレンチの融合
西鉄平尾駅から徒歩5分程の高宮通り沿いにあるテーブル席のみのフレンチレストラン。
席に着いてドリンクメニューを広げて驚くのはフレンチレストランとしては珍しく日本酒のラインナップが多い事だろうか。ワイングラスと同じくらいお猪口も揃っているように見える。
コース料理のみの提供だが、昼夜数種ラインナップがある。
訪問する毎に感じるのは日本料理の技法素材がいたるところに取り入れられた一皿が目立つ。故に正統派フレンチ好きとモダンフレンチ好きで意見が別れそうな一軒。

↑店舗入口とテーブルに置かれた達筆すぎて
何度も見返してしまうメニューが印象に残る。
コース料理は一般的なコース料理よりも品数は多めだがポーションはどれも少なめなので数口で完食できる。前回訪問時にも感じたが、各ソースや出汁の旨味はどれも印象に残る旨味味わい。
近所に住んでいる方であれば知っておいて損のないフレンチレストランであろう。
料理内容(参考)
ある日のランチAコース
礼文島昆布出汁 モッツァレラ

↑出汁を口にした瞬間、定期的に訪問している
東京清澄白河のLol.で頂く最初の突き出汁が
思い出される一皿。思わず気になって聞いて
みれば枕崎の本枯節との合わせ出汁との事で
ほぼLol.の味わい。出汁の中にモッツァレラを
落として品良く仕立てた味わいに先が楽しみ。
富田さんクロイチヂク 胡麻クリーム

↑唐津富田農園の黒無花果と胡麻クリームで
無花果の白和え。
千葉蛤 パセリ ブロッコリー 青さ焼き

↑蛤の旨味と青さ海苔の旨味が強烈で美味い。
見た目フレンチ、味わいは完全に日本料理。
大分鱧 ブランシール 梅干し

↑メニューからなんとなく想像できた鱧の
梅肉のせをイメージした味わいの一皿。
バターナッツ アイスクリーム

↑バターナッツスポンジと秋玉蜀黍のクリーム
の一皿。口の中でフワサラっと消えていく
スポンジと優しい甘さのクリームでいよいよ
フレンチの領域に入っていくのかと次の皿に
希望の光が見えてくる一皿。
蕪ムース オシェトラキャビア

↑ムースとクリームの際どいとこ攻めたフワッ
とした食感の蕪ムースと塩味を主張しすぎない
キャビアとの組み合わせ。これは記憶に残る。
青さ海苔を練り込んだフォカッチャ

真鰯ベーニエ ポテト トリュフ

↑島原のジャガイモソースがメチャ良い旨味。
蕎麦の実を練り込んだパン

呼子アオリイカ しいたけ 銀杏 墨 かぼす

↑烏賊から引き出される旨味とソテーした時に
出てくる旨味がダブルで合わさった一皿。
対馬クロ鮪 白菜 発酵トマトソース

↑レアグリルクロ鮪に乳酸と魚介の旨味を
加えた発酵トマトソースが美味。皿の周囲に
散りばめたスパイスで美味しさ引き立つ一皿。
ミルクパン

高知マナガツオ 酒粕 ヨーグルト焼き
腐乳バターソース

↑酒粕パワーで鰹は日本料理の焼き物。
ソースはフレンチバターソース。
非常に複雑な組み合わせの一皿。
バケット

和牛 肉グリル 赤ワインソース

↑牛ホホ肉の赤ワイン煮等で頂くホロホロ肉の
部位がグリル肉特有の噛んだ時にフワっとした
食感を保った一皿で美味い。
デザート1

↑メレンゲの器とメレンゲのソルベ。
メレンゲ特有の臭みもなく口内すっきり
さっぱりとさせる一皿目。
デザート2

↑ローゼルで色付けした林檎のデザート。
林檎ソースに旨味有。
デザート3

↑ラストはフォンダンフロマージュ。
食後の飲み物

↑コーヒーor紅茶の2択。
ご馳走様でした。🙏
お店の場所・予約方法
西鉄天神大牟田線 西鉄平尾駅から徒歩5分
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:092-524-0432
駐車場:無
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間程度(ランチタイム訪問)
注文した料理 おまかせランチAコース、サンペレグリノ:1本
会計:8,470円 (2025.11現在)