なかむら – 静岡・焼津/天ぷら

静岡県

「成生」出身の予約困難
天ぷら店ではあるが…

温石を訪問する前日の夜にたまたま空席があったため訪問。東海道線の焼津駅から徒歩5分程の場所になる。

店内はカウンター7席のみ、昼夜共におまかせコース1本のみとなる。店主は静岡の名店「成生」出身。厨房は浜松の同じ成生出身の好し智同様、2つの鍋を使用。

ドリンクメニューは全体的に好し智より若干お高めといったところだろうか。

この日は野菜の天ぷらがどれも非常にインパクトある美味しさと感じた。そして店主のおっしゃる通り普段のコースよりもこの日は品数が多く腹パンになるボリュームだった事は間違いない。

オープンして1年少々。静岡の名店、成生出身とあって早くから予約困難店となっているが、2024年9月現在は近隣の温石西健一のように予約訪問日のみ一斉予約受付開始日より先の予約を受付るような事はしていない。故に一元であっても訪問するチャンスは十分ある。

料理内容(参考)

ある日のおまかせコース

落花生のすり流し

↑落花生の旨味をギュッと凝縮したすり流し。
トレイスで頂いた鮎のビスクのようなガツン
とくる旨味。スタートから期待高まる。

ハタとスマガツオ

↑山葵で頂くあっさりとした味わいのハタと
鮪のような味わいのスマガツオ。対照的な
味わいを楽しめるお造り。

ドウマン蟹の飯蒸し

↑蟹の旨味以上に米の芯を残した食感の良い
飯蒸しの美味しさが印象に残った一皿。

エボ鯛

↑大量の大根投入で熱々の鯛を冷却。
ふっくらとした身の食感に幸せ〜の一言。

丸オクラ

↑粒子の細かい塩で頂くオクラ。普通の
オクラよりも種多く粘り気があると感じた
丸オクラ。

清水 銀杏

↑ここ最近頂いた銀杏の中でもガツンとくる
苦味が印象に残る。衣は薄く表面フワッと
包まれたほぼ素揚げ状の銀杏。

白甘鯛

↑粒子の粗い塩で頂く白甘鯛。鱗パリパリ
身はふっくら。不味いはずがない。

清水 折戸茄子

↑水分多いので揚げてからしばらく冷ました
折戸茄子。軽く醤油がかかった一品。
冷ましても中は熱くトロトロ感は半端ない。

生シラス

↑生シラスを大葉で巻いて揚げた表面サクッと
中はレア感を保った生シラス。めちゃ旨味。

↑蕪の旨味水分が口の中でジュワッと弾ける
一品。ジュワッと弾ける甘味分が美味い。

磯辺揚げ

↑この日は鯵、烏賊、白身魚を詰めた一品。
海苔で巻いた中身はやっぱりレア、美味。

南瓜

↑この日頂いた野菜の天ぷらで一番インパクト
ある一品。南瓜の皮から良い土壌の中で
育ちましたと訴えかけてくるような香りの
良さと皮の中からは芋きんとんのような甘味。
食材が勝利している気もするがこれは美味い。

箸休めの酢の物

↑この日は穴子と焼茄子とモロヘイヤと蔓紫
のお浸し。油の変更もこのタイミング。

新牛蒡

↑牛蒡特有の香りに噛むと甘いエキスが
ジワジワと出てくる美味な一品。

金目鯛

↑ふっくらとした身と鱗のカリカリ感を
楽しむ一皿。上に甘辛い山椒醤油と胡瓜。

玉蜀黍

↑噛み続けると口の中で甘さ継続する玉蜀黍。

ゲソ

↑塩も天汁もつけずそのままで。中はレアで
トロッと溶けるクリーミー感のあるゲソ。
表面薄く纏った衣の口の中で消えていく
サクサク感もまた印象に残る。

太刀魚

↑小ぶりな太刀魚を結んだ一品。
この日はどの魚も身がふっくら。

小鯵

さつま芋

↑軽く塩を振ったこの日一番時間をかけて2種
の鍋で温度変えてゆっくりと揚げたさつま芋。
何も添加しなくとも完成しているこれぞ
ザ・芋きんとん。南瓜同様、皮が美味い。

天丼

↑天丼 or 天茶の2択。
かき揚げの魚介がプリップリの仕上がり。
赤出汁の中におぼろ豆腐のような大きな豆腐が
ドカッと入っていたのがやたらと印象に残る。

水羊羹と煎茶

↑繊細な味わいの水羊羹とお茶で〆。

お店の場所・予約方法

JR東海道線 焼津駅南口から徒歩5分程度

予約方法:電話予約
※前月の初旬にインスタDMで翌月の予約受付開始日と受付開始時間をお知らせしているので訪問日を決めている方はインスタDMを要確認。

TEL:054-639-6613

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理:おまかせコース、富士ミネラル
会計:21,230円 (2024.09現在)

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