徳島の正統派日本料理
出張合間の休日に適当に車でドライブしたくなったついでに訪問した徳島佐奈河内村にある日本料理店。
店主岩本氏は各メディアで紹介されている通り京都吉兆嵐山本店の創業者湯木貞一氏の直弟子として修行を積んだお一人。店舗裏側へ廻ると先代の経営していた虎屋旅館のなごりも目にする事ができる。
食材は基本地元のものを使用しているが、大将が美味いと思うものを提供するというスタンス故、良い食材が入らなければ県外食材を使用する事もある。
女将のお話では予約は1日(回)最大3組。店内は1階に2部屋、2階に1部屋の個室のみとなる。1人利用は基本受付していないが、訪問当日の空状況にもよるため直前に電話して空席があれば訪問する事が可能。(筆者も数日前に電話してたまたま昼の部に空席があったため訪問。)
↑この日通されたのは2階席。
非常にゆったりとした時間の流れる空間。
2025年8月現在は昼のおまかせコース2種、夜のおまかせコースのみ。予算とコースは予約時に応相談といったところだろうか。昼の部12:00、夜の部18:00の一斉スタートとなる。
わざわざ京都まで足を運ばずとも日本料理を楽しみたいと思う地元の方であれば知っておいて損のない一軒になる事であろう。
料理内容(参考)
ある日のおまかせコース
梅ジュース
↑梅の香り旨味が優しく引き出たジュース。
コース料理の一部ではなく普通にノンアル
ドリンクとして頂きたい一杯。
鮎の寿司/鱧の子ゼリー寄せ/穴子の八幡巻き
↑口の中でサーっと溶け出していく鱧の子
ゼリー寄せが印象に残る一品。
鱧の御椀
↑うん、京都日本料理店で頂く出汁のよう。
アコウ/車海老/ヤリイカ
岐阜 天然鮎
↑ただの鮎の塩焼きなのに絶妙な火入れと
独特の燻製香がたまらない妙に感動した一品。
馬鈴薯と蛸の蛸ボール
↑「和」でラタトゥイユを表現したような
味わいのソースが印象に残る。
瓜の白和え
↑さっぱりとしたお口直しの一品。
アコウのお頭と炊き込みご飯
↑おひつの中にとても1人で食べ切れる
とは思えない量のご飯。これで腹パンに
ならないはずがない。
小夏
↑小夏本来の甘酸っぱさが効いていて美味。
お抹茶と水羊羹
お店の場所・予約方法
JR各線 徳島駅からタクシーで30分程度
徳島南部自動車道 徳島津田ICから車で30分程度
徳島自動車道 土成ICから車で40分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
電話:0886-79-2305
駐車場:有
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間程度(ランチタイム訪問)
注文した料理 おまかせコース、ペリエ:1本
会計:13,640円 (2025.08現在)