「天ぷらみかわ」から独立したうちの一軒
お店は人形町駅A2出入口から徒歩3分程。変態系薪イタリアン「ラパルタメント ディ ナオキ」の裏手になる。
店内はカウンター8席のみ。店主は天ぷらみかわ茅場町店から現在は閉店した八丁堀店、みかわ是山居を得て独立。メニューは2023年12月現在は一時期提供していたランチタイムの天丼は終了し、昼夜おまかせコース1本のみとなる。
みかわから独立されたお店を訪問して毎度素晴らしいと感じさせられるのは天ぷらを口元に近づけた時に感じる旨味な衣の香りだろうか。使用するのは水、薄力粉、卵のみとなる。
「天ぷらみかわ」からの独立店として他に有名な店舗といえば秋田「天ぷら みかわ」、福島「てんぷら・しおや」、岡山「千の種」、東京築地「なかがわ」(岡山のお店は「天ぷら やぐち」や秋田の「天ぷら みかわ」とは異なるスタイルでコース料理を提供していたと記憶している。)だろうか。
福島のお店だけは筆者も訪問した事がないのでそのうち出張で出向いた際にでも訪問してみたいものである。
料理内容(参考)
ある日のランチおまかせコース
蕪のずわい餡掛け
↑蕪と蟹の良いとこ取り勝負をしているよう
な一皿。蕪の甘さと蟹の旨味でテンション
上がる一皿。美味い。
海老一匹目
↑口に近づけた時に香る揚げた衣の香りが
引き立つ。天ぷらみかわの味を一度でも口に
した方なら分かる記憶の中の旨味が蘇る
身がホクホクな塩で頂く一匹の海老。
海老二匹目
↑二匹目はお好みでとの事だが、衣の香りを
ぶち壊しにしそうなのでやっぱり塩で。
幸せいっぱいの海老二匹目。
海老の頭 二匹
↑正直なところ、塩も不要と思えた一品。
噛んだ時に感じる香りと味わいはやっぱり
高級海老煎餅の味としか表現できない一品。
スミイカ
↑サクッとフワッと甘味のあるイカ。
こちらも塩で頂く一品。
大黒舞茸
↑あえて天つゆでとの事でじっくり天つゆへ
浸す。舞茸の旨味に天つゆが染みて相乗効果。
良き旨味。
メゴチ
↑塩で頂くメゴチ。ふんわりとした身より
尻尾が独特な味わいでなかなか無い。
メヒカリ
↑鮨店では良く提供されるメヒカリ。
口の中で自然に溶ける過程がたまらない。
熊本 赤茄子
↑水分多く含んだめちゃめちゃ熱い一品。
ジューシーな茄子と揚げの旨味が交差する
塩で頂く一品。
宮城入里前湾 帆立
↑帆立の甘味と衣の旨味がダブルで合わさる
酒の肴になる一品。
蛤
↑この一品に感動しない人はいないだろう。
塩、天つゆ不要な頂く噛めば噛むほど蛤の
旨味が口中に広がる一品。これは素晴らしい。
広田湾 牡蠣
↑牡蠣に含まれる塩水分が多くこちらも酢橘
のみで美味しく頂ける一品。噛めば噛むほど
ジューシーな旨味が広がる幸せの一品。
銀杏
↑おっ、ここで珍しく銀杏の香り旨味より
筆者は衣の香り旨味を強く感じた一品。
雲丹天ぷら
↑雲丹の旨味と大葉の旨味を殺さずに揚げた
一品。火入れに滅茶苦茶神経使いそうだと
感じさせられる非常にクオリティの高い一品。
雲丹は馬糞雲丹オンリー。
穴子
↑筆者の中ではコースの一番の見せ場。
この穴子をサクッと切るシーンは秋田の天ぷら
みかわ同様に不思議と感動させられるシーン。
穴子はお腹の空き具合により量の調整可能。
天茶漬け
↑〆のご飯はミニ天丼か天茶漬けの2択。
この日は天茶漬けをオーダしたが、スプーン
ですくうと細かく刻んだ小柱がご飯と一緒に
乗っかってくる最後まで旨味が漏れなくついて
くる天茶漬け。小柱かき揚げで天茶漬けを作る
お店が少ないのでこれは想定外に感動させ
られる口中さっぱりとさせる美味な一品。
水菓子
↑シャインマスカットで口中さっぱり。
お店の場所・予約方法
東京メトロ日比谷線 人形町駅A2出入口から徒歩3分程度
都営地下鉄浅草線 人形町駅A3出入口から徒歩3分程度
東京メトロ半蔵門線 水天宮前7出入口から徒歩4分程度
予約方法:電話予約
TEL:03-3527-3701
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間半程度(ランチタイム訪問)
注文した料理:ランチおまかせコース、ハイボール:1杯
会計:27,500円 (2023.12現在)