多仁本 – 飯田橋/日本料理

東京都

四谷三丁目から神楽坂近くの
軽子坂へ移転オープン

の弥七」「うぶか」「車力門おの澤」等の美味しく有名な高ウマ料理店が軒を連ねる四谷三丁目の車力門通り近く(現在の四ツ谷みね村のある場所)から神楽坂近くの軽子坂のテナントビル3Fに9月1日移転オープン。

店主は「松川」「銀座しのはら」「柚木元」等ミシュラン獲得の名店を数多く誕生させた滋賀の「招福楼」ご出身。

店内は四谷三丁目にお店を構えていた時と同様、カウンター8席のみ18:00から(状況に応じて変更する可能性あり)の営業となる。

ドリンクメニューは日本酒以上にワイン(ブルゴーニュ、国産、ニューワールド等)幅広く扱っている印象がある。値付けは平均的な相場より、若干お高めといったところだろうか。

移転後初訪問となるが、たまたま訪問した時期に美味しい物が揃ったからなのか食材レベルを上げたのか筆者も定かではないが移転前よりも「旨味」に対する感動レベルが格段に上がっているように感じられた。

ご近所であれば定期的に訪問したいと思える日本料理店に挙がる事であろう。

料理内容(参考)

ある日のおまかせコース

車海老 三つ葉 砂子 椎茸 みぞれ和え

↑一皿目から旨味インパクトの大きな車海老
と香りの引き立つ椎茸のハーモニー。
旨味とサッパリと仕立てたみぞれ和えで胃腸
の準備。

せいこ蟹真薯のお椀

↑蟹の旨味をギュッと濃縮した蟹真薯。
齧った時の旨味が蟹以上な完成度の高い真薯。

↑藁で燻して捌いて盛り付けしている時点で
美味しそうな香りがプンプン。
当然⁉︎藁で燻した鰹は美味い。

鱈の白子飯蒸し

↑トロッと仄かな甘味を含んだ鱈の白子と
くり抜いた柑橘の香りが飯蒸しと程よく融合
する一皿。美味しすぎる。

鼈の醤油麹焼き

↑おぉ!なんと大ぶりな鼈。噛んだ瞬間に
鼈に濃縮された旨味が口中に広がる。
同じ服部中村養鼈場の鼈とはいえこれは山勢
で頂いた鼈とは旨味味わいが全くの別物。
そのままでも酢橘をかけても美味い一皿。

クエのしゃぶしゃぶ

↑ちり酢とあん肝ポン酢で頂く一皿。
幸せ〜以外の言葉が出てこない。

虎ふぐ唐揚げ

↑時期が時期だからなのか鼈醤油麹焼きに
負けず劣らずのパワーあふれる虎ふぐ。
最初はそのまま、後から酢橘で。
飲兵衛には喉から手が出る程に食べたくなる
究極の酒の肴では。文句なしに美味い。

宮崎牛と花山葵のおそば

↑関西料理店で頂く月鍋や熊肉そばのような
味わい。肉脂を花山葵で上手に受け止めて
いて移転前に頂いた一品よりも感動が大きい。

炊き合わせ
(近江蕪 キクラゲと銀杏のひろうす
ほうれん草)

↑脂たっぷり肉の後なので全体的に薄味で
さっぱりと刻み柚子の香りの炊き合わせが
口直し代わりの口内リセットの役割を果た
していて普通に美味しい。

白米ご飯

↑ご飯のお供は蕪の漬物、白子、いくら、
鮪の切身。ご飯が進まない…訳ない御食事。

海老芋の白味噌仕立て

↑京都の美味い日本料理店で頂く味わいの
白味噌お椀。白味噌の仄かな甘味と海老芋の
ベストマッチング。

猪の炊き込み御飯

↑そぼろ状の猪肉の旨味が引き立つ御飯。
少量でお代わりを頂いた旨味御飯。

鰻山椒入り茶漬け

↑濃いタレが染み込んだ鰻を茶がゆのような
味わいの汁に鰻を染み込ませて頂く一品。
非常にサッパリとした味わいにちゃっかり
お代わりしてしまった味わい。

鼈の中華そば

↑漫画美味しんぼの「まる一」で描かれる
ような出汁の輝きは写真で見る以上に美しい
一杯。鼈出汁が後引く美味さにこちらも
お代わりしてしまいたくなる味わいと鼈出汁
の持つ力なのか乾燥肌の筆者も時間の経過と
ともに肌が潤う究極の保湿出汁。美味しく
保湿効果を得られるなら肌の悩みも悪くない。

本蕨粉の蕨餅

↑まるで京都の茶寮宝泉で頂く凝固剤を使用
していないプルンプルンな口溶けのわらび餅
のよう。プルンプルン故に口にするまでが
屋台縁日の金魚掬い状態となる一皿。
甘味の効いた黒蜜で頂く蕨餅は美味。

お抹茶

↑苦味を感じさせない〆の一杯。

お店の場所・予約方法

JR中央線 飯田橋駅西口から徒歩6分程度
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線 都営地下鉄大江戸線
飯田橋駅B4b出入口から徒歩3分程度

予約方法:ネット予約

ネット予約:OMAKASE

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度

注文した料理 おまかせコース、焼酎:2杯

会計:31,680円 (2023.11現在)

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