伝統的フレンチ技法と現代フレンチの融合
こちらはマンダリンオリエンタルホテル東京の37階にお店を構えるフレンチレストラン。
この日は窓側に位置する席を案内され着席。高層階に位置しているだけあって真下には日銀、前方にはレインボーブリッジが見える抜群の景観。(ただし冬場は場所により日当たり良過ぎでランチタイムは逆に暑く感じる場所もあるので要注意)
伝統的なフレンチ技法と現代フレンチを上手く融合させたコース料理といったところだろうか。黒トリュフとフォアグラのブリオッシュをオーダしなかった事が若干悔やまれるので、機会あればまた訪問してみたい。
料理内容(参考)
ある日の5品ランチコース
アミューズ
↑スプーンにのせた栗とクリームをかぼちゃ
スープに浸して頂く。クリームから口いっぱい
に溢れる旨味がこの後の料理に対する期待を
高める。繊細なマスタードの旨味がグジェール
ともよく合う。
冷たい前菜
↑目の前で食べたい物を選ばせてくれるのは
ありがたいが、全部食べてみたくなるので
食いしん坊にこの誘惑は非常に困る。
↑シグネチャーの定番前菜は「黒トリュフと
フォアグラのブリオッシュ」と思われる。
が、この日はたまたま昔レストランを舞台に
した名ドラマに登場した「リードボーのブリ
オッシュ包み焼き」がメニューにあったので
ついついそちらをオーダ。焼き立て
ブリオッシュの香りが素晴らしくグルマン
にはたまらない時間。
温かい前菜
(帆立貝のグルノーブル風)
↑表面を軽く焦がした帆立と帆立をムース状
にしたルトンとの相性が何とも言えない
味わい。帆立の身よりも若干マイルドな旨味
を出すルトンと身と酸味の効いたソースとの
三位一体といったところだろうか。
魚料理
(舌平目と牡蠣のヴィロフレ風 シャンパーニュソース)
↑温かい前菜同様、舌平目と牡蠣とソースで
旨味が完成する一品。
肉料理
(鵜とフォアグラのパイ包み焼き マディラソース)
↑魚料理でも感じた事なのだが、ソースだけを
舐めると濃厚と感じられるのに鵜と合わせる
とソースの濃厚さが見事に中和される何とも
不思議な感覚。よく計算されているなと感じ
られた一品。
デザート
↑3種類提供されたが、強く印象に残ったのは
「イル・フロッタント」。マシュマロを口で
噛んだ時の感触をさらに繊細な口溶けに表現
したメレンゲのフワフワ感とアングレーズ
ソースとの相性が素晴らしいと感じられた。
子菓子
↑「月餅」をイメージしたような焼き菓子。
腹パンにならないように当然!?
1ピースカットで。
お店の場所・予約方法
東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅A7出口直結 徒歩2分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:03-3270-8188
駐車場:有
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間程度(ランチタイム訪問)
注文した料理 おまかせ5品ランチコース、ノンアルコールワイン(白):1杯
会計:15,939円 (2023.01現在)