蓮華 – 福山/中華

広島県

当日まで何も決まっていない
ミステリアスおまかせコース

お店は福山駅から徒歩10分程の町の通り沿いある。店内はカウンター席とテーブル席のみ。

平日のランチタイムであれば1000〜3000円前後の一品料理等も楽しめる。(以前ランチタイムにも飛び込みで訪問したような気がしなくもない。)

ドリンクメニューは中華料理定番の紹興酒やビール、焼酎、日本酒、ワインの用意があるものの圧倒的に茶葉の方が数多く揃えられており筆者のようなお酒がほとんど飲めない、ただの食いしん坊にはドンピシャな中華料理店になるだろう。

コース料理は数種類用意があり品数のみ決まっているが提供する料理は何も決まっていないのがこちらのお店の特徴だろうか。

当日用意している食材メニューの中から自分が食べたい物を指定する事で店主がコース料理を組み立てていくスタイルとなる。また食材だけでなく提供する料理の味付けに関しても四川から広東まで幅広く勉強されているだけあり、細かな味付けのリクエスト要望にも答えるだけあってかなりマニアックなお店という印象が強い。おそらく再訪しても同じ料理が出てくる事はない。(幅広い料理を作れるという点では福岡から浅草へ移転した中華の名店巴蜀や細かなリクエストに答える水戸のダルソウシとも雰囲気はよく似ている気がする。)

お恥ずかしながら筆者は何も考えずにディナータイムに訪問しメニューを見て唖然としてしまったため食材選びに時間を割いてしまったのだが、こちらを訪れる際にはどんな料理を食べたいのかある程度自分の中でイメージして店主と相談する事で食事を楽しめる事だろう。

料理内容(参考)

 ある日の蓮華コース

↑事前に料理の提供スタイルを全く予習せずに
訪問した為、メニューを開いて若干困惑。
本日の食材に記載された海鮮類、肉類、蒸菜類
、野菜類からその日に食べたい食材を選び
そこから店主がコース料理を組み立てる。

ずわい蟹と根パセリ

↑普通に美味い蟹身に合わせたピューレ状の
根パセリのソースが美味。

白子

↑トロッとした口溶けの白子にパンチの効いた
胡椒とパクチーで風味は若干タイ料理寄りの
美味い一皿。

牛肉 牡蠣 ムール貝

↑牡蠣とムール貝に柚子のソースだけなら
スペインにつながりそうな一皿だが、独特な
スパイシーソースと絡めた牛肉が加わると
やはり中華料理になる不思議な感覚の一皿。

蒸しパン

↑熱々ふっくらな普通に美味い蒸しパン。

甘鯛

↑小皿に盛ると最早フレンチの一皿と見た目
変わらない一品。魚は油をかけながら
作り上げる油淋調理。鱗のカリカリ感といい
身のほぐれ具合といい差を感じにくいが、
ソースの仕立て方はやはり中華料理だろうか。

ヒグマとツキノワグマ

↑中華料理でクマを食べる機会があまりない
のでこの日唯一筆者が指定した食材。ヒグマ
は内腿、ツキノワグマはロース。そこに
ジロール茸、トランペット茸、シャントレル茸
の3種を添えた一皿。口に入れて噛んだ時の
クマ特有の獣臭を感じつつ中華料理らしい
甘酢とスパイシーソースで仕立てた一皿。
なかなか他では経験できない味わい。

炒飯

↑店主との会話から中華の枠を外れなければ
ご飯物でも麺類でも食べたい料理を要望すれば
もう何でも提供してくれそうな雰囲気。
〆の麺飯類はコースとは別の為追加オーダ。
刻んだ生姜と鰹節がどうも粉物を連想して
しまう味わいである意味印象に残った一皿。

ジャスミンティーのアイス

↑ストレートにジャスミンティーを感じる
口内サッパリとさせるデザートで〆。

お店の場所・予約方法

JR山陽新幹線・山陽線・福塩線 福山駅南口から徒歩10分程度

予約方法:電話予約又はネット予約

TEL:084-973-9552

駐車場:有

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間程度
注文した料理 蓮華コース11000円、炒飯:1皿(追加)、凍頂烏龍茶:ポット
会計:15,000円 (2024.01現在)

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