温石 – 静岡・焼津/日本料理

静岡県

ご近所なら常連になりたい
懐石料理店

静岡焼津駅から焼津漁港寄りの住宅街に位置する料理店。

店内は令和元年に新設されたカウンター8席と個室が数部屋。2024年9月現在は18:30からの一斉スタートとなる。(新設されたカウンター席利用を主としており24年9月現在、個室は開放していない。)

ドリンクメニューはこの手の料理店としては全体的に良心的な値付け。なお、ウイスキーの取り扱いはない。焼津であがった魚を主とした料理の数々が振る舞われる。

予約訪問日のみ一斉予約受付開始日より先の予約を日又は訪問可能な曜日の候補を挙げることで次回の予約を入れる事が可能。故に月初の一斉予約受付開始日に最近はほとんど枠が空いていないのが実情である。

料理内容(参考)

ある日の夏お任せコース

鯵の胡瓜巻き

↑おお、焼津の旨味が詰まった鯵を口当たり
さっぱりとした胡瓜が受け止めるバランス感。
鯵に対する胡瓜の受け止め方が実に絶妙。
これは暑い夏の夜には最高の始めの一皿。

ジンドウイカ 南瓜

↑足と身で炭火の火入れを微妙に変えて
焼いているためか香りの変化が楽しめる
赤イカ。薄切りの富士宮コリンキー南瓜
も一品目同様、サッパリとした口当たり。

豆鯵の唐揚げ

↑高級海老煎餅を鯵で作ったらこうなるで
あろう品の良い味わい。非常にサクッと
揚がっていて美味い。これは手土産用煎餅
として持ち帰りしたくなる美味な味わい。

お椀
(太刀魚 新蓮根の団子)

↑箸で上げようとすると砕ける太刀魚と蓮根
の旨味が効いた団子。新蓮根の澱粉質を出汁
に溶いた汁の味わいが普段なかなかお目に
かからない味わい。

お造り1 黒ムツ

↑脂ののった甘味のある黒ムツに刻み茗荷と
おろし山葵、これにイギリスマルドンの塩が
絶妙な旨味のボディーブローを効かせてくる。
醤油で頂くのは勿体無い印象に残る美味しさ。

お造り2 本メジマグロ

↑甘味を感じる本メジマグロに玉葱とおろし
山葵、こちらもイギリスマルドンの塩が
良く合う。この日頂いたお造りの塩と魚の
セレクトはピカイチな旨味味わい。

緑茄子の揚げ伝楽 白味噌

↑これまた茄子のサッパリとした味わいと
対照的に表面の揚げ伝楽の旨味が引き立って
いて美味しい。そしてそれ以上にペロペロと
口へ運びたくなる味わいの白味噌が美味しい。
この白味噌だけで酒の肴になりそう。

ズッキーニ炭火焼き

↑ズッキーニも美味しいがそれ以上に
ローストした玉葱の醤油漬けが美味しい
オニオングラタンスープで頂く玉葱のような
味わい。ちょっとした手間手間が旨味を
引き立てる。

エボダイ モロヘイヤ

↑蒸したエボダイとモロヘイヤ。偶然なのか
相性良いのか一緒に頂く事で美味しさが増す
何とも不思議な組み合わせの一皿。

金目鯛 山椒醤油

↑金目鯛の鱗部分の香ばしさとカリッとした
食感、ここに山椒の効いた醤油で旨味アップ。
美味い、美味い。

炭焼き椎茸

↑近所でとれた香り豊かな、美味い素材。

お口直し
(枝豆のすり流し)

↑枝豆以上に枝豆の旨味が効いたすり流し。
枝豆も数粒入っているのでスプーンで掬って
食べると枝豆本来の美味しさも感じ取れる
後味サッパリとした素晴らしいお口直し。

土鍋ご飯

↑炊きあがり直後の土鍋ご飯。
銀座よし澤」で頂くアルデンテのよう。

炊き合わせ
(折戸茄子 平貝 アオリイカの揚げ真薯
オクラ)

↑シンプルな茄子とオクラと対照的な平貝の
炙り具合と黒七味の旨味、イカ真薯の揚がり
具合が素晴らしい。

玉蜀黍の土鍋ご飯

↑何と華やかな夏の花火を思い起こさせる
ような土鍋ご飯。下層は黄身醤油、上層は
塩をまぶした二層構造の盛り付け。
旨味に旨味を加えたガツガツ箸が進むご飯。

青のり 汁かけ煎餅ご飯

↑煎餅ご飯を出汁に入れた瞬間の音と香りで
食欲をそそる。唐辛子味噌が効いた汁出汁
が良い味わい。筆者は京都「未在」でいた
〆の湯桶、温石オリジナルと判断。

本メジマグロの漬けご飯

↑お造りで頂いた時と同様、写真以上に見た目
の美しい本メジマグロ。漬けにして頂くとまた
これはこれでまた美味い飯になる。

水菓子
(山梨県氷川白鳳の桃)

↑福岡薬院で頂くの至高のフルーツパフェ店
プリンスオブザフルーツ」でも使用している
桃だけあって糖度高く水々しく美味い。

お抹茶とお茶菓子

↑お茶菓子は何とまあ品の良い味わいの餡と
芋のバランスが素晴らしい悪魔のポテチ。
袋詰めされてたら食欲が暴走しそうな味わい。
苦味を感じさせないお抹茶で〆。

ある日の冬お任せコース

菊川 森本

↑料理に合わせやすい日本酒との事ですすめ
られた菊川森本。しっかりした味わい故に
脂ののった魚によく合いそう。

落花生豆腐

↑生の落花生をすり潰して絞った物を固めた
豆腐に1時間かけてローストした落花生の
ソースを掛け銀杏と和えた一品。同じ落花生
とは思えない味わいに驚き。

焼津鯵の棒寿司

↑一口でパクリと頂ける棒寿司以上に土から
出てきましたといわんばかりの香り風味豊か
な富士宮オデオ牛蒡が印象的。

エボダイとシメジのお椀

↑身厚ふっくらとしたエボダイと白味噌仕立て
ながら非常に繊細で優しい味わいの椀物。

焼津ハタ アオリイカ

↑烏賊炭塩がのったアオリイカ。ハタ共に
塩のみでも美味しく頂けるお造り。

あさはた蓮根のおかき揚げ

↑外側は煎餅のような風味味わいのまさに
おかき揚げ。歯応えある蓮根に煎餅の軽い
ポリポリとした食感が面白い。

富士宮山東菜と桜エビ

↑さっと炊いたさっぱりとした味わいの白菜
と美味な桜エビ。非常にさっぱりとした一品。

磯自慢 温石オリジナルブレンド

↑普通に入手できなさそうなお酒だったため
飲めないくせについついオーダしてしまった
一杯。ワインのように香りで楽しむ磯自慢。

藤枝椎茸炭火焼き

↑前回訪問した時に頂いた椎茸よりも香り
旨味歯応えが抜群。これは美味しい。

金目鯛 実山椒醤油

↑皮目パリパリ身はほくほく。実山椒醤油が
いいアクセントで美味しい。

蕪の丸焼き

↑表面真っ黒になるまで炭火で火入れした蕪。
齧ると蕪の甘味が口中にジュワッと広がる
シンプルに美味いと感じる一品。

柿とスナップエンドウの胡麻酢かけ

↑柿とスナップエンドウそれぞれ普通に
美味しい一皿。

炊き立て土鍋ご飯

↑前回以上にそして写真以上に米艶の輝きが
素晴らしいアルデンテ。

アオリイカの揚げ真薯 磐田の海老芋
ほうれん草の炊き合わせ

↑和食店で頂く繊細な味わいのおでん。

太刀魚と芽キャベツのご飯

↑茹でた芽キャベツ、揚げた芽キャベツ両方
入っているからなのか太刀魚は脇役のような
存在感になるくらいパワーある芽キャベツ。
これは食感を楽しむ土鍋ご飯。

青のり 汁かけ煎餅ご飯

↑この日は榎と自家製唐辛子味噌を入れた
煎餅ご飯。何回食べても京都未在の湯桶を
思い出す味わい。

鰹の漬けご飯

↑サッと口の中で溶ける鰹が印象的。

果物

↑ラフランスとシードレス。

南瓜のきんつば

↑南瓜の中に甘納豆を入れたきんつば。
非常に繊細で優しい味わい。

お抹茶

苦味を感じさせないお抹茶で〆。

お店の場所・予約方法

JR東海道線 焼津駅南口からタクシーで10分程度
焼津駅南口から静鉄バス 一色和田浜線 水産高校前バス停から徒歩5分程度
焼津駅南口から徒歩20分程度

予約方法:電話予約又はネット予約
※月初の1日0:00受付開始と同時にほぼ満席となる傾向にあるのでネット予約推奨。

TEL:054-626-2587

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、ほうじ茶
会計:19,800円 (2023.07現在)

滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 おまかせコース、日本酒:2杯
会計:22,990円 (2023.12現在)

error: Content is protected !!