生ハムオンパレード!
浅草駅から徒歩10分少々、美味しい四川料理巴蜀のある言問通りを通り過ぎた先にあるカウンター8席の生ハムにこだわったイタリアンになる。
24年12月現在はランチタイムであればコース料理1万円以下。ペアリングはランチ¥5,500、ディナー¥8,000と東京飲食店としては非常に良心的な値付けとなる。
コース前半の生ハム料理は初めて口にすると思い出すのは東京広尾のペレグリーノのような変態感。オープンから半月程度は難なく予約が取れていたのだが、10月あたりから急に予約が取り辛くなった一軒になる。
訪問日であれば、一斉予約受付日開始前であっても次の予約を入れる事が可能な為、生ハム好き、変態系の味をわいが好きな方であれば次回予約を入れてお店を後にするのがおすすめである。
(2025年9月追記)
今年2度目の訪問となるが、次回予約は最短で来年の7月。予約できるだけマシだが、オープン当初のように気軽に訪問できなくなってくると美味しくてもそろそろお別れ時となるだろうか。
料理内容(参考)
2024年ある日のディナーコース
生ハムのスープ
↑調味料を一切使わず生ハムの塩のみで
仕上げたスープ。生ハムの旨味をギュッと
濃縮した変態系の旨味スープ。
ジャンボンオーヴェルニュ21ヶ月熟成
発酵バター、ブリオッシュ
↑ただただ、究極の変態感高い旨味。
グルマンの心を鷲掴みにするような一品。
ノワール ビゴール24ヶ月熟成
最古の純血種豚
雪椿
↑生ハムの出汁で炊いた魚沼コシヒカリ。
シャリと魚脂の旨味を口にした時のような
口溶けがたまらない一皿。
ハモン イベリコ ベジョータ36ヶ月熟成
ニュッコフリット
↑旨味揚げパンと程よい生ハムの塩味バランス
が素晴らしい。前半3皿で広尾のペレグリーノ
のような変態の世界感に浸れる感動有。
上記料理で使用したハム3段
↑素人目にはどのハムをどの皿で使用した
のかまるで判別出来ずただただ美味しく
頂きましたと手を合わせるのみ。🙏
ハモン イベリコ ベジョータ36ヶ月熟成
苺、刈谷トマト
↑カプレーゼはリコッタチーズ、プラータ
チーズのコンビネーション。上から蕎麦の実を
焼いた物をのせた一皿。トマト、チーズ、
生ハム王道トリオの組み合わせだが美味。
グアンチャーレ、雪アスパラ
↑北海道アスパラと豚の頬肉の生ハム。
軽く藁で炙ったアスパラに炒め物で感じる
旨味油を生ハム脂で表現したような一皿。
白子、百合根、グリエルチーズ
↑クリーミー白子と優しい甘さの百合根に
チーズのグラタン。春菊のさっぱりとした
味わいと白子のクリーミーさが非常に相性良。
麺作り
↑毎度毎度、手品のように生麺をカッターで
細断する光景は食好きなら見物の価値有。
カーボロネロ、毛蟹、柚子
タリアテッレ
↑パスタ以降、量の調整が可能。
この日はカーボロネロの黒キャベツの
ペーストを含ませたモチモチ麺と毛蟹の旨味。
鴨 ロース / 藁
↑この日はメニューに記載のブルガリア産鴨肉
マグレカナールかTOKYO BEEFのカタサンカク
の2種から食べたい方をチョイス。
この日は前回訪問時とは別の鴨をオーダ。
鴨肉以上にほのかな藁の燻しが印象に残る。
ピスタチオ
↑テリーヌショコラ。
黒豆茶
↑食後はエスプレッソ、珈琲、黒豆茶
からお好みの飲み物を選択。
2025年ある日のディナーコース
車海老
↑下には手作りリコッタチーズ、車海老と
少量の玉葱でスープを作り上からカモミール
オイルをかけた一品。いきなり変態感高めの
旨味一品を出してきて後半大丈夫なのか若干
心配になる一品。別に用意された焼き立て
ブリオッシュと合わせるともうたまらん。
秋刀魚、無化果、プリアサヴァラン
↑シチリアのベッカフィーコをまねた一品。
北海道秋刀魚を三枚おろしにして、中に貴腐
ワインに漬けたレーズンやアンチョビを
入れて焼いた物と、フレッシュ無花果、
ブリア・サヴァランチーズを薄く伸ばした
物に、カリフラワーピューレで仕上げた一皿。
ティモラッソ
↑あらま〜、今年秋田のエッフェを再訪した
際に頂いて以来の再会。しかもこの日は
22年と20年の飲み比べ。シェフ太っ腹!
生ハムのスープ
↑この日のメニューには記載ないものの
生ハム、香茸、水で仕上げた旨味スープ。
-【生ハム】-
〇フランス産ジャンポンオーヴェルニュ21ヶ月熟成〇
発酵バター、プリオッシュ
↑生ハムスライサー真横のグルマン特等席に
座っていると人の分まで思わずつまみ食い
したくなる一品。頭の中は口開けた🐶状態。
〇スペイン産イベリコベジョータ〇
ナガノパープル、シャインマスカット
↑60ヶ月熟成、手前が後足、奥が前足の
食べ比べ。これは実にマニアック。
後ろ足の優しい繊細な塩味が印象に残る一皿。
モルタデッラ
↑こちらもメニューに記載のないソーセージ
生ハム。
〇群馬県産ぐんま麦豚12ヶ月熟成〇
魚沼産コシヒカリ 雪椿
↑相変わらず、魚脂と錯覚させるような一皿。
〇フランス産ラルド〇
伝助穴子、実山椒
↑穴子表面に熱で溶けてコーティングされた
生ハムが絶妙な塩味を引き出していて美味。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ
↑家亀シェフお任せでお願いしたグラス赤。
炭焼ポルチーニ、サラダクスクス
東京ビーフ/白金豚
薪焼
↑おっ、肉料理の選択やめたのだろうか?
八王子肥育の東京ビーフと岩手花巻の白金豚。
アマトリチャーナ ピチ
↑太麺ちょ〜モッチモチのピチ。
スパゲティ
↑唐墨と発酵バターのパスタ。中には少量の
蟹身と蛤でソースというより出汁。
シンプルなおの澤の〆の唐墨蕎麦を足し算の
発想で作り上げた時の理想の形と思えた一皿。
ピスタチオジェラート
↑イタリアマントヴァメロンとピスタチオ、
中に少量の懐かしい市販クッキーを砕いた
デザート。
ハーブティー
↑相変わらず満足感高い変態系の一軒。
ご馳走様でした。🙏
お店の場所・予約方法
東京メトロ銀座線 浅草駅6出入口から徒歩10分程度
東武伊勢崎線 浅草駅北改札口から徒歩9分程度
都営地下鉄浅草線 浅草駅A3出入口から徒歩13分程度
予約方法:ネット予約
ネット予約:OMAKASE
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 ディナーコース、グラスワイン:2杯
会計:13,800円 (2024.12現在)
滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 ディナーコース、スパークリングウィーター:1本、グラスワイン白:2杯、グラスワイン赤:1杯
会計:24,860円 (2025.09現在)