北海道野菜が主役の札幌フレンチ
地下1階にある14席の店内。カウンター、テーブル席半々といったところだろうか。
前菜からメインまで魚や肉以上に北海道野菜が主となっているといっても過言ではない程に野菜が豊富に使われた一皿が提供される。
野菜を主とした有名料理店と言えば東京西麻布の草片(cusavilla)←(こちらはイタリアンイノベーティブになるとは思うが)草片の料理をフレンチで表現したお店というのがピッタリと当てはまるだろうか。
グラスノンアルコール、アルコールワインが1,000円前後、ボトルワインが5,000円前後〜揃えてあるのでランチタイムであれば1人10,000円前後で楽しめるだろう。
料理内容(参考)
ある日のランチコース
duc de Montagne
↑ノンアルコールスパークリング。
すっきりとした味わいが特徴的。
アミューズ
(レンズ豆のサラダ、フリット)
↑フロマージュブラン、ベイクドチーズ、
ポーチドエッグに仕立てた鶉の玉子がレンズ
豆と相性良く赤ワインビネガーと黒糖で煮詰
めたソースで程よい甘味、塩味を楽しめる。
フリットになっているそら豆、パースニップ
もサクッと揚がっておりレモンクリームとの
相性良く美味しい始まりの一品。
前菜
季節の野菜を使った定番料理
(パースニップクリーム、豆苗のソース)
↑小さな器に野菜をたっぷりと詰めた野菜
尽くしの一品。野菜も美味しいが、それ以上
に食べ終わった後に残ったスープが何とも
優しい味わい。豆苗ソースも繊細。
パン
(天然酵母の自家製パン)
↑酸味が弱めでモチッとしているパン。
前菜
ゆり根のフラン
(蕪のブイヨン、厚岸産浅利、ハーブ
、絹さや、クレソン)
↑ゆり根のフラン以上に浅利や絹さや、
ハーブ、クレソンとのハーモニーが記憶
に残る味わい。野菜が主の一品。
魚料理
(サクラマスとオゼイユ、レタス、グリーン
アスパラガス、山菜とカツオとアーモンド)
↑サクラマスも美味しいが、このお皿も
やはり野菜が主役の一皿。
サクラマスなので赤の方が合うかと思いきや
ソースの味わいから白でも合いそう。
Vintense(赤)
↑まさにアルコールが抜けたメルロー。
肉料理
(白老牛腿肉、エンドウ豆、キャベツと
アンチョビ、レモン)
↑豆乳ソースから繊細な甘味、塩味と香草の
香りが漂ういい意味で脳内お花畑状態になる
一皿。肉以上に野菜が主役になっている。
デザート
(日向夏のコンポート、酒粕のムース、
白花豆とホワイトチョコレート、蕗の薹の
マカロン)
↑コンポート、グラニテ、チョコ、酒粕の4層。
日向夏の甘苦さとチョコ、酒粕の効いた
ムースのバランスが絶妙。
マカロンの中身が蕗の薹と分かる味わいなが
らも苦味を抑えた超完成度の高いマカロン。
ミニャルディーズ/コーヒー
(蓬のパウンドケーキ)
↑食感はケーキ、味わいは日本料理の最後
を締めくくるお抹茶を頂いているような感覚
になる何とも不思議な小菓子。
なかなか出会えない表現力かもしれない。
お店の場所・予約方法
札幌市営地下鉄東西線 西28丁目駅1出入口から徒歩3分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:011-688-9788
駐車場:無
予算(参考)
滞在時間:およそ1時間半程度(ランチタイム訪問)
注文した料理:ランチコース、ノンアルコールスパークリングワイン:1杯、ノンアルコールワイン(赤):1杯
会計:7,800円(2023.05現在)