日本食材を伝統的フレンチに融合させたクラシカルレストラン
帝国ホテル東京のM2階にお店を構えるフレンチレストラン。
店内は隣同士の間隔がゆったりととられている為、周囲の目をあまり気にせず話をする事ができる。窓側席も通路に面している為か基本カーテンで覆われており、景色を楽しむ事はできない。(あくまで料理と会話を楽しむ空間と考えた方が良い。)
日本食材の持つ強みと伝統的フレンチを上手に融合させているのだろう。グランメゾンスタイルのフレンチレストランというと肩っ苦しいイメージを持たれる方もいるかもしれないが、こちらのレストランはシェフのヴァオサン氏が定期的に笑顔で話しかけたり巡回している為か、一番はしゃいでいるのがシェフ自信のように見えてくるので空気が和む。ポジティブに捉えるならアットホームなグランメゾンスタイルのレストランである。
料理内容(参考)
ある日の5PLATSランチコース
アミューズ
(ポワローヴィネグレットをティエリー ヴォワサンスタイルで)
↑蟹肉の旨味がガツンとくる味わい。柚子
胡椒のクリームと混ぜて頂くとより濃厚な
美味しさを放つ。現代フレンチでは出てこない
インパクトの強いアミューズである。
本日の前菜1
(下仁田葱を使用した鶏コンソメジュレ)
↑下仁田葱の辛みと苦味が鶏コンソメジュレ
の美味しさを引き立てているのだろうか。
鰹節クリームとの相性もまた素晴らしい。
本日の前菜2
(三重県コケコッコー共和国の卵を使用した一品)
↑ブラッスリーやビストロで腕に自信のある
シェフが作り出す「ウフマヨ」のクラシック
フレンチバージョンと言ったところだろうか。
半熟卵と竹墨、マッシュルームとカシスの
ソースが相性良く大人のウフマヨとして提供
しても面白いかもしれない。
魚料理
(舌平目のファルシに生姜バター 人参の宝石とヴァンジョーヌソース)
↑生姜バターの旨味と香りがたまらない。
この日はアルコールは飲まないと決めていた
のだが、この香りに負けアルザスのリース
リングワインをオーダ。非常に相性が良い。
料理と共に四万十川の川のりを使用したパン
が提供されたので一緒に頂くと面白い光景が
見えてくる一品。
肉料理
(和牛イチボ肉のポワレ 黒トリュフを絡めたセロリラブのブレゼ ビーフのジュ)
(撮り忘れ!)
↑メイン料理を撮り忘れた大馬鹿食いしん坊。
イチボ肉を噛んだ時に出てくる肉汁が
素晴らしい旨味を放つ。逆に黒トリュフが
そこまで香りを放っていなかったのも計算
のうちなのだろうか。ソースとしての
黒トリュフという位置付けなのだろう。
子菓子
↑これは想定外。タルトタタンが焼き上がる
のに時間がかかるとの事で先に子菓子を…。
これ先に食べてデザートがお腹に入るのか
若干、不安にさせられる。
デザート
(タルトタタン エルミーヌおばあちゃん風)
↑ここ最近のフレンチレストランデザートの
一品としては量多め。朝食を抜いて訪問して
いるが、この分だと夕食も抜いた方が良さそう
だと即座に感じ取れる量であった。普通に
美味しかったのだが、前菜、魚、肉と食べた
後だと少々きついかもしれない。
カフェとショコラ
↑結局子菓子を別に持って来るんか〜い!と
ツッコミたくもなるのだが、丁寧なサービス
と心遣いに感謝。
お店の場所・予約方法
JR各線 有楽町駅から徒歩5分程度 新橋駅から徒歩7分程度
地下鉄各線 日比谷駅から徒歩3分程度 銀座駅から徒歩5分程度 有楽町駅から徒歩7分程度 内幸町駅から徒歩3分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:03-3539-8087
駐車場:有
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間半程度(ランチタイム訪問)
注文した料理 おまかせ5品ランチコース、ペリエ:1本、グラスワイン(白):1杯
会計:24,446円 (2023.01現在)