広島古江の丘に建つ
グルマンの心を掴むレストラン
広電古江駅から徒歩10分弱の住宅街の丘に聳え建つレストラン。ここ数年広島での仕事出張にご縁が無く再訪は6年ぶりになるだろうか。
前回はランチタイムでの訪問だった事もあり全く気が付かなかったが、日が暮れた夜に最寄り駅からレストランへ歩いて向かうと二手に分かれる住宅街の道路下から上を見上げるとレストランの屋根に目立つように看板が照らされているので非常に分かりやすい。(車訪問者は道路左へ進んで駐車場へ、徒歩での訪問者は道路を右手に進むとレストラン入口に辿り着ける。)
店内はテーブル席と案内された事のないカウンター席。料理は昼夜共におまかせコース数種類の用意となる。
ドリンクメニュー、ワインリストは最近あるあるのiPad。グラスワインが1000円台前半から2000円台前半程度、ペアリングはグラス3杯5500円、5杯8800円だったと記憶している。
久々の再訪で頂いた料理がどれも食いしん坊を虜にしてしまう料理の数々で非常に驚かされたというのが正直なところである。
広島市内から若干離れた場所にはなるが、広島でフレンチを食べたくなった際に思わず足伸ばして訪問したくなってしまう一軒になるだろう。
料理内容(参考)
ある日のシェフにおまかせのコース
滋賀産鮒寿司
↑滋賀郷土料理を玄米、大根、ナスタチウム
で仕上げた一品。山葵風味のナスタチウムで
包めばどこからどう食べてもこれは日本料理。
フレンチの扉を開くワープホールのような皿。
北海道産ホタテ貝
↑香り良いパイ生地に思わず食欲がわく一皿。
貝柱のクリームソースと旨味の詰まった帆立
の組み合わせが素晴らしく印象的な美味しさ。
白ワインと生クリームが旨味を引き立てる
美味しく印象に残る味わいのソース。
まさにグルマンの為にあるような一皿。
パン
↑パンは1種類のみだが、無塩バターとの
相性良く思わずお代わりしてしまったパン。
島根産活松葉蟹
↑松葉蟹の上に根菜のパースニップを添えて
松葉蟹でとったスープと一緒に頂く一品。
香りから美味しさが伝わる松葉蟹スープ
がスプーンが止まらなくなる美味しさ。
グルマンの心をグッと掴むような一皿。
川崎 健さんの牡蠣
↑東京人形町にあるカキフライの名店で頂く
ような歯応えサクッと牡蠣の旨味ジュワッと
飛び出るあのカキフライ…のフレンチスタイル
といったところだろうか。衣部分はカダイフ
で表現。ソースはシードルビネガーと高知の
フィンガーライムで仕立てたソース。
飲めない筆者も前半3皿で思わずワインを
オーダしたくなる美味しさ。
村 公一さんの真鯛
↑真鯛のポワレに山形山伏茸を添え蕗のとう
のスープを注いだ一皿。真鯛と蕗のとうの
若干苦味の効いたスープが印象に残る一皿。
野菜サラダ
↑口内リセットを兼ねたサッパリとした
野菜サラダ。普通に美味しい。
榊山牛
↑広島熊野町で育てた榊山牛ロースト。
紅玉りんご
↑形を変えたアップルパイ。コースデザート
らしい一皿だが筆者は普通のシンプルな
アップルパイが食べたいと思う今日この頃。
紅玉りんご特有の酸味と煮詰めた時の甘味が
程よく合わさり微量の甘味生クリームとの
融合で余計に普通のパイが食べたくなる一皿。
チョコレート
↑ミルクシャーベットとビターで熱々な
ファンダンショコラの冷温デザート。
あっという間にペロリと頂いた一皿。
食後のお飲み物
↑珈琲 or 紅茶の2択。
お店の場所・予約方法
広島電鉄宮島線 古江駅から徒歩6分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:082-274-4010
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間程度
注文した料理 シェフにおまかせのコース、ノンアルコールスパークリング:1杯、シェフにおまかせグラスワイン(白・赤):1杯
会計:16,390円(2024.01現在)