Le Bouton(ルブトン) – 西麻布・乃木坂/フレンチ

東京都

グルマンなら定期的に訪問したくなるレストラン

コロナ禍前に訪問して以来の再訪となる為、こちらも数年ぶりの訪問となる。西麻布の交差点から美味い蕎麦の名店「おそばの甲賀」のある小道を入り進んだ先になる。

正直なところ周辺の駅(乃木坂、広尾、六本木等)から徒歩で向かってもあまり便利な立地ではないのだが、自分がその日食べたいと思う料理をある程度シェフと相談しながら決められる使い勝手の良さは東京でも上位に入るフレンチレストランではないだろうか。

店内はカウンター8席とテーブル4席×2組程のスペース。料理は全てアラカルト料理となる。一皿、2〜4人程度でシェアする事を前提とした値付け、ポーションとなっているものの、1人訪問であっても色々食べ比べ出来るようシェフと相談しながらの調整は可能(一部、1人分の量で提供不可なメニューも有。)なので非常に使い勝手が良い。

また口コミサイトでも目立っていないため、直前でも比較的予約がとりやすい。

ただでさえ面倒で手間のかかるフレンチアラカルト料理をここまで柔軟に可能な限りこちらの要望に沿う形で提供してもらえるお店はなかなかお目にかからないので食べる事が好きな方であれば記憶に残しておきたい一軒となる事だろう。

料理内容(参考)

ある日のアラカルトオーダーメニュー

フォアグラのマカロン

↑前回訪問時も2種類用意があった記憶から
常時2種の用意だろうか。この日は
塩キャラメルとラズベリーの2種類。前回
訪問時もハーフ&ハーフで注文していたので
今回もシレッとハーフ&ハーフ。塩キャラメル
もラズベリーもほとんどデザート感覚で頂く
ような一皿だが、ここを訪れると不思議と
注文したくなる一皿。

たらの白子のムニエル ジャガイモガレット
焦がしバターソース

↑焦がしバターソースで白子の表面がカラメル
質な焼き仕上がり、中はトロッと溶ける白子
の旨味な一皿。カラメル質な白子の表面と
同じ微かな歯応え感じるガレットもまた美味。

パン

↑パンは2種類。

ブータンノワール
リンゴソテー添え

↑見た目はもはやチョコレートブラウニー。
比較的さっぱりとしていて食べやすいと感じた
ブータンノワールに北海道十勝の甘味強めな
根セロリのピューレ。極め付けは軽い酸味の
旨味放つ紅玉リンゴのソテー。この紅玉リンゴ
をパイにしてデザートで食べたい。

江戸前穴子パイ 赤ワインソース

↑フレンチレストランでパイ料理があると
ついついオーダしたくなるのはなぜだろうか。
こちらのパイはナイフでカットすると穴子が
ほとんど原形をとどめていないので写真は
このまま。細かく刻んだ牛蒡とサクッとした
穴子の相性が良く美味しい。赤ワインソース
との相性も良くグルマンならハマる味わい。

北海道エレゾ短角牛のアッシュドブッフ

↑肉は表面カリッと中はレアなハンバーグ。
塩、胡椒、ケチャップ、マスタードで味変を
楽しむ…、あれ?これにバンズを付けたら
美味いハンバーガー???。水分多く含んだ
椎茸は噛むと美味い出汁がジュワッと出てくる
上品な付け合わせ。記憶が確かなら付け合わせ
はメニューからの選択制。温菜メニューで
食べようか悩んだ北海道のビックな椎茸を
食べ損ねたのでシェフにお願いして椎茸に
変更して頂いた一皿。メニューのボリューム
調整や中身を柔軟にカスタマイズできるのは
このお店ならではかと。

〆の一皿 ナポリタン

↑この日は〆料理は海老雲呑麺、ビリヤニ、
カレー、ナポリタン。フレンチでよく聞く
メニューとあまり聞かないメニューが混合
していて面白い。自家製ケチャップで仕立て
たナポリタンと市販のタバスコより刺激を
抑えた自家製タバスコの相性が素晴らしい。

クレープ シュゼット

↑プリンアラモードとサンセバスチャンで
散々食べ比べたバスクチーズケーキとクレープ
シュゼットで悩みに悩んだ結果、こちらを
セレクト。オレンジリキュールとバターを
炎で焦がした香りがふんわり旨味と認知して
鼻に入っていく感覚がたまらない。

ミントティ

お店の場所・予約方法

東京メトロ千代田線 乃木坂駅5出入口から徒歩10分程度

予約方法:電話予約又はネット予約

TEL:03-3797-3837

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理 上記アラカルト料理、グラスワイン(白・赤):1杯
会計:15,000円(2024.01現在)

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