木山 – 京都・丸太町/日本料理

京都府

訪問する度に感動させられるのは椀物

市営地下鉄烏丸線の丸太町駅から徒歩5分程の住宅街の中にある木山。

筆者の訪問時期がタイミング良いのか、たまたま運が良いからなのかは分からないが、いつも都合良く予約が取れるとあって京都で定期的に訪問したくなる和食店はこちらの「木山」か「祇園にしかわ」になる。

必ずと言って良いほど提供される削り節の食べ比べは味覚をフルに集中しないと1年物の酸味のあるしっとりとした味わいと2年物のしっかりとした旨味はなかなか判断つかない味わい。年末番組の格付けチェックではないが、目隠しした状態でこの味が判断できたら料理人を目指した方が成功しそうな気がする。

この削り節を使った出汁で頂く椀物がいつも感動させられる。美味しいと感じ取れる味覚の限界を攻めるような旨味は東京の日本料理店でなかなか味わえない。筆者はただの素人なので分からないが、この味が東京の日本料理店でなかなか出せないのは、やはり滋賀県を境にした硬水質の変化なのだろうか。京都で修行を積んだ料理人が東京に出てきて同じ要領で出汁を取ろうとしても全く出汁が出ないと嘆く理由もここにあるのかもしれない。

〆のご飯物も食いしん坊が満足できるようにいつも4種類程度の用意がある。全種類オーダ、お好みの量で頂けるのも嬉しい限り。

ランチタイムは非常にリーズナブルな価格で頂けるので試しに訪問してみて好みの味わいであればディナータイムに訪問するのが良いだろう。

料理内容(参考)

※店内写真撮影禁止

ある日のおまかせコース

先付   :白味噌のお雑煮
焼き物  :真魚鰹と菊慈姑
お造り  :三重県ヒラメ 入酒 紅白蓮根 出汁と梅酢
出汁の素 :鰹1年物、2年物、鮪節青カビ漬けの食べ比べ、削節を昆布出汁と共に〜
椀物   :ずわい蟹 銀杏 うぐいす菜
揚げ物  :駿河湾太刀魚、菊芋と金柑と根パセリのかき揚げ
箸休め  :ナマコと干し柿のおろし和え セリ
炊き合わせ:ブリとオレンジ白菜 菜の花
ご飯物  :帆立の玉締め丼、サワラの漬け丼、貝出汁ラーメン、雑魚御飯からお好きな物を〜
水菓子  :文旦
茶菓子  :金時人参の蒸し羊羹
お抹茶

お店の場所・予約方法

京都駅中央口からタクシーで15分程度

京都市営地下鉄烏丸線 丸太町駅5出入口から徒歩5分程度

予約方法:電話予約又はネット予約

TEL:075-256-4460

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間半程度(ランチタイム訪問)

注文した料理 おまかせコース、お茶

会計:14,500円 (2023.01現在)

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