プロバンス郷土料理を楽しめる
江戸川橋の隠れた名店
江戸川橋駅最寄り出口から徒歩5分程。2024年9月現在、目立った場所にお店の看板等がない事がある意味特徴的な音羽通り沿いにあるフレンチレストランになる。
店内はカウンター6席とテーブル席1組。前回訪問した時もテーブル席を使用している形跡をまるで感じなかったため貸切以外は使用していないのだろうか。通常営業日はカウンター席のみでの営業と思われる。
コースは食材により価格変動するとの事だが、前回訪問時と同価格。2024年9月現在おまかせコース¥12,000。ドリンクメニュー等はなく飲みたい物を店主おまかせセレクトでオーダするシステム。予約受付は訪問予定日に最初に予約を入れたお客様の予約時間に合わせて訪問。比較的遅い時間からのスタートの日が多い。
筆者の感覚では、秋田イタリアンの名店f(エッフェ)とシステムがよく似ているような気がしなくもない。
こちらのお店は筆者訪問時偶然!?なのかもしれないが、同席されるお客様の大半が港区あるあるレストランのように皆がワインをバンバンオーダするというような光景はほとんど見受けられずノンアルコールドリンク1杯で食事を主に楽しむお客様が大半という対して飲めない筆者自身もホッとするような光景がまた好印象。
シェフの修行先や経験は他のメディアでも多く掲載されている事からあ〜だこ〜だ記述はしないが、一皿一皿から得られる旨味、食感等食べ歩きが好きな方であれば思わず納得してしまう料理の数々。
口コミサイトでの評価は全く目立っていないものの、直近でキャンセルが出ない限り先まで席がなかったりする事もある完全に隠れた名店と化したレストラン。
この味に筆者も惚れてしまったのか、結局次回の予約を入れてお店を後にしている。
料理内容(参考)
ある日のおまかせコース
黒無花果、ロケット、サント・モール
山羊のチーズを使ったサラダ
↑フレッシュ黒無花果と普通のルッコラよりも
苦味を感じる葉(名前忘れた)に山羊のチーズ
をのせたサラダ。一皿目からロケットの苦味と
無花果の甘味、チーズの酸味が交わる一皿。
ソッカ
↑ニース郷土料理ひよこ豆のスナック。
薄く焼いた生地からしっとり感とサクッと感の
両方を楽しめる食感に豆と塩味のバランス
だろうか。ポテトチップスのようなあと引く
止まらない悪魔の旨味スナックに間違いない。
スープ・オ・ピストゥ
↑またまたニース郷土料理の一品。バジルが
効いたスープと細かく刻んだ野菜たっぷりな
旨味スープ。これは是非大皿で食べたい一品。
コカとオリーブのチャバッタ
↑首の部位の生ハムをのせたチャバッタ。
大きめサイズなのだが、中に入ったオリーブと
周りにかかったオイルの旨味の作用だろうか、
前回同様にペロペロっとあっという間に完食
してしまう摩訶不思議なお気に入りな一品。
アイルランド本鮪とラタトゥイユの
温かいサラダ
↑エシャロットローストしたクリームと鮪の
上にパプリカのコンフィ、ケッパー、オリーブ
等をまぶした一皿。軽く燻した脂多めな本鮪で
ズシっと胃にくるかと思いきやラタトゥイユの
見事な受け止めでさっぱりとそしてペロリと
頂けたもう一皿食べたいと思えるガツンと
記憶に残る一皿。これはめちゃ美味!
北海道帆立
↑帆立にアプリコットとカルダモンで林檎
のソテー、ソースはココナッツにカレー粉を
感じる一皿。ソテーからはフレンチ、ソース
からはタイ料理の旨味を感じるエキゾチックな
食欲を掻き立てる一皿。こちらももう一皿
食べたいと思えた記憶に残る美味しさ。
お米と玉蜀黍のバケット
↑自家製ではないようだが、カリモチっとした
生地が美味。
牛肉赤ワイン煮
↑肉を煮込む時にオレンジ、オリーブを一緒に
使用し付け合わせにポレンタを添える事で
赤ワインソースと良く合うようにした一皿。
赤ワインの酸味と玉蜀黍の甘味の美味な融合。
イル・フロッタント
↑ザ、浮島。フワフワメレンゲの中にカリカリ
なプラリネの食感。アングレーズソース代わり
のバニラクリームがペロペロと最後まで掬い
たくなる程良いバランスの甘さで美味しい。
食後の飲み物
↑コーヒ or 紅茶の2択。
お店の場所・予約方法
東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅1a出入口から徒歩5分程度
予約方法:電話予約又はLINE公式アカウント予約
TEL:080-3073-0179
予算(参考)
滞在時間:およそ3時間程度
注文した料理 おまかせコース、グラス泡:1杯、グラスワイン(白):1杯
会計:15,950円(2024.09現在)