湯河原の美味いフレンチ
定期、不定期⁉︎に訪問している焼津の温石を訪問した帰り道、直接東京へ戻るのも勿体無いと思い東海道沿線で美味しいお店がないか探していたところこちらのお店を発見したので試しに訪問。
湯河原駅からタクシーで訪問するのが、一番簡単ではあるが、路線バスが日中は15分前後の間隔で運行しているのとお店が最寄りのバス停ほぼ目の前という事もあるのでこちらも選択肢に入る。
(お店の入居するマンション隣が伊豆箱根タクシーの営業所になっているので帰りのタクシー手配にも困らないので安心。)
お店は温泉街らしい⁉︎街並みの通り沿いにあるライオンズマンションの1F。店内はテーブル席5組10席だっただろうか。筆者の感覚では店内の雰囲気は早川のイタリアンイルマーレのよう。
シェフは蓬莱洋館 ヴィラ・デル・ソルの元料理長。出迎えて頂いたマダムのお話では2024年6月現在コースは4種類。昼夜同一だが毎日メニューは変えているとの事。4品、ポーション多めなブイヤベースコースが口コミ等で有名のようだが、今回はシェフ厳選おまかせコースをオーダ。
筆者も趣味でそれなりに食べ歩いているつもりではあるが、全体的に料理の味わいはレベルが高く静岡の温石や西健一を訪問する際にまた再訪してみたいと思えたお店になる。
料理内容(参考)
ある日のシェフ厳選おまかせランチコース
メロンのガスパチョ
↑緑野菜でガスパチョにした物に西瓜と
メロンの皮を塩漬けにした物、紫雲丹を
添えた一品。初夏の日差しにぴったりな
口当たりさっぱりと優しい甘味が口中に
広がる一品。これはめちゃ好印象。
蒸し鮑と白アスパラ
↑一品目と対照的に引き算料理だろうか。
蒸し鮑やホワイトアスパラの持つ旨味を
感じつつさっぱりとオリーブオイルベース
のソースで口に運ぶペースが加速する一皿。
赤烏賊のリゾット
↑もう出てきた瞬間から変態極める旨味な
香りで美味い事が確信出来るような一皿。
もちもちリゾットの中に細かく刻んだ
マダケのコリコリ食感とチーズに赤烏賊。
サマートリュフの香りと共に思わずもう一皿
ペロリと食べたくなるような旨味味わい。
全粒粉の自家製パン
↑小さ目で粉の香りが引き立つ美味なパン。
茨城鹿島 蛤
↑唯一⁉︎の圏外食材だろうか。一切味付け
しない焼いただけの蛤と聞くと一瞬食材頼り
の手抜きと思ってしまいがちだが、マダムの
お話では殻の部分の蝶番を外した焼き始めの
蛤の気泡の立ち方で美味しく焼き上がるかを
見極めサッと5分程度蒸し焼きにするらしい。
口の中で旨味がジュワッと広がる文句なしに
美味い不思議な不思議なシンプル料理。
スープ ド ポワソン
↑5種類以上の魚を裏漉しして作ったシェフ
のスペシャリテ。ポワソンの旨味になる
ポイントをおさえつつ胃にもたれない味わい
が素晴らしい旨味の塊。
真鯛 ウド
↑火入れ素晴らしき真鯛も美味いが、
エシャロットと白ワイン、発酵バターで
作ったソースが真鯛とよく合う素晴らしい
味わいで記憶に残る美味しさ。
デザート
↑地鶏卵にフレッシュな黒トリュフを入れて
焼き上げたブリュレやシブーストとも異なる
シェフオリジナルのカスタードデザート。
主張しすぎないトリュフの香りがスクランブル
状の卵と相性良く甘さ控えめながらも濃厚。
プティフールとコーヒー
↑レモンとサフランを使ったマカロンと
ブルーベリーのパートドフリュイ。
甘さを抑えた爽やかなマカロンが印象的。
飲み物はコーヒ、紅茶、カモミールティー
から選択。
お店の場所・予約方法
東海道線 湯河原駅からタクシーで10分程度
湯河原駅から伊豆箱根バス又は箱根登山バス奥湯河原行き 道中バス停から徒歩1分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:0465-42-9360
予算(参考)
滞在時間:およそ1時間半程度(ランチタイム訪問)
注文した料理 シェフの厳選おまかせランチコース、ノンアルコールスパークリング:1杯、ノンアルコールワイン(白):1杯
会計:13,860円(2024.06現在)