福岡美野島北の名店が
浅草に復活!
ごくごく普通の町中華では経験出来ない品の良い痺れの効いた麻婆豆腐や鮑の肝バターチャーハン等印象に残るメニューが多く福岡訪問時に筆者もこの味わいにはまり時々利用していたのだが、惜しくも22年12月に閉店。
その後、東京広尾にあるゆる~い会員制の店「白金のたつこ」や人形町の「ARATA」等をを間借りし不定期イベントを得て2023年11月26日に浅草にて再オープン。
23年11月現在メニューはランチ、ディナータイム共にコース料理のみ。福岡で営業されていた時のようなアラカルト料理はない。また事前予約のみとなる。
筆者としては不定期イベントで提供された棒棒鶏、東坡肉、麻婆豆腐、担々麺の食べ比べコースは非常に印象に残った1夜のディナーだっただけに再度復活してほしいところではある。
今後、上記のようなイベントコースもどこかしらのタイミングで提供される事を期待して定期的に訪問したい。
料理内容(参考)
ある日のディナーコース
前菜盛り合わせ
(椎茸の醤油煮/南瓜蒸/乾燥天豆とウイキョウ
の醤油煮/大根の黒酢漬け/さつま芋/榎/
プチトマトの檸檬酒漬け)
↑四川の種油で炒めたかぼちゃは想定外に
後からくる品の良いスパイシーな味わい。
大根はご飯のお供に頂きたくなる旨味な漬物。
焼いたバンペイユの皮でジャムを作って
和えたさつま芋は芋きんとんともまた若干
違う味わいだろうか。梅干しと生姜を煮た物
で和えた榎も独特。中央のトマト檸檬酒漬け
でさっぱりと口内リセット。
3種鶏食べ比べ
↑不定期イベント等であっと驚かされた
ある種シェフの技集大成の一品。
この日は成都チェーン店の棒棒鶏を再現した
物、重慶で1980年頃に流行った料理を再現
した物、中国楽山市のレシピを元によだれ鶏
として再現した物の3点。食べ歩きが好きな方
であればあるほど微妙なスパイスの使い方、
味付け等に感動するはず。不定期イベント等
で提供していた東坡肉や担々麺の食べ比べ等
もそのうち提供される事を期待したい。
海老米炒め
↑乾燥したお米と海老で絡めた重慶料理。
風味豊かな乾燥したお米が美味しい天ぷら店
の衣のようでパリッサクッが強調された米。
痺れの余韻が程よく残る茶禅華や桃仙閣で
頂くような山椒も料理とよく合って美味い。
魚
↑穴子とロメインレタスを火鍋のタレを
作って煮た重慶料理。この旨味はカレー粉を
入れたら完全にタイ料理の味わい、辛い。
重慶料理とタイ料理は似ているところがある
ような気がするのは筆者だけだろうか。
フカヒレ姿煮
↑サラッと口の中で溶けるフカヒレ姿煮も
旨味が詰まっていて勿論美味しいのだが、
筆者はそれ以上に鰹出汁と鶏出汁を合わせて
醤油で味付けをした台湾式とされるフカヒレ
餡の味わいに感動。出汁の旨味だろうか、
素晴らしく繊細で優しい味わい。
野菜
↑少量のニンニクが入った茄子の炒め物。
これは普通に美味しい一品。
アワビ麺
↑微量の塩気を感じるシンプルな麺に旨味の
詰まった鮑がポツンとのった一品。
メチャメチャシンプルな一品。
上海肉団子スープ
↑スープの旨味はダブルコンソメのような
味わい。これは素晴らしく美味しい。
ジュワッと旨味が口中に広がる肉団子と共に
スプーンが止まらなくなる一品。
デザート
↑浅草らしい!?手作りかみなりおこしと
マンゴープリン。海老米炒め、かみなりおこし
共に米の風味旨味を引き立てる腕前は本当に
素晴らしいの一言。生クリームと牛乳で
仕立てたマンゴープリンも優しい味わい。
ジャスミンティー
お店の場所・予約方法
東京メトロ銀座線 浅草駅8出入口から徒歩9分程度
東武伊勢崎線 浅草駅北改札口から徒歩7分程度
都営地下鉄浅草線 浅草駅A3出入口から徒歩12分程度
予約方法:電話予約又はメール予約
TEL:090-6975-2371
予算(参考)
滞在時間:およそ2時間程度
注文した料理 ディナーコース、ハイボール:1杯、烏龍茶:1杯
会計:14,410円 (2023.11現在)