「富小路やま岸」と祇園の「やまぐち」コラボ店
2023年4月に予約困難店「富小路やま岸」と祇園の「やまぐち」のコラボ店がオープンしたとの事で関西方面の出張ついでにちゃっかり訪問。お店は日本料理をベースとした創作料理店といった位置付けだろうか。KYOTO GION HOTELと同じビルの1Fになる。店内はカウンター20席前後。京都最大級のカウンターというだけあって入口を開けると一番奥の席ははるか彼方。この日は一番奥の席へ案内されたがやはり遠い。2023年7月現在は17:00と19:00からの2部制、一斉スタートとなる。(その日の予約状況により時間が前後する事もある。)
ワインはペアリング7杯¥10,000、グラスワインは1杯2,000円前後、ボトルはピンなら1本近い値付けの銘柄まで幅広く様々。
オープンしたばかりで口コミサイトの評価も低いため今なら予約もとりやすい。
ピンのピン食材を使用した一食4〜6万の料理でなくとも、ごくごく普通に美味しい食事を楽しみたいのであれば知っておいて損はないお店ではないだろうか。
料理内容(参考)
ある日の季節のおまかせコース
枝豆の和物、そうめん南京、
無花果、蒸し鮑、キャビア
↑東京神宮前の「傳」を一瞬で思い出す盛付。
枝豆の香りと旨味、無花果の甘味とそうめん
南京、塩気控え目のキャビアで食材の旨味を
感じ取る薄味で食べやすい先付。
とうもろこし/生ハム
↑薄味のあさり出汁にズッキーニと玉蜀黍。
このままでも十分に美味しいが、生ハムを
加えて塩気を足すとより一層、味が引き立つ。
こちらの生ハムスライサーもベルケル社製。
天然車海老のフライ
↑サックサクのフライも当然⁉︎美味しいが、
いぶりがっこと柴漬けを使ったタルタル
ソースがまた独特の味わいで印象に残る。
鱧/茄子
↑南淡路の鱧に焼いた久世茄子、繊細な出汁
に茗荷と柚子でより一層クリアな味わい。
美味い。
鱧/ケンサキイカ
↑鱧の昆布締めに味変の梅肉、酢橘、山葵、
塩辛、塩、煎り酒、濃口醤油と様々な薬味で
楽しめるお造り。塩辛と煎り酒が印象的。
泉州水茄子/下津井水蛸
↑関西日本料理店で最近やたらと出会う泉州
茄子。茄子も美味いが、木の芽の香りで食欲
引き立つ一皿。
冷製トマトソースパスタ
↑オリーブオイルと醤油だけで仕上げた
トマトソース。日本料理をベースにした創作
料理店だからこういうのもありなのか?
サッパリとしたソースが美味しい。
パッションフルーツ/フォアグラ
↑西京味噌で3日マリネしたフォアグラの
テリーヌ。最強味噌の影響なのか⁉︎酸味の
効いたパッションフルーツと妙に相性が良い。
あるある系かと思いきや美味い。
鴨/葱
↑フランス、バルバリー種小鴨の炭火焼。
細かく砕いた炭からスモーキーな香り漂う
旨味と香りの融合。
万願寺唐辛子/新生姜
↑唐辛子と生姜の優しいけどパンチのある
辛味の効いた土鍋ご飯。
シンプルに美味いを感じさせる一品。
カツカレー
↑富小路やま岸や祇園やまぐちでは提供
される事はおそらくなかろうジャンキーな
〆のカツカレー。どちらかと言えばカレー
よりもカツの感動が大きい。お肉は祇園
やまぐちで使用しているものを流用している
そうなので美味しいのは当たり前なのかも⁉︎
ラムレーズン/最中
↑歯応えあるラムレーズンがインパクト大。
お店の場所・予約方法
京都駅からタクシーで15分程度
京阪本線 祇園四条駅7出入口から徒歩5分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:075-532-0428
予算(参考)
メニュー:季節のおまかせコース ¥16,500
滞在時間:およそ2時間程度
注文した料理 季節のおまかせ、グラスワイン(白):1杯、グラスワイン(赤):1杯、
会計:23,320円 (2023.07現在)