駿河湾の海の幸を堪能する
フレンチレストラン
東海道線焼津駅からタクシーで10分程の場所にある駿河湾の海の幸をベースにしたフレンチレストランになる。
店内はカウンター席8席のみのオープンキッチンスタイル。ペアリングは2023年7月現在は5杯、8杯ペアリングの用意があり8杯ペアリング(¥11,000)。グラスノンアルコール、アルコールワインが1,2千円前後からの値付け幅で用意がある。おまかせコースは昼夜共に同一料金となる。
オープンして1年で既に予約困難店。詳細は筆者も不明だが近隣の茶懐石温石同様、サスエ前田のセールス力によるものなのだろうか。
どの皿もポーションは多めであり少食の方は事前に少なめで伝えておいた方がいいのかもしれない。焼津の美味い魚をガッツリとフレンチスタイルで食べたい食いしん坊には最高のレストランであろう。
温石同様に予約訪問日のみ一斉予約受付開始日より先の予約を日又は訪問可能な曜日の候補を挙げることで次回の予約を入れる事が可能。故に月初の一斉予約受付開始日になっても最近はほとんど枠が空いていないのが実情である。
(2025年12月追記)
定期的に訪問させて頂いているが、クリスマス期間に一度も訪問していなかったのであえてその時期を狙って訪問。また、25年11月よりノンアルコールペアリングの提供も開始。
料理内容(参考)
ある日の夏おまかせコース
玉蜀黍の冷製スープ

↑ドルチェドリームの玉蜀黍を塩と水のみで
仕上げたスープ。何とまあ糖度の高い玉蜀黍
なのでしょう。玉蜀黍の旨味の塊としか言い
ようのないまさに飲む玉蜀黍。
泳がせ梭子魚 カラスミ粉末

↑これほどフワッフワな仕上がりの梭子魚
フライは筆者も初めて。泳がせだからこそ
このフワッフワ感が出るとの事。軽くかけた
カラスミと淡雪塩、豆の花で様々な味わいを
楽しめる一皿。
泳がせ鯵 レッドオニオンソース

↑一皿目同様、ポーション大きめの鯵に酸味
のあるレッドオニオンソース、茶豆、お浸し
状の金時草を添えた一皿。写真以上に美しく
レッドオニオンの酸味でサッパリと美味しく
暑い夏にはピッタリな一皿。
泳がせ本メジマグロ マスタードソース

↑神経締めした鮪の背と腹の両方を頂く一皿。
腹の皮部分を軽く炙ってあるため同じ鮪でも
香りと味わいが異なり美味い。エゴマの
マスタードソースの優しい酸味辛味と2時間
火入れしたトマトから出る仄かな甘味、蕪の
マリネでこちらもサッパリとした味わいの
美味しい一皿。
パン / 海藻バター

↑海藻バターの海藻の旨味が強烈に印象に
残る美味い美味いバター。
鰆のポワレ

↑相変わらずグランメゾンもビックリな
ポーションの鰆。キャベツの煮込みと酸味
効かせたシェリービネガーソースでこれが
意外にもペロリと頂ける一皿。ソースが食欲
をそそる美味しさなのだろう。
鮮魚のパイ包み焼き

↑ここで馳走西健一の名物料理いよいよ登場。
この日は生シラスと玉葱を熟すまで煮込んだ
物を大葉で包み仕上げたパイ。生シラスと
熟した玉葱故ナイフを入れるのが実に難しい。
生シラスの食感と味を残しつつパイ状に
仕上げる技はどう考えても手間手間な一品。
そして記憶に残るブールブランソース。
胃に負荷のかからないよう比較的サッパリと
した味わいであるものの記憶に定着する
ソースが実に美味しい。魚醤がポイントなの
だろうか。
岩国高森和牛 白茄子 塩漬け胡椒

↑ここから先は量の調整をして頂けるのだが
お腹に入りそうなので通常サイズでオーダ。
藁で燻した股肉。何でこんなにも胃の中に
サーっと溶けていくのだろう、これは実に
不思議な美味しい肉。これは量を減らさない
で頂くのが正解かもしれない、メチャ美味い。
平貝とイカ墨を使った餅麦と玄米のリゾット

↑大ぶりの平貝はもちろん餅麦と玄米の
リゾットで口内グルグルな旨味の一皿。
見て美しく食べて美味しく。
桃/白ワインのジュレ/ミントシャーベット

↑糖度高い桃にジュレとミントシャーベット
最後は口内フレッシュなデザート。
ヘーゼルナッツのアイス / コーヒー

↑デザートでフレッシュになったと思いきや
最後に強烈な旨味を放つヘーゼルナッツの
塊のようなアイス登場。ギャップが凄すぎる。
ある日の冬おまかせコース
ノンアルコールスパークリング

↑毎度毎度この一杯で食事を楽しんでいる
ような気がしなくもない筆者。口に含んだ時
の花の香りと広がりで良い意味で脳内お花畑
状態になる一杯。
玉取茸(藤枝椎茸)のコンソメスープ

↑塩、調味料使わず魚介の出汁と椎茸のみで
取ったスープに椎茸を丸々1個入れた贅沢な
コンソメスープ。下手な日本料理店で頂く椀物
よりも美味しいかもしれない。
エボダイフリット 淡雪塩 ペコロスの酢漬け

↑フワッフワの旨旨な一品。これはフリット
の領域超えたもはや美味い天ぷらでは…。
鯵 春菊ピューレとお浸し 枝豆ソテー

↑ナイフを入れようとした時の鯵の弾力が
半端ない。故に普段頂く鯵よりも咀嚼が多く
なる旨味のしっかりと詰まった鯵。
春菊のピューレが鮨店あるあるの刻み葱のせ
による旨味アップとはまた違ったアプローチ
方法で面白いと感じた一皿。
鯖 蕪のマリネ 焼き茄子のピューレ
フィンガーライム

↑備長炭で皮目を焼いて黒くし炭の香り
プンプンな鯖。写真で見る以上に美しい
ブラックシルバー色の鯖。フィンガーライム
が魚卵の代わりといったところだろうか。
エゴマのマスタードソースともよく合う。
金目鯛 芋のピューレ トマト
ブイヤベースソース

↑この日筆者が一番感動した一皿。
甲殻類を使わずに甲殻類特有のあの旨味を
引き出したブイヤベースソースが素晴らしい。
これはスプーンがどんどん進む美味しさ。
こういう一皿に出会ってしまうとやはりまた
再訪したくなる。
キタアカリの2年熟成の芋ピューレもブイヤ
ベースソースと相性良く美味い。
パン / 海藻バター

↑前回訪問時と変わらないが海藻バターは
やはり美味しい。
鮮魚のパイ包み焼き

↑こちらも中身は夏に頂いた物の同じだが、
しっかりと煮詰めたオニオンの旨味が前回
よりも強く引き立っておりやはりペロリと
食べられる一皿。そして相変わらずソース
がしっかりとしているけれど胃に負荷がかか
らない旨味ブールブランソース。
岩国雌牛 レッドムーン 塩漬け胡椒

↑牛が食している藁で燻した岩国牛。
香り口溶け共にやはり素晴らしい。
もち麦と玄米のリゾット 銀杏ソテー

↑青のりと富士宮サラダケールを合わせた
リゾット。少量粉末状の雲丹が海と山を想像
させる一皿。
次郎柿のコンポート 赤ワインソース

↑洋梨のコンポート赤ワイン煮を柿で美味しく
作り上げたらこんな味わいになると理想だと
思える味を具現化したような一皿。
素晴らしく美味しいデザート。
ピスタチオのアイス

↑ピスタチオを感じる甘すぎず優しい味わい。
ある日の春おまかせコース
エボダイフリット 淡雪塩 蕪の酢漬け

↑この日はいきなりのフリット。
スープより先にここから攻めるのもシェフの
揚げ物調理レベルの高さ知るにはいいかも。
平貝 鎧海老 カリフラワーピューレ

↑甘海老ともまた歯応え異なる鎧海老と
上にのせた塩葱ソースで鮨を味わっている
ような感覚に一瞬なるものの優しい味わい
のカリフラワーソースでやっぱりフレンチ
の味わいに化ける面白い一皿。
鯵 菜の花のソース 菜の花
お豆の葉 ペコロス

↑前回同様、普段頂く鯵よりも咀嚼が多く
なる旨味のしっかりと詰まった鯵。
口の中の脂っこさをレッドオニオンの酸味を
効かせた菜の花のソースでサッと口内クリア
にする食欲高まる一皿。
鰤 ビーツサラダ 紅はるか

↑炭の香りプンプンな皮目と脂の詰まった
腹部で仕上がりはタタキ状。
相変わらず脂の多い魚にこちらのエゴマの
マスタードソースはよく合う。美味い。
糖度高めの紅はるかも火入れGood。
ホウボウ 白菜スープ仕立て 静岡トマト

↑写真で見る以上に美しいホウボウの皮の
焼き色具合。ホウボウの味わいに相乗効果を
もたらすような味わいの白菜スープと優しい
アクセントの地味に印象残る低温でじっくり
と焼き上げたトマトが美味しい。
パン / 海藻バター

↑前回訪問時と変わらないが海藻が練り
込まれたフランスバターがやはり美味しい。
鮮魚のパイ包み焼き

↑この日の中身は太刀魚。3回目の訪問で
より腑に落ちるのは中に詰める魚以上に
しっかりと煮詰めたオニオンの旨味と大葉
、そしてソースとのバランス感。
やはり相変わらず美味しい一皿。
岩国雌牛 藤枝玉取椎茸
マイクロリーフサラダ 塩漬け胡椒

↑牛が食している藁で燻した岩国牛。
香り口溶け共にやはり素晴らしい。
ジンドウイカ
もち麦と玄米のリゾット ケール

↑イカ墨リゾットと肉厚イカとケールで世界観
はストレートに海の中。
モチモチ感の半端ないリゾットはひたすら
スプーンが進む一皿。
桃薫 ヨーグルトシャーベット

↑読んで字の如く見た目は苺、齧るとふんわり
桃の香りを放つ品の良い味わいの苺に
ヨーグルトシャーベットのスープ仕立て。
何とも繊細な味わいの苺ミルクキャンディを
頂いているような感覚になる口内サッパリと
させる美味しいデザート。
バニラとキャラメルのアイス

↑軽くほろ苦さを感じさせるキャラメルソース
が食後のコーヒーとも良く合う一皿。
ある日のクリスマス期間おまかせコース
ノンアルコールペアリング1杯目

↑ジャスミン茶をベースにライチピューレを
炭酸で効かせた爽やかな仕上がり。
浜名湖 ドウマン蟹

↑本日の食材紹介。菊川のおぶね等でも
この季節に見かけるドウマン蟹。
浜名湖ドウマン蟹のフラン

↑この日はメス。実とオレンジ色の個体が内子
を餡かけのようにした一皿。下はそのカニの
殻からとったエキスで作った茶碗蒸し。
蟹饅頭を食べているような感覚の一皿。
泳がせエボダイのフリット

↑ベースに糖度10以上の掛川トマト。
糖度だけを聞くと甘いイメージがあるが、
口にするとまだ出始めということもあり
非常に優しい酸味が後から追っかけてくる
フリットに合う旨味ソース。
活き締め鯵

↑非常に大きいサイズの食べ応えある鯵。
上には紫蘇の花とスライスした蕪添え。
白葱を細かく刻んで甘みが出るまでゆっくりと
炒めて作ったドレッシングとの相性抜群。
ノンアルコールペアリング2杯目

↑白茶ベースに三ヶ日みかんジュースと少量の
昆布出汁を加えた一杯。鯵と白茶の後から
遠くで追っかけてくる昆布出汁の相性。
活き締め鯖

↑ヒッコリーの木で軽く香りをつけその後、
皮目だけ炭で火を起こして真っ黒に焼いた鯖。
身の上部方はレア。下はマスタードを使った
ソースと、ニンニクを真っ黒に焦がして作った
ニンニクパウダー。カリフラワーと毎度目に
するフィンガーライム。微妙に毎度使用品種が
異なるのかこの日はグレープフルーツに近い
味わいのライムで変態感高めの鯖と良く合う。
ノンアルコールペアリング3杯目

↑ほうじ茶がベースにシナモン、カルダモン等
のスパイスを効かせて炭酸で割った一杯。
ノンアルコールペアリング4杯目

↑碾茶、バジル、香草等で旨味を引き出した
一杯。
白甘鯛

↑鱗をつけたまま香ばしく焼いた白甘鯛。
富士宮の蕪を塩のみで仕上げたソースと
ベースに数滴のわさびオイル。
非常に甘みのある蕪故、少量の塩にやたらと
口の中で旨味が反応する一皿。
ノンアルコールペアリング5杯目

↑ルイボスティをベースにそこにレモンの
皮で香り付けをして、そこに自家製のイチゴの
シロップで自然な甘さを引き出した一杯。
イトヨリダイのブイヤベース仕立て

↑10月に訪問した際、帰り際にブイヤベース
仕立ての一皿がまた食べたいな〜とシェフに
リクエストしたら久々に再開出来た記憶に残る
甲殻類を使用せずに甲殻類の旨味を引き出した
ブイヤベース。この日も甲殻類の旨味しっかり
と出ていたが、前回よりも塩味もしっかりと
出ていて、微妙にあれ?となった一皿。
西氏のお話ではブイヤベース作りに使用する
魚種を限定していない為前回よりもしっかりと
塩味が出たとの事。これは何度も訪問しないと
ピンのピンの旨味には出会えないという事か。
提供される時期を狙ってまた訪問したい。
パン/海藻バター

ノンアルコールペアリング6杯目

↑自家製紫蘇ジュース。
鮮魚のパイ包み焼き

↑この日は活き締め太刀魚を使用したパイ。
毎度ゆっくりと長時間炒めた玉葱の旨味が
メチャ印象に残る一皿。
静岡県 清沢メス鹿

↑今年初の肉料理一皿。
炭焼き、下は芋のピューレと銀杏、
塩漬けの胡椒添え。
ノンアルコールペアリング7杯目

↑フランスボルドーカベルネソービニオンの
ノンアルコールベースのワインに和紅茶を
ブレンドした一杯。
焼津 伊勢海老

ノンアルコールペアリング8杯目

↑ほうじ茶(水出し無農薬川根茶)に梅の実を
漬け込んで香り付けした一杯。素人には香りは
チョコレートとしか言いようのない一杯。
焼津伊勢海老のリゾット

↑伊勢海老を炭火で炙ったものと下に青のりを
混ぜたもち麦と玄米のリゾット。上には素揚げ
にしたケールと梅干しを粉末にしたもの。
ソースは伊勢海老の味噌。
焼津きらぴ香の出来立てミルフィーユ
焼津の海水を使った塩アイス

↑よくあるナイフを入れた瞬間、生地が飛んで
いかないしっとり感のある焼きたて生地。
ほうじ茶のブールドネージュ
ピスタチオとクリームのチョコレート
コーティング

↑口の中で焙煎香とお茶屋さんの光景が広がる
ブールドネージュが美味。
ご馳走様でした。🙏
お店の場所・予約方法
JR東海道線 焼津駅からタクシーで10分程度
JR東海道線 西焼津駅からタクシーで10分程度
焼津駅から静鉄バス 焼津大島線 小川宿バス停から徒歩5分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:054-625-8818
予算(参考)
※コース料金は昼夜同一
滞在時間:およそ2時間半程度
注文した料理:おまかせコース、富士ミネラルスパークリング:1本、グラスワイン:1杯、貴醸酒:1杯
会計:22,330円 (2025.10現在)
滞在時間:およそ2時間半程度(ランチタイム訪問)
注文した料理:クリスマス期間おまかせコース、ノンアルコールペアリング
会計:30,800円 (2025.12現在)