quinto(クイント) – 中目黒/イノベーティブ

東京都

広尾「トレイス」vs. 中目黒「クイント」

広尾の会員制レストラン「トレイス」の河島シェフ監修のレストラン「クイント」が中目黒に5月21日オープン。

単一食材を使用した料理を楽しめる広尾トレイスに対しこちらは複数の食材を組み合わせて旨味を引き出した料理を楽しめるトレイスでは出てこない料理を提供する。

店内はカウンター8席のみ。カウンター席はトレイスとは異なるフルオープンキッチンのため食材から調理工程がほぼ全て目の前で見えるようになっておりトレイス料理がどのようにして作られていくのかを見て楽しめる。シェフはお噂通りのイケメンである。

元々、キッチンスタジオとして使用していた店舗を居抜きで使用し営業しているためか、入り口付近とキッチン付近で寒暖差が想定外にあり、想定以上に足元が冷えたため真夏や特に真冬利用時は若干覚悟して訪問した方がいいかもしれない。

2023年6月現在はトレイス会員と元会員のみ訪問可能となっているが、7月以降は会員と会員からの紹介者であれば訪問できるようにする(予定)との事なので広尾トレイスよりも間口を広げた訪問しやすいお店になるかもしれないので訪問してみたい方は7月以降に要確認。

料理内容(参考)

ある日のおまかせコースとペアリング

サルモレッホ 白ミル貝 炒り卵

↑ミル貝特有の臭いにトマトスープと炒り卵
がお造りの酢橘やレモン代わりになる味わい
といったところだろうか。スープが美味しい。
ペアリングはアルバリーニョ、海のワイン。
この一品はワインがないと逆に辛い。

稲庭うどん おろし鮑

↑稲庭うどんを鮑の肝ソースに絡め擦り
おろした鮑をのせた旨味の一品。
肝を絡めた稲庭うどんが美味しい。
ペアリングは貝の王様にはシャブリ。

フォアグラと玉葱

↑低温でじっくりとソテーした玉葱に
生クリームを合わせ、ソースは玉葱を丸ごと
2時間焼いて出たエキスを合わせた一品。
このソースは素晴らしく後引く美味しさ。
犬のように皿ごとペロペロしたくなる味わい。
ペアリングはピノとアルザス。

太刀魚フライ 自家製ウスターソース

↑外サクサク、中ホクホクの旨味太刀魚。
自家製ウスターソースが濃すぎず薄すぎず
丁度良い。ラベルをよく見るとちゃっかり
イケメン風が作りましたアピールが面白い。
ペアリングはイタリアロゼ。

鰯の雲呑スープ

↑鰯のスープはトレイスの定番、鰯の
カッペリーニスープの温製バージョン。
アンチョビ入り雲呑の微妙な塩気が良い
アクセント。ペアリングはサヴァニャン。
この味わいはもはや紹興酒でしかない。

ゴーヤと鮎

↑ゴーヤの中に鮎、そして鮎の中に魚醤と
鮎の肝とうるかをパンくず(ミガス)と
炒めたものを蒸焼きにした一品。
何とも贅沢な酒の肴。ミガスが地味に美味い。
ペアリングはシャルドネ。

イカ墨のパスタ 蛤出汁のスープ

↑イカ墨パスタも美味しいが、細かく刻んだ
バイマックルの葉と出汁で完全に東南アジア
の世界に引き込まれる。これは素晴らしい。
ペアリングはヴェルディッキオ。

見蘭牛のハンバーグ 白飯

↑中が若干レアだからこそ美味しいのだろう。
この日のソースはテリヤキと白ポン酢。
ソースなくとも合わせても美味しい旨味の塊。
白飯が進む進む。

ペアリングワイン

↑テリヤキソース用と白ポン酢用でわざわざ
2種用意。ネロ・ダーヴォラとカヴェルネ
ソーヴィニヨン、メルロ、フランブレンド。
この日は急遽オーナがサーブされていたの
で開栓しすぎてトレイスのソムリエに叱られ
ていない事を陰ながら祈るのみ。

見蘭牛の牛スジカレーライス

↑タダの牛スジではないので当然美味しい。
お代わりでお腹ぽっこり間違いなしの一品。

チーズケーキ

↑筆者にはバスチーの味わいに感じるのだ
があくまでもこれはチーズケーキとの事。

黒豆茶

↑この日はルイボスティと黒豆茶の2択。
香りと味わいが何とも言えない美味しさ。

お店の場所・予約方法

東京メトロ日比谷線・東急東横線 中目黒駅南改札から徒歩15分程度
東急田園都市線 池尻大橋駅東出入口から徒歩12分程度

予約方法:ネット予約 ※紹介制(2023.07以降〜)

予算(参考)

メニュー:おまかせコース 18,000円 ペアリング付きおまかせコース 28,000円

滞在時間:およそ3時間半程度

注文した料理 ペアイング付きおまかせコース

会計:30,800円 (2023.06現在)

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