PELLEGRINO(ペレグリーノ) – 広尾/イタリアン

東京都

日本を代表する至高の広尾予約困難イタリアン

東京広尾の住宅街にある席数わずか6席の店内。食べ歩き好きなら一度は訪問してみたいと思うこちらのお店はネット予約サイト「OMAKASE」から空席通知が届いても数秒で席が埋まる予約困難店。

半ば訪問を諦めていたものの、コロナ禍で席数を制限していた営業形態を元に戻して営業する事をシェフが決め席を解放した日に筆者がたまたまその週の2日分空席を発見した事と特段予定を入れてなかった事もあり訪問する事が出来た。

この日はやはりたまたまと思われるが、名古屋にある同予約困難店「にい留」もしばらくの間、空席が出ていたので美味しい物を求める食いしん坊には非常にラッキーな1日となった事だろう。

キッチンスペースと対面に客席は全て横並び。目の前で作り出される料理からは嗅覚、視覚、聴覚でああこれ美味しい物が出来上がるだろうという事は容易に想像させられ出来上がった料理を口に入れ噛み砕いた時に想像とはまた異なる味わいのギャップにまた感動させられる料理の数々。ペアリングとの相性も抜群。特にデザートと貴腐ワインとの相性は今後これ以上の感動を引き出す組み合わせはそうそう出会えないのではないかと思える美味しさ。前半と後半でガラッと方向性が変わるのも面白い。後半の生ハム数種類の食べ比べはそのまま食した時、手の甲で温めた時でまるで違う味わいを楽しめるので初めて訪問した際には驚くこと間違いなしの料理となる事だろう。シェフの生ハム捌きは思わずその姿を写真に収めたくなる素敵な光景である。

まさに至高のイタリアンと思えた今回のおまかせコース。唯一残念なのはイタリア産の生ハム輸入停止により今回が最初で最後の提供となってしまうとの事。次回訪問する際にはどのような料理が提供されるのかまた楽しみである。

料理内容(参考)

ある日のフード&ドリンクペアリング

(コース前半)

長野県 伊那のぎたろう軍鶏、丸ごと一羽煮出したスープ ”ブロード”

↑美味しいダブルコンソメを頂いた時のよう
な幸福感。

静岡県産フレッシュトマト和えのパスタ

↑生麺とフレッシュトマトの極みの美味さ。
文句のつけようがない。

山口県 赤ウニ、自家製ライ麦パンと共に

↑赤ウニとライ麦パンは美味しい。
あれ?食材の勝利?

北海道 上ノ国 縞海老、イタリア産アーティチョークの煮込み添え

↑海老のプリプリと煮込み添えでバクバク
が止まらない美味しさ。

愛媛 八幡浜 白甘鯛、遮光栽培して葉を軟化させた”ピサンリ”のサラダ

↑崩れやすい白甘鯛とほろ苦いピサンリ。
食いしん坊はムシャムシャ食べるのみ。

仏 ボルドー産 白アスパラガス 紀州備長炭焼き、25年熟成 モデナ産バルサミコ添え

↑もう他のお店で頂くアスパラとは別物。

(コース後半)

↑コース前半だけでも間違いなく素晴らしい
味わいである事は十分納得。後半はシェフ
自慢の愛車で頂く生ハム味食べ比べ。

パルマ産 ”プロシュート・ディ・パルマ”
ボローニャ特産 ”モルタデッラ”
トスカーナ チンタセネーゼ黒豚背脂の生ハム ”ラルド”
パルマ ジベッロ村特産 パルマ黒豚外腿の生ハム ”クラテッロ ネロ”

↑余程の生ハム嫌いでなければ、誰もが虜に
させられる味わいである事間違いなし。
シェフに細断してもらって直ぐに口に入れた
時、手の甲で温めて頂いた時でまるで別物の
味わいになる生ハムはやはり食好きなら脳裏
に焼きつく程のインパクト。
他のお店ではそう簡単に真似できるものでは
ないだろう。

出来立て搾りたてのジェラート

↑この日たまたま隣に同席していた好奇心旺盛
な若手シェフからこれだけは下戸でも絶対
経験しておけと言われシレッと一口頂いた
貴腐ワインで完全に高橋シェフの虜。速攻で
貴腐ワインを追加オーダ。後にも先にも筆者は
これ以上、完璧なマリアージュを体験する事は
そうそうない事だろう。貴腐ワイン無しにこの
デザートは完成しない。

(参考)この日のペアリングワイン

お店の場所・予約方法

東京メトロ日比谷線 広尾駅1,2出入口から8分程度

予約方法:ネット予約

ネット予約:OMAKASE

予算(参考)

滞在時間:およそ3時間程度

フード&ドリンクペアリング 46,900円〜

注文した料理 フード&ノンアルコールドリンクペアリング、貴腐ワイン:1杯

会計:54,500円 (2022.04現在)

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