Comptoir Missago(コントワール ミサゴ) – 広尾・西麻布/フレンチ

東京都

ビストロ+ワインバー+
クラシックフレンチ

30代前半から何度訪問したのか分からないくらいに利用している広尾の日赤病院近くにお店を構えるフレンチレストラン。

ここ最近多いフレンチ、イタリアンの一方的なおまかせコースの押し付けは嫌だけど、かた苦しいグランメゾンでのアラカルトオーダは予算が高くなるからその中間的なお店がないかな〜という滅茶苦茶なワガママに見事に答えてくれるお店になる。

店内はカウンター席とテーブル席が用意されているが、個人的にはシェフとこんなもの食べたい、あんな物食べたいを相談できるカウンター席をおすすめしたい。

コースは全部で極みコースを含め4種類程ありシェフおまかせコースも美味しい物が揃っているのだが、それ以上に筆者が利用しているのは前菜、メイン、デザートをアラカルトメニューから自由に選べるブリフィックスコースだろう。

オーダする料理によってはコース料金に追加料金がかかる料理(注文する料理により追加料金は様々)もあるが、自分で自由にメニューを組み立て出来る融通の効く自由さは食後の満足度が高まる事間違いなしである。

名物は11月中旬から12月初旬頃に提供されるヒグマだろうか。追加料金もそれなりにかかるが、美味い。また最近はツキノワグマの用意もあり、脂ののり方が段違いに素晴らしい物であった。(当然だが、野生状態の熊が何を食べてきたのかによって脂の具合い、味わいが変わるため、常に同じ味わいのクマが用意できるわけではない。こればかりは運次第。)

デート利用やお一人様フレンチを気軽に楽しむのに適したレストランなので今後も定期的に訪問したいお店の一軒になる。

料理内容(参考)

ある日のブリフィックスコース

千葉富里とうもろこし”ゴールドラッシュ”
の冷製スープ

↑口に含んだ際にとうもろこしの実を遠くで
感じ且つとうもろこしの甘味旨味をたっぷり
と含んだ冷製スープ。最近のブリフィックス
コースの始まりはこの一品から始まる事が
多い気がしなくもない。

パテ・ド・カンパーニュ

↑メニューにない一皿の山形金華豚のパテ。
これは実に肉肉しい味わいのパテ。

パン3種盛り合わせ

↑ここ最近見るお店の盛り合わせスタイル。
フランスパン筆頭にどれも美味しい。

〜前菜〜
ズワイカニのクラブケーキ
白海老のフリット添え
[コース +550yen]

↑フィッシュスプーンでトロッと溶け出して
しまうカニの身詰まったクラブケーキに濃厚
ソースが美味。パテ同様、酒の肴。
カラッ、サクッとした富山白海老のフリット
がケーキと対照的な食感でこれまた美味い。

〜間の一皿〜
金目鯛のポワレ 夏野菜

↑焦がしバターソースが素晴らしい。
ソースが美味しいと感じるだけで料理の印象
がガラッと変わるのがフレンチの摩訶不思議
なところ。勿論、ポワレも美味い。

〜メイン〜
和牛ヒレ肉とフォアグラのパイ包み焼き
[コース +4400yen]

↑この日はやたらとパイ包み焼きをメインで
食べたかったので東京京橋のシェ・イノで
頂く味わいとはまた異なる美味しさの仔羊の
パイ包み焼き”マリアカラス風”をオーダ…、
したかったのだが、この日は無くそれに近い
料理をセレクト。この一皿もまた美味い。
肉の火入れ、フォアグラの口溶けは勿論、
パイの焼き、旨味加減、酸味甘味の程よい
ソースまで素晴らしいと感じた至高の一皿。
毎日食べたら胃が持たないが、フレンチの
良さはここに有りと再認識させる一皿である。

〜デザート〜
マンゴーパフェ
[コース +880yen]

↑マンゴーのピューレを詰めたトップの
黄身玉のような口溶けで口内にマンゴーの
旨味広がる一皿。コース料理の〆のデザート
としては十分に美味しいデザート。

ある日の極みコース

※年末から春先は日本料理店や鮨店あるある
痛風一直線(魚卵をふんだんに使った)コース

海老パン 愛知シロギスフリット

↑スペインバルで頂くタパスの一品をより
繊細に仕上げた海老パンとサクサクフリット
がシャンパンとの相性良く対して飲めない
筆者もスルッとシャンパンが口に入る一皿。

パン3種盛り合わせ

↑フォカッチャもシュー生地のようなオニオン
のパンも相変わらず美味。

香箱蟹

↑蟹、蟹、蟹とベースは蟹身たっぷりに敷き
香箱蟹の出汁とバジルで作ったジュレシート
の上からキャビアを盛った一皿。
口内モサっとする蟹身をジュレシートが旨味
を引き出すように包み極度に塩気を感じさせ
ないキャビアとのマリアージュにあっという
間にシャンパングラスが空いた一皿。

伊豆洲崎本鮪のカルパッチョ

↑日本料理のお造りを連想させる味わい。
鮪なのに不思議と口内サッパリとさせる不思議
な一皿。

帆立のソテー

↑添えられたホワイトアスパラガスと
ラディッキオはポアローヴィネグレットを
食しているような感覚の一皿。
旨味帆立と黒トリュフで贅沢な一皿へ。

虎ふぐ白子のリゾット

↑ポルチーニ茸のリゾットにナイフで割くと
溶け出す白子のハーモニー。

金目鯛 鮑

↑鮨店のつまみや日本料理店で味わう鮑と
鮑の肝ソースともまた異なる味わいに
鱗カリカリの金目鯛、さらに菜の花とこごみ
の素揚げに近い食感のフリットというより
天ぷらに近い味わいの一品が美味。

オマール海老

↑この辺りはシェフの得意とするジャンル故、
海老の火入れ、ソース共に美味いの一言。

佐渡牛

↑メインは年間30頭前後しか出てこないと
される貴重な佐渡牛。
脂がのっているけど脂っこくなく口の中で
自然と溶け大抵の肉であればこれだけの脂分
を含んでいると食後に胃にズッシリとくるの
だがこれは胃にすんなりと受け入れられる
なかなか体験できない食感と味わいの肉。
まさに極みコースのメインに相応しい一皿。
食べ歩いていればいる程にグルマンなら
感動する事間違いなしの一皿だが、たまたま
タイミングよく仕入れできただけで再訪して
も提供できるかどうかは分からないとの事。
添えられたスイートポテト状の繊細な味わい
の薩摩芋もまた相性良く美味しい。
これは記憶に残る味わいの一皿。

バスクチーズケーキと大人のキャラメルアイス

↑バスチーはサンセバスチャンのLa Viña
で頂いたバスチーに近い食感味わいのケーキ。
若干ビターなキャラメルアイスと共に美味。

お店の場所・予約方法

東京メトロ日比谷線 広尾駅4番出入口から徒歩13分程度
東京メトロ各線 表参道駅B1番出入口から徒歩13分程度

予約方法:電話予約又はネット予約

TEL:03-6427-3376

予算(参考)

滞在時間:およそ2時間程度
注文した料理 ブリフィックスコース、グラスワイン(白):1杯
会計:21,175円 (2023.07現在)

滞在時間:およそ3時間程度
注文した料理 極みコース、グラスシャンパン、グラスワイン(白):1杯
会計:45,430円 (2024.02現在)

error: Content is protected !!