東京の予約困難中華料理店
「フルタ」の原点!
店内、1階がカウンター席、2階がテーブル席の為、1名利用から複数人利用まで様々な用途で利用できる。オーナーは東京へ、現在は長男が2代目として店を引き継いている。
プリップリの海老がギッシリ詰まった春巻やタラの白子のピリ辛上海蟹味噌和え等の珍味系、サラッと砕けるフカヒレに繊細な薄味の酸辣湯あんかけが相性良い名物フカヒレステーキ等印象に残る一品が多くまた再訪したいと思わせる味わいであった。
そしてこちらの鮑のステーキ。志摩観光ホテルの名店「ラ・メール ザ クラシック」で提供されるフレンチ技法で作られる鮑のステーキのソースといい勝負をするかの如く、こちらの鮑のステーキのソースはまさに中華料理で鮑のステーキを表現したらこうなるであろう完成形なのではと思える一品であった。
噂では、東京の予約困難中華料理店「フルタ」とメニュー構成はほとんど同じとの事。長期間空席待をして1人1食10万円近い予算をかけて訪問するのであれば、こちらのお店に生涯通い続ける方が人生の幸福度がより一層増すように思うのは筆者だけだろうか。
料理内容(参考)
ある日の18,000円コース
サーモンのジャスミン茶の燻製
生雲丹実山椒のソース
↑食欲そそる香りの燻製サーモンと実山椒
との相性良い生雲丹ソースがたまらん。
これはご飯にのせて食べたくなる珍味系。
キャビアの冷製ビーフン
↑冷製ビーフンと一緒に欲しくなる塩気は
キャビアから。以前、四谷三丁目のはらまさ
で頂いた素麺に白子を混ぜた割烹でイタリアン
を表現した一皿のように、こちらは中華で
イタリアンを表現したと思えるような一皿。
白甘鯛、蛍烏賊、ピータンと春菊の春巻き
↑素材の持つ美味しさはそのままに表面
カリッと揚がった美味な春巻き。
毛蟹、鳥貝、帆立とピゼリの炒め
↑ピゼリの程よい甘味が蟹味噌や貝と相性良く
単なる魚介類をより上品にマイルドに仕立てた
一皿。これはスプーンが止まらなくなる。
フカヒレのステーキ
フランス産ホワイトアスパラの上湯餡掛け
↑口の中でホロホロ崩れるフカヒレも美味い
が薄く繊細な味わいの上湯餡が素晴らしく
最後まで餡を掬い上げたくなる旨味。
黒鮑の肝入りオイスターソースと青梗菜の
クリームソース 花巻
↑前回同様、こちらの肝ソースは中毒性の
ある病みつきになる味わいと感じた一皿。
店主にシレッと聞いたお話では鮑の肝に
オイスターソース、酒、砂糖、醤油で
仕上げたソースとの事。花巻で最後まで
掬い上げたくなる美味なソース。
フランス産子牛 リードボー
根セロリマッシュ
↑白子のような口溶けのリードボーが美味で
印象に残る味わい。根セロリマッシュと
子牛に甘辛スパイシーさを感じるソースで
こちらはフレンチを中華で表現したように
見えてくる一皿。
炒飯
↑食事は担々麺、葱ラーメン、炒飯、麻婆飯
から選択。この日は刻んだ桜エビが入った
風味豊かな炒飯。
杏仁豆腐
↑シロップ漬けのこのレベルの中華料理店で
あればどこでも遭遇する杏仁豆腐。
凍頂烏龍茶のシャーベット
↑ポットで注文した凍頂烏龍茶の味を感じつつ
シャーベットとしての美味しさも感じ取れる
当たり前だが口当たりさっぱりとした一品。
お店の場所・予約方法
JR東海道線 岐阜駅又は名鉄岐阜駅からタクシーで5〜10分程度
予約方法:電話予約又はネット予約
TEL:058-264-5811
※5000円以上のコース料理から予約可。単品アラカルト料理の提供もあり予約なしでも訪問可能となっているが、予約のお客様で満席の場合は先頭で開店待ちをしていても入店できない可能性もある為、要注意
駐車場:無
予算(参考)
滞在時間:およそ1時間半程度(ランチタイム訪問)
注文した料理:11000円コース、ジャスミン茶:ポット
会計:12,650円(2022.11現在)
滞在時間:およそ1時間半程度
注文した料理:18000円コース、凍頂烏龍茶:ポット
会計:20,680円(2024.05現在)