目指せ!早稲田一の薬膳中華
学生の街、早稲田に23年にオープンし最近話題となっている薬膳中華の一軒。気がついたらこちらのお店も今年だけで3度目の訪問となる。
店内はカウンター8席とテーブル席1組。25年11月現在は¥9,500のおまかせコースと追加料理の注文となる。入店時間はその日の予約状況により開始時間が前後。
提供ペースは比較的ゆっくりとしているため、時間に余裕のある日に訪問したい。
ドリンクメニューに一般的な中華料理店ではあまり見かけない変わり種がそろっていたりするのも面白い。
25年は土曜日の席は全て満席のようだが、それ以外の曜日は空席がある様子。極端に予約がとれないお店にならない限りは定期的に訪問したい一軒になりそう。
料理内容(参考)
ある日のおまかせコース
阿里山金萱烏龍茶

↑こちらのお店に限らず今年の阿里山烏龍茶は
茶葉の開きが良いのか比較的しっかりと香り
旨味が出てきてどこで頂いても美味しい印象。
お湯は三煎目まで、旨味の変化を楽しめる。
ミルク炒め ずわい蟹と銀杏

↑卵白と牛乳で仕立てたミルク炒めがなんと
まあ優しい味わい。若干物足りないと感じる
塩味をずわい蟹でカバーした一皿。スタート
からテンション上がる一皿。
叉焼

↑豚肩ロースの叉焼に夏目と桔梗の醤油漬け、
そこに新潟新米と添えた一皿。叉焼の火入れ
味付けは勿論、夏目と桔梗の醤油漬けがモロに
ご飯のお供となる醤油漬け。これも美味い。
ピノブラン2023 ピエールフリック アルザス

↑何度か訪問して提供されるコースから適当に
料理の味わいを邪魔しなそうなグラスを一杯。
さわらの揚げもの マスカットからしソース

↑淡白な味わいのさわらに結構本気な辛さの
辛子和えと甘味控えめなマスカットの合わせ。
ドラゴンフルーツ・杏仁・白きくらげ・
合鴨の養生スープ

↑季節毎に中身が変わるシェフの技が詰まった
一品。この日は空気が乾燥してきた時期に喉鼻
潤す材料を意識して作ったスープとの事。
繊細すぎるスープの味わいは勿論、この日
頂いたドラゴンフルーツはスープを邪魔しない
微量の甘味を引き出す冬瓜を食しているような
感覚を体験できた訪問する毎に感動ある一品。
富士酢、キッコーマン醤油、自家製辣油で調合
した味変酢を入れて楽しむのもまた美味。
東坡肉まんじゅう

↑甘辛ダレの東坡肉が入った王道まんじゅう。
梨しゅうまい

↑こちらはコースとは別の追加料理。
豚肉の中に刻んだ梨を入れた優しい果糖の
甘さが咀嚼でジワジワと感じ取れる焼売。
五目春巻

↑こちらもコースとは別の追加料理。
いつ来ても喉に刺さると痛い程にパリッと
揚がった食感の皮と餡のバランスが好印象。
大根とかじかの酢胡椒煮

↑刻んだ大根は酒のつまみになる味わい。
黒酢と胡椒で仕上げた魚のスープがまた美味。
牛ほほ肉ときのこの煮込み タロイモ餅

↑豆板醤を効かせた四川風煮込み。
大根餅のような食感引き出すタロイモが
面白い組み合わせ。
根みつばと黄ニラの湯麺

↑埼玉小麦を使用した自家製麺と上に炒めた
根みつばと黄ニラ。鶏豚スープが絶妙に
後引く味わいで美味い。
デザート

↑この日は生姜風味の牛乳プリンに柿と黒蜜の
ソースとドライフルーツとナッツを雛豆の粉を
使って包んだ焼菓子。これは次世代杏仁豆腐。
桃饅頭(蓮の実餡)

↑餡の味の引き出し方が毎度印象に残る。
2度目に訪問した時に頂いたデザートの
新潟スイカのシャーベットとココナッツミルク
とネパールピーナッツ饅頭でも感じたのは
四谷三丁目にある和中華の名店の弥七のコース
で頂いたデザートと非常に近い繊細な味わい。
今後もますます楽しみな一軒となりそう。
薬草酒

↑デザート注文時にふと目に入った薬草酒が
気になりマダムお任せで一杯。
繊細な味わいのデザートを邪魔しないこの
一杯は量飲めない筆者であっても最高の
締めくくりとなったのは言うまでもない。
ご馳走様でした🙏
お店の場所・予約方法
東京メトロ東西線 早稲田駅3b出入口から徒歩6分程度
予約方法:インスタDM予約(2ヶ月先までを目安に予約受付)
インスタ公式ページ:https://www.instagram.com/kyuuu_waseda?igsh=MWRrY3Fwbm1xbXcxaA==
予算(参考)
滞在時間:およそ3時間程度
注文した料理 おまかせコース、追加料理:2品、追加デザート:1品、阿里山烏龍茶:ポット、グラスワイン(白):1杯、薬草酒:1杯
会計:14,000円 (2025.11現在)